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2021年03月27日18:50

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皇位継承・・・

 政府は、先日の23日、
 安定的な皇位継承策を議論する有識者会議の初会合を開催しました。
 現行の皇室典範は、
 父方に天皇の血を引く男系男子が皇位を継承すると定めています。
 このため、現在の皇位継承者は
 1秋篠宮様、2秋篠宮家の長男・悠仁様、3上皇様の弟の常陸宮様の3人だけです。
 こうした状況の中で、どのように皇室制度を維持するかを議論し、
 有識者会議がまとめる論点整理を踏まえ、政府が具体策を検討するとの事です。
 論点としては、
 皇位継承資格を女性皇族に広げるか、
 女性皇族が結婚後も皇室に残る「女性宮家」を認めるかなどが主な論点となり、
 戦後に皇室を離れた旧宮家の男系男子孫が復帰する案の是非についても
 検討するとの事です。

 歴史的に見た場合、
 飛鳥時代の推古天皇以来、10代8人の女性天皇がいました。
 最も新しい女性天皇は、第117代の後桜町天皇で、
 江戸時代の天皇です。

 現在の天皇陛下は上皇様の嫡出子で、秋篠宮様はその弟です。
 昭和天皇と香淳皇后の間に、上皇陛下とその弟の常陸宮様がいます。
 更に、大正天皇とその貞明皇后の間には、
 昭和天皇の他、秩父宮、高松宮、三笠宮と男子のお子さんがいました。
 その前の、明治天皇には、大正天皇と言う男子のお子さんがいましたが、
 この大正天皇は明治天皇の正室、
 一条美子(はるこ)(後の昭憲皇太后)のお子さんではありません。
 明治天皇に男子が恵まれなかったため、
 明治時代には権典侍と呼ばれる側室が置かれ、
 その中の柳原愛子(なるこ)が大正天皇の実の母親です。

 これまで、皇后(即位前には皇太子妃)が男子を産むことは、
 それほど普通のことではありませんでした。
 歴代天皇の内、半数近くは側室の子と言われています。
 近年まで、医療水準が低いため、乳幼児の死亡率が高かったですから、
 皇室のみならず家の存続のために、
 側室を置く事は公然と認められて来ました。
 しかし、現代社会において、皇室に側室を置く事が認められる事ではありません。
 皇后に男子が生まれるかどうかと言う偶然に制度を委ねる事は、
 いつまでも安定はしないような気がします。

 皇位継承の問題では、
 保守派の人々から根強い男系男子の継承が主張されています。
 それが本当に合理的なものなのかは検討すべき事だと思います。
 男系でなければダメだとの議論は明らかに男女平等に反するような気がします。

 現在の皇室制度は憲法で定められてはいますが、
 憲法全体の基本的な考え方すると例外的な制度です。
 その存置についての国民的な議論が、そろそろ必要なのかも知れません。


【今日の一句】
 皮下脂肪 落とすためだと なでてやる

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