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2021年04月15日14:08

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読書感想文シリーズその1289「後宮の烏 第5巻」

「後宮の烏 第5巻」
白川紺子
集英社オレンジ文庫
2021年4月15日読了

[集英社による内容紹介]
https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-680353-3
高峻は寿雪を救い出すため、もっとも険しい道を選び、進んでいく。初代烏妃、香薔の過ちをただすこと。すなわち、香薔が烏妃のなかに閉じ込めた烏漣娘娘を解放すること。この秋、宮中は慶事に沸いた。同じ頃、先の騒動の影響で夜明宮は、ひっそりと静まり返っていた……。烏妃はひとりで在るもの。先代、烏妃の戒めが、寿雪の胸を刺す。それでも周囲には九九や温螢、淡海たちがいる。寿雪は、抱えたものを守り通すため、烏妃として突きつけられた切ない運命に対峙することを決意して――。
笑う女
黒い塩
烏妃の首飾り
破界
互いの思いが重なる時、歴史が動く……。シリーズ続々大重版、圧倒的中華幻想譚。激動の第五弾!

[読書感想文]
この巻は,紆余曲折のあったストーリーを締め直す役割をきちんと果たしたようでたいへん満足なのであった...かな.クライマックスに向けて,いい感じの下拵えができたんじゃね? まぁ,せっかくの初代渾身の禁術が,先代の返しがあったとはいえ,当初の勢いの割に腰砕けに終わった感じなのが,些か画竜点睛を欠いたようにも思うけど,全体のバランスを考えれば,ナシ寄りのアリかも.これの最中で引かれても,それはそれで困るしさ.
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