【日常】【天文】この間の天体写真

★こんばんは。毎年誰からも貰えないので自分でちょっと上等のチョコレートを買って食べる行事になっていたバレンタイン・デーを、今年はその存在すら忘れてフツーに過ごしてしまい、今日慌てて西友で売れ残っていた詰め合わせを買って食べている哀しい男、かま猫です。

★2月に入ってからはけっこうなんだかんだあったのだが、日記に書くタイミングがうまく取れずにいた。今日はこの間撮った天体写真から2枚。

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1枚目はこちら。オリオン座の三ツ星の一番左、アルニタクのすぐ近くにある星雲、NGC2024。その独特の姿から「燃える木」、「火炎星雲」などのニックネームで呼ばれます。画面の明るい星がアルニタク。よく見るとこのアルニタクの右下から下の方に、赤く淡い星雲が写っているのが分かるかと。こちらはIC434という番号がついていて、さらに下の方には有名な暗黒星雲「馬頭星雲」があります。馬頭星雲とこのNGC2024をセットで撮るのが天体写真の定番構図。せっかくの明るい星雲なのに、いつも馬頭星雲の「おまけ」扱いされていて、割とかわいそうな星雲です(笑)。今回はちゃんと主役として撮ってあげました。

撮ったのは2月3日。この晩は透明度がよくて会心の写りです。何年かぶりに「これはいいのが撮れたわ」と思える出来になりました。

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それからこっちはおとめ座の銀河、M90。「おとめ座銀河団」という、なにやらアイドルグループにありそうな、この辺に無数に散らばっている銀河の大集団のメンバー。Mナンバーのついた天体は一応全部撮っているのですが、いくつか納得いかない出来のがいくつかあって、これもその一つでした。今回の撮り直し分はだいぶ良くなり、これなら「OK」が出せる程度にはなったと思います。

撮ったのは2月13日の深夜。あの地震のあった晩です。望遠鏡に機材を取り付け、対象が十分な高度になるのを待っている間に揺れがきました。ここでの震度は3で、棚のものが落ちるほどではありませんでしたがけっこう揺れました。すぐにテレビをつけて情報収集。震源が福島沖ということで、そっちの施設や天文仲間のことが気がかりでしたが、とりあえず津波の心配はないということでちょっとだけ安心。少ししてから設定・調整をしてそのまま撮影に入りました。早く撮影を始めていたらやり直しになるところでした。