mixiユーザー(id:356920)

2021年01月23日17:50

111 view

藍より青し(カバー曲の話)

原曲より好きなカバー曲がいくつかある。

一等好きなのは、
「タイム・トラベル」/スピッツ(原田真二)
これはもう、本当に好きで。
スピッツの全曲から作ったマイベストCD-Rにもスピッツのオリジナル曲を差し置いて選んでいる。
ただこれは単純に楽曲の妙で、アレンジもオリジナルと大きく変わらず、単にぼくが原田真二より草野マサムネの声の方が好きというだけだ。
収録の「おるたな」では、
「初恋に捧ぐ」もスピッツのカバーの方が好きだ。

それから、
「A面で恋をして」/原田知世(ナイアガラ・トライアングル)
大瀧詠一はカレンとか君は天然色が好きでこれはあまり聴いていなかったのだけれど、秋にリリースされた原田知世のカバーを聴いて、これはめちゃめちゃ良い!と、オリジナルも即購入した。
だけどやっぱり過去の自分の印象は正しくてオリジナルは原田知世を超えていなかった。
この男っぽさ満点の歌詞を女性の原田知世が男である自分だけに向けて歌ってくれていると勘違いして聴くととても良い感じだ。

他にも挙げてみよう。
「風をあつめて」/My Little Lover(はっぴいえんど)
はっぴいえんどトリビュート随一のカバー。
2002年当時エアチェックしたMDをよく聴いていた。
はっぴいえんどのスローな風をあつめてがあまり好きになれずこれをテレビで初めて聴いた時は、こっちがぼくの風をあつめてだ、と勝手にオリジナル認定した。
ちなみにはっぴいえんどトリビュートは発売の翌年、もったいないと思いつつもこのマイラバの風をあつめてのためだけに西武新宿のペペにあったレコファンで確か中古購入したのだけれど、
「花いちもんめ」/青山陽一 featuring 鈴木茂
「風来坊」/デイジー
もオリジナルを超えて好きだ。

「Blue Shinin' Quick Star」/ エイプリルズ(Flipper’s Guitar)
これはオリジナルを超えていない!
なぜなら星の彼方へはぼくがフリッパーズギターで一番好きな、というか、ぼくの持つ約7500曲のうちでも10位以内に入るくらい好きな曲だからだ。
だけどエイプリルズの星の彼方へも400位以内には入っているので紹介したい。
オリジナルよりかなりアップ・テンポでピコピコ、キラキラした仕上がりで宇宙感がある。
フリッパーズギターのトリビュート盤には他にも、
「3 am OP」/risette
「Camera full of kisses」/haccisclover
の2曲が同じく400位以内には入っているけどぼくは基本的にフリッパーズギターが好きなのでオリジナルは超えられない。
どちらも収録アルバムの「The Sound Of SOFTLY!」にちなんでいるのかどうか知らないけれどオリジナルよりソフトな仕上がりだ。女性ボーカルの柔らかさも良い。

「田舎の生活」/LOST IN TIME(スピッツ)
これもフリッパーズギター同様、ぼくがスピッツをとても好きなのでオリジナル以上のカバーの存在は有り得ないような気にもなるのだけれど、そんなことはない。
これは完全にスピッツ版を超えている。
オリジナルよりアップ・テンポでロックなアレンジになっている。ボーカルの声質もあってひどく切ない仕上がりだ。
ちなみにこっちはオリジナルを超えていないけれど同じトリビュート収録で、
「空も飛べるはず」/ぱぱぼっくす
これも400位以内に入っている。
女性ボーカルでややスローなアレンジはとても牧歌的だ。

「愛しのロージー」/SOON(松尾清徳)
これは松尾版もとても良くてどっちが好きか判断に迷う。
SOONのカバーはロックなアレンジなのでカッコいい仕上がりで松尾オリジナルはどこかキュートさもある。
”水色のバルコニー グランメールは届かない”の歌い方がオリジナルもカバーも特に良い。

洋楽のカバーからも1曲。
「Pictures of Lily」/’else(The Who)
アップ・テンポで軽快なアレンジ。
アップ・テンポのアレンジの方がぼくは好きなのだろう、多分。
Whoがこのアレンジで歌ったらもっと好きになるかもしれない。

最後に解説はしないけれど他のオリジナルを超えてはいないかもしれないけれどとても好ましいカバーをいいくつか。
「赤い電車」/anonymass(くるり)
原曲の雰囲気を壊さず、原曲に似ていそうで似ていない微妙なアレンジが好きだ。
「グリーングリーン」In the Soup(小学校の時の合唱)
ワン・ツー・さん・し!ロックな仕上がりで真剣10代しゃべり場を思い出す。
「なごり雪」/LIFE RECORDERS(いるか)
歌詞が男性目線なのでとても合っている。高岡慎太郎の歌うロックはとても切ない。
「木綿のハンカチーフ」/椎名林檎(太田裕美)
松崎ナオが女性パートを歌うデュエット。
松崎ナオのはかなげな声でこの詞を歌われると詞中の恋人に、お前よくこの子を捨てられたな、と思う。

2 13

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年01月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

最近の日記

もっと見る