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2020年12月20日23:28

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M-1グランプリ2020

まずはマヂカルラブリーおめでとう!私が昔から好きで、単独ライブや企画ライブまで行っていた芸人の中で初めての優勝者かも知れない。なので、優勝が決まった瞬間、爆笑しつつ泣くというワケの分からない感情になってしまった。
だって、漫才の大会でマヂカルラブリーが優勝するって思ってなかったんだもの!KOCならともかく。(因みに彼らのネタの笑いの神様のコントは最高!)
しかも、1本目にやった“フレンチ料理”のネタ、私、死ぬほど好きなんだ。数年前に観た単独ライブでやったネタなので、私の日記を遡るとレポが出て来る。本来はもっと長いネタで、もっと店内で色々なコトが起きたはず。それを4分に凝縮していた。シェフの心臓を掴みだす意味の分からなさ。最初の窓ぶち破って店内に入るところから、ライブの時も爆笑した。村上氏の「終わり―」の言い方も上手いんだ。「終わりー…じゃない!」ってやつね。

2本目が電車。最早野田氏はほぼ喋らない。喋らない漫才。個人的に浮いてGがかかるところで笑い死に。「こういう(乱高下)ところを走ってるの?」と言っていたが、結果宇宙に行っていたんだね(笑)。
そして、私は野田氏を観る度、昔から「インド人の美少年みたい!」と思います(笑)。彫りが深い顔なんだろうけど、何かインド人っぽいって思っちゃうんだ。

もうね、今までのコトが走馬灯のように浮かんでは消える。野田スクールクリスタル(野田氏の企画ライブ)面白かったなとか(これも日記を遡るとレポがある)。あれ、OPテーマ曲が有頂天の『学校へいこう』で驚いたなとか(そこ?)

野田氏の最後のコメント。「最下位を取っても優勝出来ます。」はちょっとウルッときたなぁ。

いつも書いてしまうコトですが。私は、漫才や小説、絵画、音楽等の表現物に点数を付けるのが嫌いです。何故なら、個人の趣味嗜好が多く反映される表現物に点数を付けても無意味だと思うからです。モネ、カラヴァッジョ、ダ・ヴィンチ、ピカソ、ミレー、ゴッホ、ダリこれらの絵を並べて「さあ、点数を付けなさい」と言っているようなモノだと思うから。この順位決めを日本でやれば、印象派好きな日本では、モネが1位になります。でも、ヌードと血が出てる絵が好きで、明暗がハッキリしてる絵が好きな私はカラヴァッジョを1位にする。モネは最下位です。それだけのコトです。
青木繁の絵『わだつみのいろこの宮』。この絵は、青木が展覧会に出した時、3等末席しか取れなかった。失意のうちに青木は田舎で死んだ。でも、今はこの絵、どうなってます?重要文化財になってるじゃないですか。この時特等を取った絵は忘れられてしまったのに。表現物の評価ってこのように、その時で変わるのです。
なので、「私は見取り図が好きだった」や「俺はオズワルドが1番だったのに。」や「錦鯉が1番面白かった」という意見はあって当然、なくちゃおかしい。でも、自分の趣味嗜好と違う結果だからと言って、芸人に罵詈雑言を言うのはやめてね!と。

こういう大会で1番の意義は、ゴールデンタイムで芸人の本業であるネタが出来、知らなかった芸人が皆に知られ、彼らに仕事が増え、彼らが思う芸人としての成功をするコトだと思うのです。去年のミルクボーイやぺこぱのように。

インディアンス 田淵氏がとても楽しそうにやっていた。田淵氏っていつも何処か心に闇があるのかな?という感じがして、私はそれが嫌いではなかったのだけど、今回はそれを感じなかった。余裕があったのかな。彼らはアドリブのように見える部分も全部台本なんだね。「シュウペイで〜す」も台本通りなのか!

東京ホテイソン あのネタは彼らの発明だよね。もっと整理されると綺麗に纏まるんだと思うよ。アンミカのドラゴンが出て来たで笑った。てか、たける氏があの言葉を噛まずに言うところでまず「スゲエ!」と思ってしまうんだが。

ニューヨーク 彼らはブラックなネタの方が映えるんだなぁと改めて思う。微妙な軽犯罪が気になって主軸が全然入ってこないネタ。塙氏が「新たな時事漫才」と言っていてなるほど!と思った。不倫も入ってたしね。てか、人妻とデートするのに、車じゃなくて自転車でニケツなんだね!(笑)

見取り図 私は1本目の痛いマネージャーのネタの方が好みだった。車がなくてずっと歩かせていたのが気になったのだが、ちゃんと途中でツッコんでくれた(笑)。「大御所はなるべく地面から離せ」というツッコミが面白く美しい。
2本目のネタも良かったけど、私はもう一捻りを期待してしまったらしい。でも、マロハ島は笑ったな。というか私も「そんな島あったっけ?」ってなってたし。

おいでやすこが おいでやす氏が、あまりにおいでやす氏のままで驚いた。ちょっと何かを変えるのかと思ったが、なるほど、確かに技術じゃ漫才師には勝てないもんね。自分達のキャラを出す作戦にしたのか。
冒頭の「寝て起きたら漫才師しかなくなってました」が本当にな!って思ったよ。何であんな直前で言ったのだR−1。私はこちらも1本目の方が好みだったかな。知ってる歌かと思ったら悉く知らない歌になっていく。唯一正解の『さよなら』は盛り上がらない(^_^;)。おいでやす氏、本当に血管切れるんじゃないか?ってくらいツッコンでいたな。

オズワルド やっぱり好きだなオズワルド。巨人氏は「もっと大きな声で」と言っていたが、私は、伊藤氏はあまりテンションを上げない方が良いと思う。私はネタを温度で観る癖があり、オズワルドは私好みの温度の低いネタをしてくれる。それで安心する。口の中の雑魚寿司に笑った。てか、雑魚寿司って何?初めて聞いたぞその言葉(笑)。名前が結果“ひきにき”になってしまうのも好きだった。

アキナ 私はアキナはコントの方が好きなんだ。今回のネタも「コントで観たかったな」と思ってしまった。演技が上手すぎてしまうってのもあるのかも。

錦鯉 まさのり氏は元マッサジル。そして、立川の某牛丼屋のバイトのシフトリーダー(笑・今もそうなのかな?)若い人の中に49歳のまさのり氏がいるだけで、もう面白いは!!(笑)錦鯉の漫才は、ボケとツッコミではなく、バカとツッコミ。もっとまさのり氏はバカで良かったんだと思う。でもやっぱり面白かったし好きだった。何気に「777」「揃ったじゃねえか!」が好きだった。リーチじゃねえ、フィーバーだ!因みに、無双状態になった時の錦鯉のパワーは凄いよ。

ウエストランド 彼ららしい、捻くれ悪口漫才。可愛くて性格の良い子はいないし、漫才はモテなかった奴が復讐の為にやっている。「お笑いが好きな子は、仲良しコント師が好きなんだよ。その仲良しコント師の悪口を言ってる奴がモテるか!」は笑いつつも真理だと思った。松本氏が言うように、もっと貫いても良かったのかも。

漫才師の1番恰好良い姿は、やっぱり漫才をやっている姿だと思う。サンパチマイクの前にスッと立つ姿は、どんな漫才師も恰好良い。これからも恰好良く、人を笑わせて下さい。

最後に一言。今回1番盛り上がったのは、間違いなく上沼さんがマヂカルラブリーの点数を付ける瞬間だったと思うよ!上沼さん2017年のコト、すっかり忘れていたケドね!!

『M-1』王者はマヂカルラブリー 3年前の“上沼酷評”乗り越え過去最多5081組の頂点に
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=6350014
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