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2020年12月04日21:15

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Seed Mouth関連の3タイトルが再発!

Seed Mouth関連の3作品が12月10日にSuezan Studioからリイシューされます。
その中の1枚、種口裕人『1982-1986 初期作品集』は私が解説を寄稿させていただきました。
Suezan Studioメーカー直販は3タイトルセットのみの取り扱いで、特典CD-Rが付いてきます(バラで買いたい方は、アマゾンで購入可能)。

http://www.suezan.com/newrelease#seedmouth

このCD-Rには、80年代に新潟のウッディというライヴハウスで種口さんがグラスのメンバーをバックに歌った音源が収録されています。
この音源は、私が種口さんから貰ったCD-R音源です。
2008年に、種口さん、小倉純一、佐藤信昭の3人で種口裕人ユニット名義で無力無善寺でライヴをやる時に。
この時のライヴは小川京子さんも出演していて、ガリノイズも出てます。
小倉さんは当時はガリノイズのメンバーではなかったんですが、1曲ゲストで弾いてもらおうとお願いしたら、結局、全曲弾いて、後にメンバーになったと。
種口裕人ユニットは、翌年にSeed Mouse名義で無善寺でライヴをやるのですが、直後に種口さんがメンバーに断りもなく勝手に解散宣言をします。
私と小倉さんは、それをmixi日記で知って。
『レッド』リリース直前にキング・クリムゾンの解散を宣言したロバート・フリップに対して、ええ〜〜っ!マジで!状態だったビル・ブラッフォードとジョン・ウェットンのような気分でしたわ。
元々、種口裕人ユニットは今回再発される『1982-1986 初期作品集』の元となった2006年リリースの『躁鬱歌曲集』に収録された種口さんの新潟時代の曲をライヴで演奏するというコンセプトで結成されたのですが、種口さん自身が本番でボロボロだったりとか、いろいろ問題があったのですが。
種口さんは新潟にいた頃に作った自らが歌う曲を長いこと封印していました。
私は、種口さんちに遊びに行った時に、彼が話してくれた当時の思い出話と一緒に、それらの楽曲を聴いてたんですね。
Seed Mouseを解散するという日記をmixiで種口さんが書いた時、メンバーの小倉さんが、後に楽曲を何らかの形でカヴァーさせてもらうかも、というコメントを寄せてたのを、よく憶えています。
それは、2010年に実現します。
種口さんの追悼ライヴで。
無善寺でのSeed Mouseのライヴを中川一郎さんが観ていて。
中川さんは種口さんが生きていた頃の最後の前衛行為音楽祭に参加していて、追悼ライヴで「ひとのかなしみ」を中川一郎+ガリノイズで演奏しました。


この日のライヴでは直江実樹がリードヴォーカルを取り、種口さんの「天使の声」をガリノイズでカヴァーしています。


Seed Mouth作品のリイシューが今後も続くことを願って。

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