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2020年11月21日21:17

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コロナ感染とトリアージとポピュリズム

昨日、千葉中央駅に向かって京成船橋で乗り換えたが、成田空港方面への乗客でかなり混雑しているのには驚いた。そういえば今日から3連休で、新型コロナ禍での感染者数が毎日、更新している最中の「GO TOキャンペーン」とかで、ウィルスの拡散・持ち込みを、政府が先頭になって奨励していたのだった。私はもうすぐ74歳の高齢者で、脊柱管狭窄以外の高血圧、肝硬変などの基礎疾患をかかえている身なので、いったんコロナに感染したらもうそのまま「アウト」だと思っている。だから今通院している内科・消化器内科・整形外科に行くときも、院内で感染しはしないか、ビクビクしている。買い物に外出するときも、他人はすべて「感染済み」で、ただ発症していないだけと考えるようにしている。マスクは必ず付けていくが、マイクロウィルス飛沫は要するに空気感染するので、エレベーターや通勤時の電車の混雑の中ではマスクも無意味だと思う。そういう心構えでいても、昨日などは弁護士さんとおもわず夢中になって立ち話をして、気づいたら弁護士さんのマスクがあごのあたりにあって、ゾッとした。最近買った「『生きるに値しない命』とは誰のことかーナチス安楽死思想の原典からの考察」という本には、新型コロナ感染が世界中で広がり、医療崩壊の危機に直面した国や地域では「トリアージ」に直面したという。「トリアージ」とは戦場で負傷した戦闘員の治療の順番を決める方式のことだが、この方式が医療現場に導入されたという。つまり生きるに「価するいのち」と「価しないいのち」とに選別され、私のようなリスクを抱えた高齢者や一部の障害者には最初から人工呼吸器をつけないか、または取り外して他に回すということが行われたという。日本でも、もう行われているのか、どうなのかはわからない。しかし「れいわ新撰組」公認の議員候補だった人が、そういうことを公言し、荻上チキさんがその発言を文字起こししてくれた。荻上チキさんは、「れいわ」のようなポピュリズム政党には要注意と言っているが、その通りだと思う。ポピュリズムとは社会学辞典によれば、社会変動に直面して、どのように対処してよいかわからない「大衆」を、カリスマ的リーダーシップによって地位の安定・生活向上を旗印にして動員する政治運動ーとある。「カリスマ的リーダー」の情念がどう転ぶかによって、現在の様相もコロリと変貌するわけだ。
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