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2020年09月20日08:22

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(転載)報道されぬ米抗議デモの瀬戸際ー5


では、このような悪循環は今後どうなるのだろうか?どこかで循環の連鎖が止り、正常な方向への逆の動きが始まるのだろうか?

いいや、そうならないことは明らかだ。3か月後に迫った大統領選挙に向けて、この悪循環はさらに強化される可能性のほうが高い。

それというのも、左派系の「BLM」と極右のトランプ支持派との対立と憎しみはあまりに大きく、妥協する余地などまったくないからだ。両者にはそれぞれ自動小銃で武装した集団が加わっており、両者の対立による銃撃戦が複数の大都市で起こるのは、もはや時間の問題になっている。

すでに両者の小競り合いによる死者は、ウイスコンシン州、ケノーシャ、オレゴン州、ポートランド、そして、シカゴ、シアトル、ニューヨークなど各都市で発生している。すでに3カ月前の6月初旬の段階で19人が死亡している。

「BLM」の抗議運動が拡大し、トランプ支持の極右との対立が続く限り、銃撃戦は規模を拡大させながらさらに多くの都市に広まって行くことだろう。もちろん、ほとんどの「BLM」運動は平和的に行われている。しかし、そうしたデモにトランプ支持の武装した極右が発砲したり、デモ隊に車で突っ込んだりする事件は多くなっている。

いずれかの時点で、規模の大きな銃撃戦が複数の都市で起こるのは時間の問題かもしれない。

全米各地で内戦勃発へ

特にいまの状況は、「法と秩序」の維持をスローガンに選挙戦を戦っているトランプには有利に作用している。いまは民主党のバイデンは7ポイントほどリードしているが、この状況が続くと、バイデンとトランプは接戦になる可能性も大きい。

今回は郵送による投票も許可されている。アメリカの郵便システムは非常に効率が悪い。宛て先に届くまで何日もかかるのが普通だ。11月3日の選挙では、最終結果が出るまで8日以上はかかるのではないかとも見られている。もしトランプとバイデンが接戦であれば、この間に両者が勝利宣言をしてしまい、収拾がつかなくなる可能性も出てくる。

もしそうした状況になったのなら、全米の複数の都市で、武装した一部の「BLM」とトランプ支持の極右の間で本格的な銃撃戦が起こることも考えられる。これはもう内戦と呼べるような状況だ。

これは、いまの時点では極端な予測に聞こえるかもしれない。しかし、先に説明した悪循環の連鎖が止まらない状況を見ると、現実にならないとはいえないのではないかと思う。選挙まで2カ月を切った。本当に注目しなければならない時期になった。

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