岡田惠和曰く朝ドラは冒険だ！

脚本家の岡田惠和先生が朝ドラひよっこのシナリオ集にインタビューの談話を寄せていて、朝ドラ連続テレビ小説ほどちょっとした冒険を許してくれるドラマ枠はないとの旨を話されていた。
そうか！ある意味朝ドラは冒険なんだなあと感心してしまったものだ。そういう意味で岡田惠和先生の好敵手で基本的にはコメディの書き手なはずの遊川和彦先生の冒険の過ぎたちゅらさんのオルタナティブを狙ったとされる朝ドラ純と愛もノベライズがあるのだからそれくらいでも楽しめるような切っ掛けを掴ませてくれた岡田惠和先生の慈悲深き慧眼には感謝したいものだ。
それこそ基本的に明るい空気感のする爽やかな岡田先生の朝ドラちゅらさんの続編含めた全シリーズのノベライズも、おひさまのノベライズも、ひよっこのノベライズもともかくフルコンプはして、歴代の他の朝ドラをまた懐かしめたものならば未来のいまだに書けない作家からまだ抜けられねでいる知的生活者たる自分への心慰みには多少なりはなろうにとは思う私だ。

それにしても内館牧子先生のNHKドラマと民放ドラマでの脚本作成の違いは如何なものかとは思う。断然内館牧子ドラマはNHKの作品がお気に入りだ、ひらりも私の青空も基本的には朝ドラだから爽やかな風が薫る素敵なドラマだった。たまには書庫からひらりのシナリオ文庫を取り出して両国五丁目界隈にまた舞い戻れたらとかも考えたりしてしまう私だ。