娘たちが服を買いたいといい、自分は居間のTVが壊れたので買い替えをどうしようか迷って、とりあえず価格帯がどんなものか、各務原イオン内のジョーシンへ見に来た。
ちょうどお昼時、昼ご飯を食べてからにしようかと、何にするか1階のレストラン街をウロウロして決まったのが牛タン専門店の「伊之助」。
メニューを見ると、どれも結構良い値段がする。安い価格帯で自bンは何にするか迷った末に牛タンではなく、牛カツ定食。タンよりも普通の肉が良かったのでこれ。肉量は90と180のグラム数があり、当然、お手頃990円(税別)の90グラム。
「やっぱりステーキ」だと200グラムとかの赤身を食べるので90グラムのカツでは少ないだろうと思っていたが、出てきたカツを見ると案外大きく見える。まあ、衣の部分がああるから多少はね。
家族は牛タン料理を頼んでいたので、奥さんに1切れもらったら、あら、牛タンは意外に固い。噛み応えがあるのでちょっと自分には辛いなと感じた。
対して自分の牛カツはと言えば、かなり柔らかい。脂身も殆どない赤身がレア気味でカツになっている。牛タンの固さと比較して柔らか過ぎないかと思うほど。
白飯は麦入りなので結構ポロポロしていて食べにくいが麦の匂いなどは殆どしないし、食感も全く気にならない。
カツには塩・醤油・ソースと付いているので試してみた。カラシではなく山葵が付いているので試した結果、やっぱり醤油がベストだった。
塩は味がぼんやりしてしまったし、ソースはウスターソースなのか酸っぱいソースの味だけになってしまった。
山葵を多めにカツに付けて醤油でいただくカツ、そして追いかけるように掻き込む白麦飯。美味い。
そしてこの店、白菜やキュウリのお新香がたっぷり付いてくる。塩の効いたお新香を箸休めにカツと白麦飯。
その合間に牛テールスープを飲むと、これまたあっさりした味わいながら牛肉の出汁がよく聞いているので口の中が一新されて次の一口を楽しむことができる。
テールスープの中に何切れか肉片が入っているが、当然これはテールの肉なのだろう。この肉片を食べると、同じ牛肉でもカツの肉とは違う、少々クセが感じられる風味がする。肉片でもスープにするだけあって酷く柔らかく煮込まれている感じがする。
ここはご飯・スープ・お新香が食べ放題なのだが、お新香は最初から量が多いのでお替りする必要は無かったし、スープも普通の大きなお椀位の量なので1杯で十分だった。
ただ、白麦飯は美味しくて量が食べられるのでお替りした。自分が好きな映画に「刑務所の中」というのがあり、日本の刑務所に入っている人間の食事事情が演じられているが、その中で米7麦3の飯が美味いと言っている。確かにここ「伊之助」の白麦飯も、麦の割合は3もなく2か1.5位だが美味い。
バクバクと食べているうち、カツよりもこのお新香で白麦飯を食べている感じとなり、最終的にカツが一切れ残ってしまった。
カツにのみ付いてくるキャベツには最初にレモンを絞っておいて、途中で口をさっぱりさせたいときに食べる。これにはソースはかけないでレモンだけで食べる。
たった90グラムと思い心配したが、満足できた。できればテールスープでなく、赤出汁味噌汁で食べたかったが、それは贅沢というものだ。ご馳走様でした。
ログインしてコメントを確認・投稿する