mixiユーザー(id:24710353)

2020年07月16日10:09

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映画レビュー:ソウ ザ・ファイナル

ついにファイナル!
でも原題は「SAW 3D」でファイナルついてないんだけどねー


冒頭、ゼップ…!? お前、死んだはずでは…?
と見せかけて実はゴードン。
1から長らく生死不明(普通に考えれば出血多量で死んでる)だったゴードンが生きていた!

そして、またいきなりゲーム。
ビル(デパート?)の前の広場にあるガラス張りの小屋で若者2人(知り合いらしい)が電ノコの横に固定されている。
例によって攫われてきたようだ。
いつもと違うのは部屋の中ではなく、屋外(いや実際は室内だけど)なので観客がいっぱいいること。
不審に思う通行人に人たちだが彼らに見せつけるようにゲームスタート!
天井の覆いが外れて中から縛られている若い女(2人の知り合い)が出てくる。
半裸でちょいエロい。観客へのサービスかなー?

通行人の女がガラスを割ろうとするが硬質ガラスみたいでまったく割れない。
そうしていると三輪車に乗った例の人形が現れてゲーム開始を宣言する。

女は“匂わせ女”だった!
男2人に思わせぶりな態度を取って貢がせていたらしい。
そのために男たちは法も犯したと。

そんな偽三角関係の3人に対するゲームは各人の目の前にある電ノコを押し合って相手を60秒以内に殺すこと。
元々仲の良くなかった男たち2人は当然、電ノコの乗った台を押し合う。
有利なほうを煽る女。
女のその態度を見て切れた男たちはまず女を殺すことで団結する。

そこに駆け付ける警官たち。
その警官たちが見ている前で女は真っ二つに!
妙にピンクの血は何かの対策なんだろうか…?
あと3D映画らしく、死体がムダに画面に向かって飛んできます。

ここでようやく前回からの続きのシーン。
ホフマンが機転を利かせて助かったのを見たジルは慌てて逃げ出す。
腕と顔を怪我したホフマンは治療のためにアジトへと戻り、そこで前回のゲームのニュースを見る。
7人生き残ったとのことだけど、第2のオバハン、第4の女2人、人質だった3人の6人じゃないっけ? 第1と第3は相手死んでるし。うーん…

怯えたジルは警察に駆け込みギブソンという刑事にホフマンがジョンの共犯であることを自分の身の安全と引き換えにバラす。

場面変わってテレビでは知らない男がジグソウのゲームからの成功者として脚光を浴びていた。
ゲームの内容を聞いてもピンと来ないから普通に新キャラのようだ。
一瞬、ゼップ?と思ったのに…

テレビで事件を熱く語る男:デイゲン。
撮影は無事に終わったが台本と違うとクレームを言う広報担当の女。
アメリカでも当然のように台本あるんだなー

警察署から出てきたジルはいきなりホフマンに攫われる。
…警察のセキュリティどうなってるの…?
十字の尖った刃の付いたデカい紙飛行機みたいなマシンを滑らせて吊るされたジルへと発進!
ジルも真っ二つに!
…しかし、まさかの夢落ち!!
よかった…無能な警察署なんてなかったんだ。
ここは元の映画が3Dなのでいかにもな演出がバッチリだった。
夢落ちなのにホフマンの顔の傷が縫われていたはなぜなのか?

また場面変わって壊れた車のシートに背中を張り付けられたタトゥーまみれの男。
車の周りには男の仲間のチンピラみたいな男女が3人。
ゲームの内容はタトゥーマンが30秒以内に背中を引きはがしてレバーを引かなければ、車が動いて周りの人間が死ぬというもの。
かなりのがんばりを見せるが間に合わずに連鎖して全員死亡。
ピタゴラスイッチみたいで面白かったけど、30秒は最初から覚悟を決めてもムリだろうなー
酷いゲームだ…
しかし、リモートで車のエンジンかけてアクセルを徐々に踏む仕掛けは地味にスゴい気がした。
あと彼らは差別主義者ということで断罪されていたが実際に何をやったのかはわからないので可哀そうは可哀そうなんだけど、チンピラ感がスゴいのでむしろ滑稽なのが可哀そう。
それと成功したとしてもタトゥーマンも背中と腕の皮剥げるけど、口や手に輪っか通されてる人もキツいよなー 他の2人は縛られてるだけなのに。
女は鉄条網&車で顔潰されるとちょいイヤなのに比べて、奥の人は普通に拘束されてる&撥ねられて死ぬだけという普通コースでメンバーの中で優劣があったんだろうか?


また場面変わってジグソウ被害者の会討論会。
みんなが事件について詳細に語る。
そこには6の冒頭で左腕を切り落とした女性もいた。
黒人女性は彼(夫?)と向かい合わせに鉄棒にぶら下がって、落としあう(殺しあう)というゲームを行い生還した。
その無傷で生還した女性を左腕を切り落とした女性がなじる。
そこに割って入るデイゲン。
自分たちは生に対して前向きになった。強くなったと。
そして自分がゲームに勝利したときに出来た傷跡を見せる。
ゲームによっては助かっても片輪になるものと無傷なのがあるけど、被験者の生前の行いによるものなのかね?
基準がイマイチわからないなー

デイゲンは生還したことによって美人妻をゲットできたと自慢する。
うーん、テレビ局の仕込み臭いな…

そんなデイゲンのポジティブ発言に水を差す男が!
ここでゴードン登場。
ゴードンはデイゲンに疑いの目を向ける。
会が終了すると普通に攫われるデイゲンとその妻。

上記のチンピラのゲームを警察が発見し、ギブソン刑事が向かう。
というか前回までで警察関係者全員死亡&ホフマンがバレたからこの新キャラが事件担当なのね。
現場に赴くと4人の死体の他にホフマンからのメッセージと例の顎割きマシンが置いてあった。

攫われたデイゲンは円柱状の折に閉じ込められ、ジグソウから嘘の生還物語を真実に変えろとゲームを強制される。
60分以内に数々のゲームをクリアして、妻の元へと向かうのだ。
今回は彼がプレイヤーなのね。
3以降続くいつものパターン。

まずは寝かされていた檻が巻き上げられて垂直になり、その下には尖った無数の鉄柱が突き出ている。
上のレバーを引くと檻の底が抜けて、鉄柱が待ち受けるが身体能力を駆使してどうにか突破。
うーむ、最初のゲームはいつもぬるいな。
しかも棘じゃなくてちょっと角度がついたL字の鉄柱というのも頂けない。
高さも足りないから、足の裏から落下すれば貫通することもないだろうに…

デイゲンは過去にテレビでゲームの生還者のコメントを聞いた友人が生還者はうまく喋れば成功が得られるという言葉を聞いて、生還者に成りすますことを思いついたようだ。
普通に考えればジグソウに目を付けられるってわかりそうなものなのに…

“隠れ家”にいるジルの元へギブソンが顎割きマシンを持ってきて、ホフマンを殺そうとしていたことを問い詰める。
と同時にその“隠れ家”宛にホフマンからギブソンへのビデオレターがと届く。
ジルを渡せばゲームは辞めると。逆にジルを渡さなければ全員死ぬと脅す。
ジルとホフマンの地味な嫌がらせ合戦…

デイゲンへの第2のゲームは序盤でムカつく感じの女広報担当。
んん?テレビ局の人かと思ったけどデイゲンの会社(?)の人なのか? よくわからん…
女は拘束されていて四方に尖ったパイプがのど元を狙っている。
ゲームは1分以内に彼女が胃に飲み込んでいるカギを取り出して装置を止めるというもの。
カギは紐にぶら下がっていて、紐は彼女の口から出ている。
これを引っ張って取り出すのだが装置は音にも反応して、彼女が絶叫するたびに近づいてきて1分待たずに刺さるシステムも内蔵の二段構え!

ギャーギャー叫ぶ女を黙らせながらどうにかカギを取り出すが時間切れ。
パイプがじんわりとのどを刺して死亡。
ガシャーンと行くのかと思いきや、じんわりなのがキツい…
あとカギに肉片がついてるのもグロかった…

次に進む途中の机にデイゲンのサイン本が置いてあり、それを見たデイゲンは過去にサイン会でジョンにあったことを思い出す。
このシーン、とっぽい格好のジョンが面白い。

警察のターン。
ホフマンから届いたビデオレターを解析中にデイゲンが攫われている監視カメラの映像が見つかる。
おー監視カメラが活躍したの初めてじゃない?
時代が進んだのを感じますねー
ビデオレターもDVDになってたし。

第3のゲームはベッドに拘束された女弁護士の目とのどに刺さる鉄パイプを30秒間抑えて止めるというもの。
止めるために機械を持ち上げると脇腹に鉄パイプが刺さるという仕組み。
自動でせり上がるベッドに比べて、ここは実に原始的。
痛み&重さでがんばったんだけどギリでアウト。
女弁護士は刺さって死亡。
60秒中30秒止めなきゃ行けないのはキツいか?
腹の怪我よりも重さに負けてたっぽいのでミスターサスケの山田さんとかなら余裕だったんだろうなー
前回のと違って彼自身がかなりダメージ受けたんだけど、これは以降のゲームに差し支えるのでは?
これも鉄パイプがじんわり迫ってくるので被験者は超イヤだな…
今までのゲームの中でもかなりイヤなほう…

あとデイゲンは知らないけどゲームに失敗すると嫁の首のチェーンが巻き上げられる仕組みになっている。

またホフマンからビデオレター
内容はジルを渡せと催促してるだけで特に新しい内容なし。
場所に思い当たったギブソンが捕まえに動く。

第4のゲームは床のない部屋で首を釣られて目隠しをされた親友のケイルを60秒以内に誘導して板を渡らせ自分の元に来させて、その間に自分はカギをゲットして、それを投げ渡すというもの。
途中で板が折れるアクシデントに見舞われるもどうにかがんばるケイルだったがカギの受け取りに失敗して首吊りで死亡。
このゲーム、60秒は短すぎだろ。
それじゃあイマイチ楽しめないわ。
あと寝転がっても大丈夫なぐらいチェーンが長いんなら、落ちるリスクよりもその場でじっとさせといて、カギをさっさととって遠投したほうがよかった気も…

ホフマンのアジトを急襲するギブソンと相棒。
そこはもぬけの殻だったがこの場所はギブソンとホフマンの思い出の場所だった。
そこで過去のことを思い出し、ビデオレターの言葉遊びによるゲームの会場を閃くのだった。

全敗のデイゲンへの最後のゲームは嫁の部屋の扉を開けるために自分の奥歯を抜くというもの。
歯は例のよって手術で予め抜かれており、それに刻まれた2つの数字が暗証番号になっている。
嫁のために今回は最初から全開のデイゲン。
1度抜かれてるはずの歯だがなかなか抜けない。
抜かれてないなら健康の奥歯を自分で抜くとか不可能すぎる…どうなってるの?
映像を見るとやっぱり歯茎の中の部分に書かれてるから、歯茎を切開したのか?
それで今まで気づかないってどうなってるの…?
数字4つに対して歯が2本というのも意味不明。
そもそもなんで歯なのかがわからん。
嘘をついたというのなら舌を賭けたゲームが妥当じゃない?

同時に突入してくる警官隊。
今回は時間のズレはなくタイムリーみたい。

超がんばって下の奥歯2本抜いたデイゲンは扉を開けて進む。
でもまだゴールではなかった。

最初のほうのチンピラ4人衆が死んだ車修理工場がホフマンのアジトだった。
乗り込んだギブソンはホフマンを見つけ出してホールドアップする。

嫁の元に辿り着いたデイゲンだったがそのまま救い出せるほど甘くはない!
嫁救出のゲームは“以前に経験済み”のゲーム。
胸筋にフックを刺してロープをよじ登るというもの。
ここの時間制限はいままでのゲームの残り時間4分。
テストプレイ相当やってそうだ、今回のゲームは。

後姿のホフマンは偽物だった!
ゲームの被害者を替え玉にしたトラップ。
起動したマシンガン発射マシンでギブソン死亡。
ホフマンは被害者とすり替わって死体袋に潜み、警察署内にすでに潜り込んでいた!

突入隊もトラップに嵌って次々と死亡。
殺しまくってジルの元へと進むホフマン。
警察内に監視カメラはないのか?

胸に巨大な釣り針みたいなのを突き刺してチェーンを手繰るデイゲン。
さながらサスケの最終ステージw

殺しまくってジルの元へと辿り着いたホフマン。
しかし、思わぬ反撃にあってまた逃げられる。
アフォか?
というかなんで執拗にジルを殺そうとしてるのかがよくわからん。

がんばって登るデイゲンだったが最後のコードを繋ぐところで両手を離すので胸の肉だけでは体重を支え切れずに落下。失敗。
嫁はムダに凝った仕掛けで牢に閉じ込められて下から炎で炙られるという鉄板焼き状態。

クソどうでもいいジルとホフマンの鬼ごっこの末にジルを捕まえたホフマンはなぜかあった拘束椅子にジルを固定。
さらになぜか置いてあったジョンの口ぱっかん系マシンをジルに固定しタイマースタート。
口ぱっかんしてジル死亡。
ついでに嫁も焼け死に。

一連の騒ぎにまったく誰も気づかない警察署を楽々と抜けてアジトに戻ったホフマンはアジトに火を付けて逃走。
と思いきや急に現れた豚仮面3人組に襲われる。
豚仮面の正体は尺がないのですぐ判明し、なんとゴードンだった!
ゴードンは1のゲームの後、ジョンに助けられており、ジョンの影の協力者として手術系の仕込みを担当していたのだ。
まあ、そりゃそうだろ!って感じ。
あんなの素人に出来るわけないし、普通に考えればコイツだろうなとは通しで見てた人はみんな思ってただろうねー

ゴードンはジョンの指示によってジルに何かあればホフマンを裁く役割を担っていた。
ホフマンを1のあのバスルームに連れてきて、足を拘束。
置いてあった鋸を投げ捨て、明かりを消してドアを閉めて立ち去るのだった。




うーむ、かなり退屈な映画だった…
どこにも見どころがなさすぎる…

ゲームも大したことないし、何よりずっと続くジルVSホフマンがまったく面白くない。
というか興味がない。
なのに2人が延々とじゃれあってるのはなんなのか?

ジョンの後継者争い?
そもそもジョンの後継者ってなんだ?
他人を勝手に裁いて何がしたいんだ?

特にジルはホフマンをジョンの指示で殺そうとしただけで今まで殺人はしてないから、このあとゲームをすることはないだろうし、ホフマンは元々快楽殺人者っぽいからジグソウの仮面なしでやればええやん。
謎すぎる…

こんなクソどうでもいいことを主軸に置いてるから面白くなるわけがない。
かなりのクソ映画。

結果から言えばジョンを早く殺しすぎたな。
このシリーズはジョンのカリスマ性が大きな魅力だっただけに、ホフマンのゲームとかどうでもいいしなー
ホフマンに魅力がなかったのが失敗だわ。
ジルも何がしたかったのか、というか何を考えて行動してたのかがさっぱりだったなー

引っ張ったゴードンもまあ予想通りで面白くもないし、前回までと比べて明らかに練りこみが足りてない。
典型的なクソ映画。
場面転換が異常に多いのも集中できなくてクソ。
褒める要素のないクソ映画。

21点くらいかな。
シリーズを見てた人はここまで引っ張った謎がある以上、これを見なきゃいけないってのがキツい…
これこそが最後のトラップだよ…

デイゲン、脇腹のケガは何のハンディにもなってなかったな…
まったく痛がってなかったし、押さえてさえいなかった。
むりやり抜いた歯も同様…
6のウイリアムの脇腹はその後意味があったとはいえ結構痛がってたのに…

あと冒頭のゲームとかなんだったんだよ?
結局どうなったのかもわからんし、三角関係くらいで殺されたらたまらん…
というか、今回の嫁は何も知らなかったのに殺されるのは酷すぎる。
逆に6のパメラとかイヤなキャラだったのに人質役で見逃されてるし、どううなってるの?


これはだいぶ前から気になってたけど、ゲームの参加者はちゃんとルールに沿って選んでくれないとジョンの言ってた生への渇望とかなんとかの方針がぶれまくってるんだよね。
そのぶれがこのシリーズをつまらなくしてる原因だよ。
ポリシーがない。
哲学がない。

最初はこのシリーズはこれで最後の予定だったけど、まだ搾り取るつもりなのかその後「ジグソウ:ソウ・レガシー」が作成されています。
それもアマプラにあるので見とくかなー
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