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2020年07月13日13:03

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ノリウツギ:植物画2枚目

ノリウツギ:植物画2枚目
多少、カンが戻ってきた。でも、ちょい、失敗。


実は、最初は、一本をそのまま、すくっと、描くつもりだった。この日は大雨大嵐。。。で、一枝取ってきて、まずは葉っぱから。。。。その続きで、下の方から描きはじめた。ところが、ふと気がつくと、ハナ、咲いて無いじゃん。。。一個も。
このまま、水に差しておいたら、咲くだろうけど、花が開くのは、下から。ということは、これから花が咲いても、描いちゃった方が先なので、下が蕾で上が花っていうのは、科学的にヘン。。。。後で部分だけ描くか。そりゃ、ちょっとねえ。。。

もう、いいやっと、途中でやめて、もう一本。咲いてるのを見つけてきた。
で、この下の葉っぱの部分だけでヤメて、
上の花のところだけ、描きなおした。
ただ、描き直すだけじゃ失敗丸見えなので、
わざとやったっぽく、少し拡大した。

問題は、構図。
実は右下の方に、ノリウツギが枯れたところを描くんだけど。。。。さて、どう、収まるコトか。上に追加した花が、位置的に横に張り出してしまったため、A4の額の中ではおそらくギリギリ。。。。これに見合う枯れ花が描ければ良いんだけど。まあ、秋に考えるとしよう。


ちなみに、ノリウツギは枯れない花ということで、古来、和歌なんかにも歌われてきた。
このまま茶色くなって、冬まで落ちない。
描きながら、面白いなと思ったのは、花がまだ蕾なのに、もう、葉っぱが傷んでること。多くの植物は、花が咲いたあとに葉っぱの満開がやってくる。だから、花に添わせる葉っぱは若々しい新緑になるんだけど、ノリウツギはもう、こんなにボロボロ・・・
高年齢出産で生まれた美しい娘っていう感じだろうか。

こういうのも、ただ「きれねえ」って見てるだけじゃ分からない。描いていると、花が教えてくれる。
Hydrangea paniculata Sieb. et Zucc.
ノリウツギ(糊空木、学名:Hydrangea paniculata )は、アジサイ科アジサイ属の落葉低木。

空木っていうのは、中が空洞っていうのに由来するそうだけれど、有名な卯の花がウツギ。
ノリウツギはその近しい種。ヒメウツギとか、春に花屋さんでも売ってたりする。真っ白でキレイ。ノリウツギも画題にしている原種だけじゃなく、きれいな園芸種もあるみたいだけど、この本家のノリウツギは、このまま茶色くなるまでずっと木に残っていて、葉っぱと共に他が緑の季節に茶色い姿を晒している様子が、なんか、美しくない。卯の花が清純なイメージだけに。。。なんかなあ。でも、それが自然。興味深い。


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