向いていなくとも

人には向き不向きがある
というのは誰もが一度は聞いたことがある言葉だろう

僕は中学生の時野球部だったのだが
3年間やって野球というスポーツが自分に向いていないことを悟った

何しろボールが当たったら痛い
軟式野球部だったのだが、軟球でも相当痛い
あれを「軟」と表現するのはおかしい
硬球は地面に落とすとゴツッって音がする
そんなボール他の球技には存在しない

なのでバッティングの時はデッドボールにビビッて自然と腰が引ける
守備の時も勢いの強い打球は怖いので腰が引ける
試合には出られない、3年間補欠

そして数学も向いてない
何しろ注意力がないから簡単な計算を間違える
正解までの道筋を見つけたとしても計算ミスで間違える
あと大体その道筋も合っていない

さらに最近自覚したのだが、そばとうどんも向いてない
どういうことかというと、おいしさが分からない
嫌いということでなく、好きなんだけど
どれ食べても「おいしい」以外感想がない

先日、食べログで点数の高いうどん屋さんに行った
炎天下で30分ほど並び天ざるうどんを注文
感想、おいしい

おいしいけど花丸うどんとか丸亀製麺と
そこまで味の差がわからない
そばも同じ、どこで食ってもうまい

でもいつか向いてないことが向くかもしれない
昔の日記でも書いたけど、嫌いだったパクチーが
急に好きになった人がいるように

いつか野球みながらうどん食って
両チームのスコアを華麗に足し算するようになるかも

スコアの足し算は数学の要素のつもりだったが
ますます自分に数学が向いていないことを自覚した所存

でも最近、数学への学び欲が少しずつ出て来てるんだよなあ
苦手なことだから逆に知りたいというか
テストで焦っている夢を定期的に見るが、科目はいつも数学
詳しくなったら夢の内容も変わるのだろうか

向いてないけど、向いてみよう、
向こうからでなく、こちらから