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2020年06月13日16:53

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2020-06-12 イタメン

 只今代休で連休中。
 次女が学校やすみのため、二人で食べに出た。
 お昼に何を食べる?と訊いても、何でも良いという投げやりな回答なので、当初は岐南町の油そば」「歌志軒」を考えていたが、ここは一発珍しい麺を食べさせてやろうと思い立ち、同じ岐南町の「Itamen」へ連れていく。
 文字通り、「イタ麺」なのである。「イタ」はイタリアの「イタ」。
 2年ほど前に一人スクーターで来たことがあるだけでご無沙汰していて、当時の感じからこれは正直長く営業しないだろうな(失礼だな)と思っていたが、幸いまだしっかりと店はあった。
 これも誰かのブログで知った店なのだが、玄関横の看板が無ければ到底店とは思えない、普通の瓦屋根の日本家屋である。
 玄関を入るとこれも普通の日本家屋の玄関のように段差があるのだdが、「靴のままお上がりください」あるので、少々違和感があるがそのまま上がると廊下右手がテーブルのある部屋となっている。白いカバーがかかっている椅子とテーブル。カウンターはなく、これ、よくある民家風リストランテであっても信じる造り。
 しかしよく見ると、2部屋をぶち抜いてあり、中間には襖が入っていたであろう桟や部屋の向こうにあるのであろう縁側廊下へ通じるガラス戸の一部が壁飾り代わりとなっていたり何良い、床の間と書院棚がある。
 で、メニューは「カルボナーラ」、「ペペロンチーノ」、「ジェノベーゼ」等々、完全にパスタメニューだ。
 が、これ全て中華麺を使用したラーメンだ。次女もビックリしていたので連れて行った甲斐があるというものだ。
 ランチタイムということで、通常380円のセットが無料で付く。セットは、サラダ、ソフトドリンク、デザートに、フォカッチャかライス。しかおライスを選択すると、麺を食べて残ったスープでリゾット風にしてくれる。
 次女は「カルボナーラ」、自分は「ペペロンフンギ」とする。「ペペロンフンギ」なんて初めて食べるがメニューリストには「辛味をおさえながらのキノコの風味」とあるオイル系とある。
 サラダは緑一色のサラダである。テーブル上にガーリックオイルが有ったのでかけてみたら、何の味もしなくて、その隣のドレッシングをかけて食べるべきだった。
 で麺は私は丼、次女は皿で提供された。味は濃くてオイリーでこれは旨い。中華麺であるので箸しか提供されなくて、次女も箸で皿から麺をすくって食べている。
 そして何より迷ったのが、「これ、すすっていいんだよな?」という点。パスタはすすらず巻き付けて口にいれて食べよとは言われるが、これは中華麺であり、ということはラーメンであるから、盛大に音をたてて啜っても別にマナー違反ではない。
 がしかし、「カルボナーラ」あり「ペペロンフンギ」なのである。フォークではないから巻き取ることは至難の業である、ので仕方なく小さい音を立てて少しすり、箸で手繰って残りを口にいれるという、どうにも中途半端な食べ方で食べ進む。
 名前はイタリアンパスタの名前が付いているが、麺が中華であるのと同様、中に入っている肉はベーコンではなくチャーシューの角切りである。しっかり中華の味が付いているがオイリーなスープには違和感なく美味しい。
 麺を食べてスープに沈んでいるチャーシューを浚って残ったスープで「お願いします」というと丼を厨房へ引っ込めて暫くして真っ赤な皿で提供されるリゾット。うん、よく家でインスタントラーメンを食べて残ったスープに白飯投入して作る雑炊、あれだ。が、スープの量を加減して「雑炊」ではなく「リゾット」として成立している。
 熱々で提供されるので、うっかりスプーンで突っ込むと口中を火傷する。(実際してしまって、夕食時にヒリヒリと痛い思いをすることになった。)
 少しづつスプーンですくって食べるて感触。量は大したことはない。
 最後に小さいデザートまで提供されて終了。次女は満足、自分も以外に満腹となってしまい。満足。
 少しサービスをしてくれた女性と話すと、もともとは名古屋市中区でこういったイタリア風ラーメンを提供していたご主人がが年をとったため自宅のあるこちらで開店したとのこと。
 自宅の改装は趣味で内装をしていたご主人がすべて行ったとのこと。また床の間の花を入れる台は、よく見るトコンクリートブロックを積み上げてあり、これもご主人のセンスだとのこと。
 そして当のご主人は趣味の内装が仕事となってしまい、今はそちらの関係で地方に呼ばれているので、この店は奥さんと娘さんで営んでいるとのこと。
 なかなか面白い人生を歩んで見えたようだ。感心して店を出た。非常にリーズナブルな昼食となった。
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