『ナイチンゲール』 2020年46作目 ☆☆☆☆ フォーラム仙台
http://www.transformer.co.jp/m/Nightingale/
(過激な表現が多いので、閲覧の際はご注意下さい)
オーストラリアがイギリスの流刑地だった頃の話。
なので間欠に云うと、「F〇ckin England」。
イギリス軍の士官と下士官に夫と娘を殺され、自身も何度も強姦された女性が、「自身の栄転の為」原野を進む士官と共の下士官に復讐すべく、後を追う復讐劇。
なので、凄惨なシーンが多い。
士官と共の下士官は強姦と惨殺しかしないし、舞台がオーストラリアでもさらにタスマニアなのでイギリス人の程度が低い。
先住民のアボリジニをすぐに殺すし、殺しても何とも思わない。
タスマニアに居る白人の多くが「流刑者」で、アイルランド人が多いものだからイングランド人はF〇ckin Englandでしかない。
観てて凄惨で悲惨なシーンしかない。
本当にイングランド人はF〇ckでしかない。 強姦と人殺ししかしてない。
主人公の女性は仇の士官と下士官を追うんだけど、「自身の栄転の為に急いで街に行かないといけない」士官は原野(原生林)を進んでいるため、後を追うのは危険。
道案内の為に先住民を雇うんだけど、自然の驚異よりもイングランド人の方が質が悪い。
入植者に「悪さしてる先住民」と間違われて撃たれたり、流刑者を強制労働させてる連中に絡まれたり、自然の驚異よりもイングランド人の方が余程脅威。
案内人のアボリジニの青年とも、最初は差別的な扱いをするんだけれども、アボリジニが受けてきた凄惨で残酷な事実を聞くにつれて段々と打ち解けてくる。
対照的に士官の方は、道中遭遇したアボリジニの女性を拉致して強姦。こいつら強姦しかしない。
女性を取り戻しに来た部族と遭遇したら、女性を惨殺。
案内役のアボリジニの老人が「お前たちが欲しいのはこれだろ」と別の道を教えれば、撃ち殺す。
命令に従えず、「次はちゃんとやります」と懇願する少年も「うるさい」と撃ち殺す。
強姦と殺人しかしてない。
復讐劇なので、何度か仇を討つ場面が訪れるんだけど、その都度へましたり、躊躇ったりでなかなか仇が取れない。
どうも主人公の内面で、アボリジニと打ち解ける合間に葛藤が出たようです。
対照的に、親族や一族を惨殺され連れ去られた上に、部族が違えど年長者としてアボリジニの伝統を教えてくれた老人を殺された案内役の青年が、当初は「白人には逆らいません」的なスタンスだったのに、最期はアボリジニの戦士と化す。
凄惨で悲惨なシーンばかりなので、観るのが辛い作品ですが、心優しい入植者に親切にされたり、人間扱いされて涙したり、同じ白人同士でも「流刑者が」とあからさまに見下されたり、短い間で心情的に、人間的に変わる、変わっていくのを感じました。
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