愛ミクの皆様、健康を願ってます。
ひかです。
コロナの話はもう、し尽くしました。
さてと。
今回、またもやイマコちゃん事件の読み疲れに、別物を用意いたしました。
さっそくいきましょうかね。
どうぞ。
。。。。。。。
【聖人になった男】
愛ミクの皆様、改めて、ご機嫌よう。
ひかです。
調子はどうですか?
今回は、俺も参加させてもらいます。
というか、俺目線で話が進みます。
季節感バリバリの、4月の花見からお話が始まります。では、はじめ。
俺は4月のある日に、友達で集まって、
花見に行く計画を立てた。
インドアの俺が、しかも仲間を呼んで花見をする事など、一生に一度だろう。
普段は誘われる側だから。
とりあえず、人員とビールの確保。
俺は奮発して、エビスビールを箱買いしました。エビス最高。アロマポップ素敵。
呼んだ友達は俺を含めて4人。
ムードメーカーのツトム。
天然のヨシロウ。
泣き虫のゲンジ。
話はトントン拍子で進み、
明日の朝から夜まで楽しむ事になった。
食材もバーベキューを準備して、
コンロの準備だったり食材を買いあさり、
エビスビールは多めにチャージして、
当日を迎えた。
。。。。当日。。。。
様々な種類の桜が咲き乱れるK公園。
当日も、お花見グループが多々あふれ、
場所の確保に苦労した。
ところが、
ツトムが、木の真下の綺麗な場所をゲットし、
全員で準備を始めた。
ツ「よーし、朝から晩まで食べ飲みするぞ
」
ヨ「そうだね。楽しいもんね。」
ゲ「僕はみんなに任せるよ。楽しめればいいなぁ。」
ひ「とりあえず、エビスで乾杯しますか
」
全員「カンパーーーイ
」
どのお酒よりもビールを愛する俺。
しかもエビス。最高のお花見が始まった。
ひ「さぁ、肉も野菜もどんどん焼くよ?」
ツ「おいおい、俺にも選ばせろよなぁ。」
ヨ「これどうやって焼くの?バーベキューした事ないんだよね。」
ゲ「僕は焼け残ったやつでいいや。」
.ひ「くーーっ。エビス幸せ
」
ツ「桜がこんなに綺麗だなんてなぁ。
もっと早く来ればよかったな。」
4人はあまりの桜の綺麗さに、胸を打たれていた。
周りの花見客も、みんな桜に釘付けだった。
そんな中、天然のヨシロウが俺に話しかけてきた。
ヨ「ねぇ、ひかくん。」
ひ「ん?どうしたヨシロウ?」
ヨ「ひかくんだから言うけどさ、
さっきから桜の花びらが、僕に話しかけてくるんだよ。」
ヨシロウ、飲み過ぎじゃないか?
ひ「花びらが?なんて言ってるの?」
ヨ「自分たちに見惚れてくれて、ありがとうってさ。ゴミは片付けて行って欲しいって。」
ひ「あぁ、なるほどね毎年問題になるもんね。」
ヨ「みんなには言わないでね。また天然とかなんとか言われるから。」
ひ「分かったよ。みんなには内緒ね。」
内心、俺もこの子大丈夫か、と思ってしまった。
でも、そんなウソをつくような子じゃないし、ふざけている様子もなかった。
俺は信じる事にした。
ゲンジが網の上を管理していた。
ゲ「ほら、肉焼けたよ
早いもんがちだよ
」
ツ「待てよ待てよ、最初に肉を食べるのは俺なんだよ。」
熱いままの肉を頬張り、火傷しそうな欲張りツトム。
ゲ「ほらほら、野菜もあるよ
」
誰も野菜にはまだ触れない。
ゲ「残ってるから僕が食べるよ、野菜。」
ツ「最高の肉に、エビスビール。最高
」
俺たちは、久しぶりにはしゃいだ。
俺とヨシロウだけは、より桜を楽しんでいた。
俺には何も聞こえないけど。
ヨシロウ以外はベロンベロンに酔っ払って、
横になり出した。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、もう夕方。
ヨ「ねえ、ひかくん?」
ひ「どうしたんだい?ヨシロウ?」
ヨ「この桜、今日で散って終わりなんだって。寂しいんだって。」
ひ「え、そうなんだね。じゃあ俺たちはベストタイミングにここに来たんだね。
ゴミはしっかり持ち帰ろうね。」
ヨ「それとさ。この枯れた木は、今年中に切り倒してしまうんだって。それが怖いって。」
ひ「そうなの?なんで切り倒すんだろうね。」
ヨ「この公園ごと大改装するんだって。
でも、この木は残りたいって。」
ひ「でももう切り倒すの決まってんでしょ?」
ヨ「うん。でも僕はこの木は残したい。」
ひ「どうやって残すんだい?」
ヨ「それは。。。」
ひ「それは?」
ヨ「僕が木になるんだ。」
ひ「は?どう言う事?木になる?」
ヨ「僕が木の横で、木を切れないように、
木にしがみつくんだ。絶対に離れないようにね。どんな手を使っても、木を切らせない。」
発想がぶっ飛んでいる。
すぐに大人たちに引き剥がされるのに。
ひ「そんなの、業者さんとか警察が来たら、
一瞬で木から離れるって。」
ヨ「引き剥がされたら、土下座するさ。」
ひ「そんなの、相手にされないってば。」
ヨ「やってみないと分からないだろう?
さぁ、2人を起こして今日は帰ろう。」
昔からヨシロウは天然でぶっ飛んでたけど、
桜の木の件は、あまりにも原始的すぎる。
桜の木を切らない方法、俺でも思いつかない。
。。。。桜を切る日。。。。
ヨシロウは、早朝から桜の木にしがみついた。
様々な業者は、ヨシロウがしがみついた木を切ろうとしたが、どうしても、ヨシロウがはがれない。
いい加減、周りの大人が諦めかけた時、
奇跡は起こった。
桜の木の幹に、ヨシロウが吸い込まれていったのだ。ついには、桜と合体した。
この桜の木を切れば、ヨシロウを切る事になるので、業者たちは仕方なくこの桜だけを残した。
でも、あの天然で陽気だったヨシロウは、
二度と桜の木から出てくる事はなかった。
聖なる桜の木を守ったヨシロウは、
【聖人になった男】
として、桜の木の横に頭像が立ち、
この公園をいつまでも見守っていた。
葬儀はしない事になった。
ヨシロウは、桜の中で生きているからだ。
会話は出来なくなったけど、
木が残って、ヨシロウの存在を伝え続けた。
だから今でも、花見に来るときはヨシロウの木の下に集まって花見を楽しんだ。
ヨシロウにだけ聞こえた桜の花びらのメッセージは、もう誰にも聞こえる事はなかった。
ヨシロウは、桜の木に選ばれた男だったんだ。
運命だったんだ。
ご家族の悲しみは想像以上のものだが、
生きてはいるのに会うことができない。
ヨシロウは、いつも桜の木の中から、俺たちを見守っていた。。。。
。。。。はい、
テーマだけ決めてアドリブで書くと、
グダグダで物語になりません。
今回は、頭が回らなかった。
許してね、ヨシロウくん。
皆様にもクオリティの低い日記を披露してしまい、申し訳ございませんでした。
桜の木に人が吸い込まれるとか、
一体何を考えているんだか。
煮詰まってできた日記です。
一ヶ所でも面白かったらそれでよしとします。
ありがとうございました
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