愛ミクの皆様、お元気ですか?
ひかです。
様々なネガティブなニュースがつづく昨今。
少しだけでも気分が変わればと思い、
内容を変更して、書き書きいたす。
。。。。。。
ピュア】天使を、闇に染まった社会から守る。
愛ミクの皆様、ヘロヘロハロー(*´꒳`*)
改めて、ひかです。
皆様が少しでもハッピーになれたらと思い、
イマコちゃんには、待機をお願いします。
ではどうぞ。
。。。。。
皆さんはじめまして。
僕の名前は及川シュンです。小学三年生です。
イマコちゃんがどうとか、よく分からない理由で、僕の番がやって来ました。
僕の日常で、皆さんがほっこり出来れば良いんだけど。普通の生活ですが。
多分、この話をすれば、いけるんじゃないかって言われたので、この話をします。
じゃあ、朝からね。。。
。。。
ジリジリジリ
んぁあ、もう朝だ
さっき布団に入ったばかりじゃないか。まだ眠たいなぁ。
学校は大嫌いなんだ。
もっと自由に遊ばせてくれよ。
なんでみんなで同じ事をしないといけないんだよ。
体の大きさはバラバラなのに、なんで給食は、同じ量なんだよ。
シ「学校ってなんなんだよ。」
仕方なく朝の支度をする。
ランドセルがいつもより重い気がするが、
気のせいだと思って家を出る。
学校に着く。シュンの好きな曜日は、土日だ。
休みが好きなコはたくさんいるだろうけど、
特に休みが大好きでたまらないらしい。
?「おう、元気か?泣き虫シュン?」
シ「ゴンタか。げ、元気だよ。泣き虫じゃないけど。。」
ゴ「ふん。ちょっとビクビクしただけで泣くじゃないかよ。なぁ、子分のケンゴ。」
ケ「うん
ゴンタの子分は僕だけで十分
」
シ「今日は、レミちゃん、遅いなぁ。
学校での楽しみはレミちゃんと会える事だけだよ。」
レ「おはよう、シュンくん。寝坊しちゃった。
今日もよろしくね。」
シ「うん
」
ゴ「けっ。レミちゃんにだけは笑顔だな。」
ケ「今日は1時間目から体育だよ。
バスケットボールだから、ゴンタくん、
チーム組もうね。」
ゴ「おう。シュン以外なら誰でもいいぜ。」
シ「僕は誰でもいいさ。みんなで仲良くしないと楽しくないだろう?」
ケ「へん。親分がいないと張りがないや。
ゴンタくん、シュン達になんか負けないよね。」
ゴ「そんなもん、負けるわけないじゃねぇかよ。
またシュンが泣くだけだろう。
さぁ着替えたし体育館に行くか。
まだ着替えてねぇのかよ。どんくさいなシュンは。さぁ、ケンゴ、体育館行こうぜ。」
シュンは、集団に馴染めず、学校でも1人でいることが多かった。
今日も1番遅く着替え終わり、1人体育館へ行こうとするシュン。
本当に学校が大嫌いだった。
そして、やっと着替えて体育館へ行こうとしたその時、シュンのランドセルが揺れ動いた。
シ「ん?ランドセルが揺れてる。なんか入れて来たかなぁ。今日ランドセルが重かったんだよな。」
シュンがランドセルを開けた時、
中には謎の生物がパラパラを踊っていた。
?「やぁ、シュンくん
一緒に踊らへん?」
シ「。。。え?だ、誰だよ。っていうか、
何だよ?」
チ「ワイは、チェルシー言いまんねん。
よろしくな。」
そこには、全裸で右肩にだけ翼を生やした、
タメ年くらいの生物が笑顔でシュンを見ていた。
シ「チェルシー?どこかで聞いた事があるような。なんで裸なの?翼も右側にしかない。
というか、翼なの?」
チ「チェルシーは、天使やねん。天使は洋服NGやで。ワイはなぁ、左肩の失った翼を探しとんねん。どこで落としたかなぁ。」
シュンは、チェルシーをペット感覚で飼おうかと考えた。なぜうちにいたんだ?
シ「ねぇ、チェルシー。いつから僕のおうちにいるんだい?」
チ「昨日からや。この辺を転々としとんねん。どこで左の翼を無くしたかなぁ。
困るわぁ。
あ、シュンくん、早く体育の授業に行かないと、怒られるで。早く。」
シ「チェルシー、この学校でバレたら大変だよ。今日一日ランドセルの中で静かに過ごしてね。一緒に帰ろう。」
シュンは、急いで体育館へ向かい、
バスケットボールをやる予定だったが、
人数の都合で、シュンは見学になった。
審判のやり方がわからなかった。
体育は終わり、みんなで体育館を片付けて、
教室に戻った。
シュンは、チェルシーがランドセルの中に隠れているのを、冷や冷やしながらバレずに過ごした。
お腹すいてないかな?トイレは大丈夫かな?
窮屈じゃないかな?
様々な心配がシュンを駆け巡った。
シ「天使って本当にいるんだな。バレずに帰らないと。」
ゴ「おい、シュン。このゴンタ様に何か隠し事をしてないだろうな?ソワソワしてるぞ、
分かりやすいヤツだな。」
シ「な、なにもかくしてないやい。
ゴンタは僕が泣けば気が済むんだろう?」
ゴ「そうだな。お前は見ててむかつくよ。
俺がこのクラスのボスだ。なんで言うことを聞かねえ?」
ケ「そうだよ、シュン。この僕、ケンゴはずっとゴンタくんの子分さ。シュンも負けを認めなよ。」
シ「負けるって、なにも勝負してないよ。
ボスでいたいなら、一人でいばっていればいいじゃんか。」
ゴ「いちいち気にくわねぇな。俺はこの学校で1番強いんだよ。だからお前も子分になれば、それで済むのに。」
シ「もう、僕に構わないで。帰るね。」
シュンは早くチェルシーのなくした羽をさがしてあげたかった。
。。。。自宅着。。。。
シ「頑張ったね、チェルシー。僕が翼を探してあげる。」
チ「シュンくん。君はゴンタくんが怖いんかい?」
シ「うん。怖いけど、あいつの子分にはならないんだよ。いばってるだけじゃないか。」
チ「そうやな。シュン君は一匹狼やな。
いじめらしきものにも参加しておらん。」
シ「みんなで仲良くすればいいのに、なんでゴンタはボスになりたがるの?」
チ「せやな。ゴンタは本当は弱いんや。
弱いから、強い証拠が欲しいんやな。
なぁ、シュン君?」
シ「なんだいチェルシー?」
チ「シュン君は、なんでそんなに学校が嫌いやねん?」
シ「え?なんで分かるの?」
チ「ランドセルの中に、全部聞こえてくんねん。レミちゃんだけが、心の支えやな。」
シ「恥ずかしいけど、そうだよ。」
チ「学校に行くの、楽しくなりたいんか?」
シ「当たり前だよ。嫌な事ばかりだもん。
チェルシーは、学校とかないの?」
チ「天使に学校はない。どう生きるかは天使それぞれ。ワイはシュン君が気になるから、一緒におるだけや。」
シ「なんで僕が気になるの?」
チ「シュン君は、学校が大嫌いやろ?
学校を大好きになって欲しいねん。
学校は、人生の勉強がたくさん出来るんやで。
大人になったら役に立つんや。」
シ「チェルシーは、羽が見つかったら、帰るの?」
チ「そうやな。翼がないと、空を羽ばたけんのや。何より天使に見えんやろ。頭の上のリングもむなしそうやろ?」
シ「チェルシーは、ご飯は食べないの?
トイレには行かないの?寝ないの?」
チ「全部の答えがノーやな。」
シ「天使って、生活しやすいね。」
チ「そやな。人間じゃあないからな。
余計な感情がないんや。
喜怒哀楽があるかは、その天使次第や。」
シ「チェルシーは、喜怒哀楽があるの?」
チ「面白いと言う感情だけはあるな。」
シ「そうなんだね。なんで喜びだけあるの?」
チ「今の時代、大変な事、暗くなる事たくさんあるやろ?地球が闇に染まっとんねん。
平和が1番やで。」
シ「じゃあ、僕が行ってる学校も闇に満ちているの?」
チ「せやな。その闇に勝てた時が、
ワイがシュンくんの元を去る時やな。」
シ「チェルシーが僕の前からいなくなるの?
ちょっと寂しいなぁ。」
チ「ワイも、翼がないと飛ばれへんから、
左側の翼を探さなあかん。」
その日は、いつのまにかシュンだけが寝てしまった。。。。
ジリジリジリ
んぁあ、また朝だ。寝た気がしないよ。
布団から出たくない。
チ「シュン君、おはよう。今日もランドセルに入ってええか?」
シ「重いけど、バレなければ良いよ。」
チ「ほな、お邪魔します。」
重くなったランドセルで、学校に着く。
教科書を出すときに、チェルシーは、奥に隠れる。
その日もシュンは、ゴンタやケンゴと口喧嘩をし、楽しくない学校を終えた。
シ「はぁ。なんでこんなに学校は楽しくないんだ。今日も嫌な気分で1日終わったよ、チェルシー。」
チ「そうやなぁ。シュン君は、レミちゃん以外にも生きがいを見つけなあかんなぁ。
ゴンタとケンゴに、何かで勝たなあかん。」
シ「僕は怖くなったらすぐ泣くんだ。強くなりたいんだよ。頭では分かってるのに、
感情のコントロールが出来ないんだ。」
チ「そうや、感情のコントロールは、人間にとっては、難しい事やで。ワイは天使でよかったわ。」
シ「そうなんだね。僕は今の環境が続くとしても、またシュンに生まれ変わりたいなぁ。」
チ「そうや。自分の事が大好きなのが1番自信につながるで。シュンは一匹狼やな。
何か得意な事はあるんかい?」
シ「僕は絵を描くのが得意なんだ。
美術だったら誰にも負けないよ
」
チ「よしよし、美術だ決定やな。誰よりもうまくデッサンするんやで。ゴンタもケンゴもなにも言えなくなるからな。」
シュンは、今回の美術の授業で、
本気でリンゴをデッサンした。
先生は褒めるのを通り越して、感動して涙目になっていた。
先「及川くん、何でそんなに急に腕が上がったの?」
シ「本気で描くようになったからだよ、先生。今まで力を抜いてたんだ。ごめんなさい。」
ゴンタもケンゴも、デッサンは苦手だった。
何も言えないゴンタとケンゴ。
ゴ「くそっ。ちょっと絵が上手く描けただけで俺らを見下すなよな。」
シ「見下してなんかないよ。僕は、自分が得意な分野で、ゴンタとケンゴと勝負したんだ。
僕が全部の分野で二人にかなわないとは、
思って欲しくなかったんだ。
暴力だけが全てじゃないよ。」
ゴ「うるせえなぁ。お前はウザいんだよ。
俺とケンゴの邪魔をすんなよな。」
シ「二人の邪魔をしたわけではないよ。
教室のみんなも怖がってるからさぁ、
仲良くしようよ。
ゴンタは、本当は弱いから、自分の周りに人を集めるんでしょう?弱さを受け入れなよ。」
ゴ「なんだとぉ、俺は弱くない
ボコボコにするぞ
」
シ「やってみなよ。何があっても耐えてやる。
僕には頼りにしている相棒がいるんた。
ケンゴもヘコヘコしないで、自分の気持ちで生きなよ。人生は一度きりだよ?」
ゴ「最近のシュンは泣かなくなったな。
シュンが正しい気がして来たぜ。」
ケ「ゴンタくん、騙されてるよ
落ち着いて
」
ゴ「いや、落ち着くのはケンゴ、お前だ。
シュンは最近、自信に満ちているようで何かが変わった。俺の追い込みが効かねえ。」
ケ「俺はそんな口車に乗らないからな
ゴンタくんが1番なんだよ。」
シ「誰が1番とか劣っているとか、ランクはつけないんだよ。
得意分野をそれぞれが頑張ったらいいんだよ。そしたら、最高のクラスになるよ。」
ゴ「。。。飲んだよシュン。もうお前がボスみたいな感じだよ。」
シ「僕はボスなんか作りたくない。
みんな平等で、個性を生かした授業を行うといいんだよ。得意分野同士で協力するんだよ。」
ゴ「。。。シュン。お前は最近、急に何かに取り憑かれたように言動か変わった。
俺と同じランクに届いたことを認めてやるよ。」
シ「だから、ランクとか要らないんだよ。
人に順番をつけるのは、あまり良いことじゃないよ?」
シュンは、自分がよく喋れるようになっていることに気づいた。
その話に心を打たれた人が、シュンを囲むようになった。
それでもシュンは、チェルシーに教わった様々なことを、みんなに話し回るようになった。
ゴンタもケンゴも、トークに夢中になる。
シュンは、すでにゴンタもケンゴも平等を強く、意識するようになり、
シュンのクラスはガラリと様子が変わり、ほっこりした教室になった。
シュンはチェルシーの教えに感謝した。
教室で話さないような、一つ上のランクのお話を、話しまくった。全てチェルシーの教えだ。
ゴ「ケンゴも一緒に一致団結だ。シュンはあんなにも深い事を考えてたのか。
今はひたすら尊敬だな。」
ケ「。。。。うん。ゴンタくんが言うならそうする。一致団結ね。。」
今日は学校か終わり、決起集会が行われた。
シ「みんな、僕の話を聞いて分かってくれたのに感謝しています。みんな自由に気を使わずに、得意な事を伸ばす。」
ゴ「そうだな。俺は今まで悪い方向に進んでたんだな?
シュンには、きつく当たってしまい申し訳ない。何か魔法のようなもので、考え方が変わったんだよな。」
シ「そうだね。僕の中の神様が、みんなにメッセージを発していたみたいだよ。
これで、いじめは無くなったね。」
シュンは思い出した。
チェルシーの左側の翼を探す事を。
僕自身の問題は、チェルシーに解決してもらえたから、今度は僕がチェルシーを助けないと。
さっそく帰宅して、チェルシーと翼を探した。
チ「せっかくシュン君の悩みが好転して、
これからやと言うときに、まだ翼が見つからへん。」
シュンは、チェルシーの翼探しを手伝った。
実家は、庭も空き地も探しまくった。
シ「そもそも、翼って、そんな簡単に取れるの?」
チ「いや、ガッツリ背中にへばりついとんねん。翼が取れた事自体が史上初かも知れへんな。」
シ「ちょっとさ、気分転換に温泉に行かない?
近所にあるんだよ。一回癒されよう。」
チ「そうやな。汗もかいたしな。行こう。」
。。。。銭湯着。。。。
シ「久しぶりだなぁ。銭湯。しっかり体を洗いましょう。」
チェルシーは、自分の背中を流すとき、
何かに触れた。
チ「なぁシュン君。ワイの背中の左に何かないか?」
シ「んあっ
翼が生えて来てる
」
チ「ホンマに?やったぁ。探さなくて良い。」
まさか生えてくるなんて、天使のワイでも分からんかった初体験や。」
シュンは覚悟していた。
翼が見つかったら、チェルシーは、去ると。
シ「良かったね、生えて来てて。探す必要がなくなったよ。と言う事は、チェルシーは、自分のお家へ帰るの?」
チ「そうやなぁ。。寂しくなるなぁ。
シュン君には、教えてない事がやまほどあるねん。でも忘れへんからな。
シュン君、絶対にまた遊びにくるからな。」
そうチェルシーがつぶやくと、左肩の翼が大きくなり、飛べるようになった。
シ「本当に寂しくなるよ。でも、クラスのみんなを変える事が出来たのはチェルシーのおかげだよ。僕も絶対チェルシーを忘れないよ。」
銭湯を出て、とりあえずはシュン君宅に戻る。
チ「ホンマにありがとうな、シュン君。
シュン君も、辛い時はワイを思い出してな。
空から見守っとるからな。」
シ「また、会えるよね?」
チ「うん。当たり前やがな。シュン君。。君は、俺の天使生活の中で、1番輝きを放っとるで。立派な大人になるんやで?」
チェルシーにとって、シュン君の部屋に居候した期間、地球のありとあらゆる闇を感じたが、
シュン君がチェルシーを守り抜いた事は、
チェルシーは、一生忘れないだろう。
シュン君、ありがとう。今度はこの、ひかが居候するよ。それまで元気でいてね。ー完ー
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