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2020年04月20日21:52

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JRの電車・E電って覚えてる?

E電は国鉄からJRに変わった1987年に出来た言葉です。

従来の通勤線区の電車は「国電」と言っていましたが、「国鉄が無くなったのに国電とかおかしいのでは?」ということで新たな名称・愛称を求めて一般公募が行われてE電になったのです。(公募の順位は20位、390通だったとか)

E電のEは様々な意味が込められているようでElectric, East, Enjoyなどだそうですがかなり無理なこじつけですね。

私がはっきり覚えているのはこの言葉を考えたある男性がTVのインタビューを受けて「自分の考えた語句が採用になってとても嬉しい」とはしゃいでいたこと、新幹線で東京到着直前の車内アナウンスで「まもなく終着東京です。E電と地下鉄はお乗り換えです」というのが流れて聞いているこちらが恥ずかしくなってしまったという事でした。

このE電は物凄く不評で、上述の新幹線の車掌さんのアナウンスは極めて貴重なもので多くの車掌さん、駅員さんはE電なんてほとんどの人は口にせず多分「こんな恥ずかしい言葉、口が裂けても言えない!」と思っていたのでは?とまで思いました。

そしていつの間にかE電という言葉は消え去り、終息宣言も出されず、代わりの言葉も作られずに消えていきました。
つまりE電→山手線、京浜東北線、総武線など元々の路線名での案内に戻ったのです。

国鉄時代も他社線での車内及び駅アナウンス、表記でもわざわざ「国電お乗り換え」なんて殆ど見た記憶がありません。


と・こ・ろ・がです!
実はE電という言葉は国鉄時代から社内で使われていて、今でもJR社内で使われているそうです!

つまり公募でE電が決まったと言っても、それと関係なく国鉄時代から内部で使われていたのです!

実は過日私のブログ(懐古趣味で何が悪い!)に元JRの車掌さんがコメントを下さいました。

その方の説明は以下との事でした。

●E電はJR発足時の公募とは無関係に国鉄時代から内部で使われていて、現在もJR社内で使われている。

●E電とは山手線、京浜東北線、中央線の高尾以東の通勤線区区間など短距離の通勤区間を言う名称である。

●E電の対義語としてM電がある。これは東海道線や中央線の遠距離列車、高崎線など遠方に行く電車の事。ただし同じ路線で同じような時刻にE電とM電が混在しているので正確な分類の定義はない(曖昧)。

などです。
これには驚きました。JR発足時のE電は確かに一般公募だったのですが実は同じ名称が国鉄時代から内部で使われていたとは。しかもJRの今でも使われているとか。

内部ではともかく金輪際一般客向けにこんな恥ずかしい名称は使われない、採用されない事を望みます。

E電が表記で使われていた頃の蒲田駅の案内板の写真を載せておきます。
引用元: Wikipedia 既にこの文字の入った案内板はありません。

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