日本人が戦後初めて経験する非常事態宣言の下
今や日本に残された唯一の娯楽と言っても過言ではない競馬です。
それも、皐月賞が無観客で行われるという歴史に残る一戦ですが、馬券は割れています。
1番人気のコントレイルは前走、ホープフルSでは時計のかかる中山2000mで手綱を持ったまま圧勝という競馬を見せました。
東スポ杯ではスピード競馬に対応し、上がり33秒1の高速上がりで勝ちました。
皐月賞の見えない法則では「1800mの持ち時計最新値の上位馬」が重要な要素ですが、1番手がコントレイルです。
ここまでは完璧です。
この馬の弱点は「兄や姉がだんだんと短い距離の馬になっていった」という短距離血統です。
矢作調教師がホープフルSの後に「厩舎も福永騎手も距離は1800mがギリギリと言っていたので、想像以上の走りで驚きました」と、コメントしている様に4か月の休み明けで何か変化をしているかという点です。
しかし、過去の皐月賞馬が後にマイル路線に転向した馬が多いように、母が短距離馬でも皐月賞で問われるのはスピードと底力です。
ノースヒルズの生産馬なので社台グループの包囲網から厳しくマークされるかもしれませんが、ギリギリ距離は持ってほしいですね。
2番手は2歳チャンピオンのサリオスで仕方がありません。
16号族c記号は去年2着のヴェロックスやブエナビスタ、マンハッタンカフェなどが同じラインに続く名牝系です。母サロミナはドイツオークス馬で、母父のロミタスは凱旋門賞馬デインドリームの父です。父がディープの兄弟馬は結果が出ていませんが、父ハーツクライのこの馬は朝日杯Fsを勝ち、ここまで3連勝パーフェクトです。
2週間の隔離期間を経ても来日して騎乗するレーン騎手の心意気も買いたい要素です。
距離の経験がありませんが母方から見ても問題ないと考えます。
サリオスとコントレイルが好位で折り合えばこの2頭を見ながらレースは粛々進むでしょう。問題はお互いに牽制しあい、仕掛けが遅れた時に前で逃げていた馬がそのまま逃げ切ってしまうことがままあります。
2007年、7番人気ヴィクトリーが逃げきり2着に前で粘った15番人気サンツェッペリンの160万馬券が飛び出しました。皐月賞が荒れる時はそんな時です。
そこで穴で狙いたいのは逃げ馬です。
先週も残ったのは逃げ馬でした。
水はけのよい中山競馬場の馬場が明日どこまで回復するかわかりませんが、買いたい馬はキズナ産駒です。
キメラヴェリテはダートから芝に路線変更した初戦、若葉Sでは後続を突き放して逃げ、2着に残りました。
この馬はキズナ産駒ですが、セクレタリアトやプリンスキロがしっかりクロスしています。
底力は相当あると見ました。
同じくキズナ産駒のクリスタルブラックも稍重の京成杯では最後の1ハロンがガクッとペースが落ちる中、後方から良い脚で前を差し切りました。あまり後ろからだと前に届かない恐れはありますが、底力勝負なら強い競馬ができそうです。
キズナ産駒はプリンスキロのクロスを作りやすいようで、今後も期待できます。
底力勝負になれば強いヴェルトライゼンデもワールドエースの近親ですから2着までなら届くかもしれません。
3着は先週も抜けてしまったので、今週は人気薄まで手広く押さえたいと思います。
サトノフラッグは重馬場の弥生賞を快勝しましたが、やはり前走は勝たなければならないレースだったため仕上げて臨んだはずです。
そのため、重馬場の厳しいレースの反動がないか心配なので、3着までにします。
母が仏オークス3着のレクセランス
絶好調の松山弘平が乗るきさらぎ賞の勝ちコルテジア
キズナ産駒でローレルゲレイロと同じラインのディープボンド
東スポ杯3着のラインベック
◎コントレイル
〇サリオス
▲キメラヴェリテ
△クリスタルブラック
△ヴェルトライゼンデ
以下3着に2,3,5、6,15
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