すばると金星の会合

　4月3日から4日にかけて、8年ぶりに金星がすばるのすぐそばにやってきました。3日は東西に帯状に伸びた上層の雲がちょうどかかってしまい断念しましたが、4日は晴天に恵まれて、すばるのすぐ脇で金星が輝く様子を撮影できました。

すばると金星の会合

2020年4月4日19時48分、1/2秒露光×20、EF-S55-250mmF4-5.6IS STM（250mm,F5.6）、キヤノンEOS Kiss X9（ISO6400,JPEG）、固定撮影（カメラ三脚使用）、スターリーナイトフィルター使用、東京都足立区にて
※写野中央をトリミング

桜満開の宵空に輝く、すばると金星

2020年4月4日20時18分、1秒露光×3、EF-S55-250mmF4-5.6IS STM（70mm,F4.5）、キヤノンEOS Kiss X9（ISO3200,JPEG）、固定撮影（カメラ三脚使用）、スターリーナイトフィルター使用、東京都足立区にて
※周辺部分をトリミング

　時間的にがっつり機材を組む余裕がなかったので、固定撮影前提でレンズは望遠ズーム一択。まずは、最大望遠側で対象をすばると金星だけに絞って撮影。ひとまずうまくいったのを確認してから、今度は近場の寺と満開の桜を前景に撮影しました。風が強めで、桜の枝は時折大きく揺れていましたが、数秒だけ風が止んで枝の揺れが止まったタイミングを逃さずにシャッターを切りました。金星とすばるは寺の建物の屋根のすぐ上まで下がってきていたけど、なんとかぎりぎり間に合いました。

　新型コロナウイルス対策の必要性から遠出して撮影というわけにいかない状況が続いていますが、しばらくは安全確保を第一にしつつ、近場で撮影できるテーマを見つけていこうと思います。