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2020年01月02日02:52

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大晦日RIZIN20観戦記

【長文御免】2019年12月31日。RIZINさいたまスーパーアリーナ大会を観戦。札止め超満員、15時開始、終了23時15分のロングラン興行をリポートします。
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第1試合/ RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント Semi Final
[RIZIN MMAトーナメントルール : 5分 3R(71.0kg)]ジョニー・ケース vs. トフィック・ムサエフ。オープニングから世界規模の顔合わせ、アメリカの貴公子ケースにアゼルバイジャンの死神ムサエフ。前に出るのはケースだがムサエフは落ち着いてカウンターを合わせる。中盤ムサエフのワンツーがヒット、よろけるケースが一度は立て直して意地を見せたが、再度のパンチをヒットさせたムサエフが一気にラッシュ!1R2:47戦慄のKOで決勝進出

第2試合/ RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント Semi Final
[RIZIN MMAトーナメントルール : 5分 3R(71.0kg)]ルイス・グスタボ vs. パトリッキー・“ピットブル”・フレイレ。
トーナメントもう1枠を争うのはブラジル人対決。かたやベラトールで活躍する狂犬兄弟の兄貴フレイレ、こなたスラム街叩き上げの打撃職人グスタボ。ゴング早々威圧感半端ないフレイレ、ガンガン攻めて1R0:28秒殺KO。貫禄の決勝進出。

第3試合/スペシャルワンマッチ[RIZIN女子MMAルール : 5分 3R(49.0kg)]山本美憂 vs. アム・ザ・ロケット。ベテラン山本にタイの弾丸少女アムが挑むオンナの世代闘争。左右のローで牽制するアムをグランドに引き込む山本。膠着したまま1Rは終了。2Rも山本がグランド上位をキープし続けるが決定打は奪えない。最終回も終始グランドでコントロールする山本、拳とヒザを使い、最後は払い腰から腕ひしぎ逆十字まで狙ったところでタイムアップ。山本満点の判定勝利。

第4試合/スペシャルワンマッチ[RIZIN キックボクシングルール : 3分3R(62.0kg)]白鳥大珠 vs. 大雅。
RISE世界王者 白鳥に大雅が挑む因縁のリマッチ。三度目の正直に懸ける大雅はローで慎重に攻め、白鳥はカウンター狙い。2Rエンジンがかかった白鳥がワンツーにヒザを交えたコンビネーションで優位に立つ。必死で食らいつく大雅だが、ヒザ攻撃を受けた頭部裂傷が深くドクターストップ。2R終了白鳥TKO勝ち。

第5試合/RIZIN×BELLATOR対抗戦
<RIZIN×BELLATOR対抗戦>[RIZIN MMAルール : 5分 3R(61.2kg)※肘あり]元谷友貴 vs. パトリック・ミックス。DEEPバンタム級王者元谷がベラトール無敗のミスターパーフェクト ミックスに挑む対抗戦。お互い寝業師同士、開始早々グランドに入り、目が離せない主導権争いに。しかしミックスの技巧が上回り1R1:37フロントチョークを決めてタップアウト。対抗戦成績もベラトールの勝ち越しが決定。

第6試合/スペシャルワンマッチ[RIZIN MMAルール : 5分 3R(105.0kg)※肘あり]ジェイク・ヒューン vs. 石井慧。流浪のゴールドメダリスト石井慧が久々の凱旋、相手はハードパンチャー ヒューン。ゴングと同時に突撃したヒューンが右アッパーを豪快に決めて1R1:10KO勝ち!試合後は一足早くハッピーニューイヤーの乾杯!

第7試合/スペシャルワンマッチ[RIZIN MMAルール : 5分 3R(61.0kg)※肘あり]石渡伸太郎 vs. 扇久保博正。パンクラスの石渡対修斗の扇久保。互いの看板を背負ったスペシャル日本人対決は、両者一歩も引かないハイレベルな打撃の攻防に終始。1、2Rは扇久保が唯一タックルに行っただけ。最終回扇久保が石渡の足を取って蹴りあげるなど見せ場を作り、互いのパンチも相当当たっているが両者倒れない。満場大興奮、圧巻のフルラウンドの末、判定は扇久保。バンタム級次期挑戦権を獲得。

第8試合/スペシャルワンマッチ[RIZIN MMAルール : 5分 3R(93.0kg)※肘あり]ビタリー・シュメトフ vs. シモン・ビヨン。シュメトフ弟が再起を期して当たるのはカメルーンの毒グモ ビヨン。果敢に攻めるシュメトフだがグランドに引き込まれるとビヨンが優勢。シュメトフも腕を取る切り返しで会場を沸かせたものの力及ばず、2R2:58マウントを取られての打撃に屈する。勝者ビヨン。

第9試合/ライトヘビー級タイトルマッチ
<ライトヘビー級タイトルマッチ [RIZIN MMAルール : 5分 3R(93.0kg)※肘あり]イリー・プロハースカ vs. C.B.ダラウェイ。いまやRIZIN重量級の看板、チェコの侍プロハースカの王座に挑むは、UFCでも実績のある実力者ダラウェイ。静かな立ち上がりの中に王者プロハースカは余裕を感じさせる動き、ローキックを一発もらって一瞬引いたもののダラウェイのパンチを見切って、左ストレート一閃、1R1:55鮮やかなKO防衛。RIZINへの感謝を捧げるプロハースカ、君こそ侍、君こそRIZINだ!

第10試合/ RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント Final[RIZIN MMAトーナメントルール : 5分 3R(71.0kg)]第1試合の勝者ムサエフ vs. 第2試合の勝者フレイレ。左右のパンチを振るいリング中央を支配するフレイレ。ムサエフも回り込みパンチをかいくぐる。組んではムサエフに長があり、足を取りバックにつき拳を浴びせてポイントを稼ぐ。最終回疲れの見えたフレイレにムサエフのパンチが当たりはじめると、ムサエフが一気に攻勢。フルラウンド判定でムサエフが勝ち、初代ライト級王者に輝く。

第11試合/スペシャルワンマッチ[RIZIN女子MMAルール : 5分 3R(50.8kg)※肘あり]リンジー・ヴァンザント vs.RENA。
日本女子格闘技のスターRENA、今年6月ニューヨークで一敗地にまみえたリベンジ戦。1Rグランドで上になられ苦しい体勢を切り返したRENA、2Rに入りパンチに手応えを感じるとスタンド勝負にかけ一気に攻勢。しかしかいくぐったリンジーに背後を取られ危機一髪、ここはゴングに救われた。最終回タックルを潰したRENAは、ヒザを当てながらの腕狙い。これは及ばなかったが、休まずパンチでグランドに追い込み、マウントから拳を浴びせ3R3:42レフェリーストップによるTKO勝ち。大晦日、耐えたRENAに春が来た。

第12試合/RIZIN×BELLATOR対抗戦<RIZIN×BELLATOR対抗戦>[RIZIN MMAルール : 5分 3R(66.0kg)※肘あり]朝倉未来 vs. ジョン・マカパ。
対抗戦の大トリは少年院帰りの朝倉兄弟兄、未来。相手はブラジル人メジャーリーガー マカパ。1Rはスタンドの攻防、マカパのパンチは大振りだ。朝倉はバランスが良く相手が見えているし、何より落ち着いている。最終回組みつかれ背後を取られるピンチも動き良くクリア。フルラウンド判定3:0で朝倉の勝利。

第13試合/女子スーパーアトム級タイトルマッチ[RIZIN女子MMAルール : 5分 3R(49.0kg)※肘あり]浜崎朱加 vs. ハム・ソヒ。飛び出す浜崎、応えるソヒ。両者譲らない至近距離での小刻みな打撃戦。2Rソヒの三角締めが決まり頭部をひじ撃ちに晒される浜崎。最終回浜崎は逆転に望みをつなぐ払い腰からのパウンドを取るが時遅し、2:1僅差の判定でハム・ソヒの勝利。

第14試合/スペシャルワンマッチ[RIZIN キックボクシング特別ルール : 3分 3R / 延長1R(56.0kg)]那須川天心 vs. 江幡塁。火花散る立ち上がりから、天心が左フック右左と一気のラッシュ!新兵器の回転旋風脚を挟み再びラッシュ、1R2:46、三度のダウンを奪った天心が圧巻のTKO勝ち。

第15試合/バンタム級タイトルマッチ
<バンタム級タイトルマッチ>[RIZIN MMAルール : 5分 3R(61.0kg)※肘あり]朝倉海 vs. マネル・ケイプ 。
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2019年闘い納めは今年8月堀口を破り一躍主役の座についた朝倉海。相手は前回の顔合わせで判定勝ちしているケイプ。しかし今回は試合前からケイプの気迫がほとばしる。ゴングと同時に左のストレートでぐらつかせるや野獣の如く飛びかかる。2Rも野生の本能のままに食らいつき0:28KOでケイプの勝ち。
ケイプの攻撃はタックルとかパウンドとかの用語を超越した、肉を食いちぎるほどの迫力。日本定着を宣言したケイプは、重量級のプロハースカと並んでリングの主役に君臨するだろう。それを追う朝倉、扇久保、石渡、そして堀口、2020年もRIZINという名の四角いジャングルから目が離せない。
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