謹賀新年

皆様、あけましておめでとうございます。

老母石川英子ですが、昨年は３度の入退院を繰り返し、１１月２４日に退院しましたが、大晦日に激しい呼吸困難を起こして４度目の入院をしました。

胸に水が溜まってそれが肺を圧迫したためでした。

明けて１月４日に水を抜いていた管が知らぬ間に外れていて、そこから空気が入り込んで、また呼吸困難。その空気を抜く緊急手術で上胸部に穴をあけて抜きました。

現在は個室に移されて落ち着いた状況を保っていますが、心臓弁膜症を発症していることがわかり、癌の治療と並行して「アルプミン」という血液製剤と生理食塩水の点滴で心臓の治療を行っています。まだ退院の目処は立っておりません。

そんな状況の中でも、馬鹿息子たる私は、１月２日に全国大学ラグビー選手権大会準決勝を観に、秩父宮ラグビー場に行きました。

切符は買っていなかったのですが、たとえ売り切れでもダフ屋が出ているだろうと思いました。

やはり売り切れていましたけれど、正規の切符売り場から立ち去る私に、「お兄さん、お兄さん」と後ろから呼びかける声。

振り向くと、いかにも「昔はプロップをやってましたぁ」という感じの初老男性が、切符を手にして迫ってきます。

「明治のOB会で団体で購入したのが余っちゃってねぇ、新幹線の遅延で来られなくなったのが二人いるのよ。今まだ新幹線の中にいてねぇ、で、お兄さんどこ？」

今までついたことのない嘘をつきました。

「ボ、ボ、ボクもメイジです」

「あっそう！１５００円って書いてあるけど、お金はもうもらってあるから、このチケットつかってよ」

「アリガトウゴザイマス」

ダフ屋に一万円は取られても仕方ないと思っていましたが、「チーム優待」と書いてある切符をもらい、なんとタダで入ってしまいました。

かつて私も、同行者が来なかったときなどに、

「早稲田の学生ぇ〜、チュモークッ！チケットタダでやるぞぅっ！」などと叫んで、早大生限定で切符をタダであげたこともありましたが、今後そんな機会があれば、学校を問わず、「学生ぇ〜、チュモークッ！」とやろうと思います。

結果は皆様ご承知の通りです。

明治大学２９
東海大学１０

早稲田大学５２
天理大学１４

悪い悪い帝京大学はすでに亡く、悪い東海大と少し悪い天理大は正義の早稲田と明治に駆逐されました。

やっとやっと、日本のラグビーが古き良き姿に戻りました。

実に２３年ぶりに早明決戦です。しかも舞台は新国立競技場。

で、そういう日に限って、行けないのです。

昼過ぎまでは老母の付き添いで、夕方５時から駿台津田沼校で「センター試験直前講座」では仕方ありません。

本日は市ヶ谷校舎でしたが、明日が市ヶ谷だったら、決勝戦を最後まで見届けても十分授業に間に合ったものを。

間の悪い時間割を組んだ教務課を恨むばかりです。

まぁ、市川パーキングエリアで車載テレビで観戦し、終わり次第津田沼に急行することにします。

明治は関学に大苦戦でしたし、先日も東海にスクラムを押し切れない場面もありました。

フォワードの明治対バックスの早稲田ですが、明日こそは１０年ぶりに「荒ぶる」が聞けそうです。

明日（１１日）、１４時半キックオフです。

行けない皆様はテレビの前でどうぞ。ＮＨＫ総合テレビです。