あの人は酷い酷い

奥さんと透くんがお風呂に入っていて、透くんを僕が受け取ってバスタオルで体を拭いた後のこと。
丸裸のまま走り出してソファで寝そべってなかなかパジャマを着ようとしなかったのです。初めてじゃないし、よくやってることだけど、いい加減お行儀も良くなってもらわないと困るから思いっきり怒鳴りつけたのです。
どんな言葉を発したか？までは覚えてないけど「お父さんはもう知らないから自分で勝手に着替えなさい！」とバスタオルを投げつけた記憶はあります。

まぁ泣き出すだろうなぁと思ったらミルミル顔が歪んで予想通りに泣き出して「ごめんなさーい」と言ったあとに
「酷いよ、お父さん酷いよ！」って言うんです。
予想外の言葉に驚きを通り越して笑いそうになってしまったけど、怒ってる手前ニヤけることもできないので睨みつけて我慢していました。
大声に驚いて慌てて出てきた奥さんには見向きもせずに睨み続けていましたが、何故か申し訳無さそうに「透くん、パンツはいてパジャマ着ようね」と言ってくれたので、僕もそれ以上は追求せず透くんも素直にお着替えを始めました。

後から聞くと僕がいない日は奥さんが着替えるまでは透くんは放し飼い（笑）してるので、風呂上がりに素っ裸でソファで寝そべるのは透くんの権利と思ってるようだったのです。
夏場はいいとしてこれから冬場だし、いつまでも裸族でいられても困ります＾＾

そんなことより「酷いよ」って言われたことがショックでねぇ。
実はEテレの「にほんごであそぼ」の『名セリフかるた』コーナーのシェイクスピアのセリフにあったそうなのです。
「あの人は酷い酷い」

実生活でも『酷い』なんて言われ方されたことなかったので僕に耐性なかったですね。どこで何のセリフを覚えてくるか分からないですね。これからドンドン増えていくんだろうなぁ。