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2019年10月20日10:02

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カフェ月光浴

第4話
東京
最終列車で駆け込むようにやって来た佐竹美夏が入って来た。心に深い傷を負いながら店に来た。会社の上司小鳥遊康人と今の妻と別れる事を前提に付き合い彼の子を身ごもった。しかし彼は、妻と然を戻し妻との間に新たなる命を身ごもった。精神的な影響で彼女は、流産して子供の出来ない体になった。
短歌が趣味の美夏は、伊勢姫の「難波方 短き蘆の ふしのまも あはでこのよを すぐしてよとや」を吟い涙を流した。そしてマイペースの『東京』が流れた。彼女は、号泣してその時に柴田淳の『それでも来た道』を聴いた。一瞬で消えるような優しさを求めていた。マスターは、雪ん子人参の吹かし人参を出した。その料理の味に舌鼓を打ち涙を流した。その現場を見た時佐竹夏美は、マスターを軽蔑した。マスターは、全ての生き物が他の生き物の生命力に依存しなければならない事を諭した。何時までも過去の出来事の感傷に縛られないように言った。彼女は、涙を流し前を向いた。
彼女は、その後内藤孝明と子供が出来ない体を知りながら受け入れ。ある夜下着姿でガタガタ震えていた二人の子供を保護して養子とした。
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