手っ取り早く食べられる物がない。
パンもない。
冷蔵庫を覗いても手間をかけて作りたくない。
一人前は簡単調理で済ませる物が重宝するけど生憎品切れ。
お皿は母が元気で食事の支度していた姿と重なって捨てられない。
伊万里の茶市に母と行くのが楽しみだった子供の頃。
新茶の季節に日用品の竹かごや刃物、野菜果物、魚貝等、海岸通りで開かれていた市、後に陶器市と名も場所も変えた。
現在の様子は解らないが有田陶器市で母の買った深川製磁のアザミ絵柄の皿も捨てきれず使っている。
数枚は娘がカナダに持って帰ったが孫娘に使ってもらえて位牌の母はきっと喜んでいるに違いない。
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