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2019年10月02日02:10

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【旅行記】書(マニュアル)を捨てて街(ていうか山)に出よう(後編)

★…というわけで、道のりは昨日といくらも変わらないけど、もう一度ナビゲータを起動していざ出発。すいすいと到着。


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駐車場に車を停め、道路を渡る橋の上から場内を見る。おおお〜、これだよこれ!こんなイメージだったんだよ。いや〜、やっぱり思い切って来てよかったわい、といきなりテンションが上がる。


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場内はこんな感じ。これ、なんて形容すればいいかな…超小型から業務用の超大型までの冷蔵庫くらいの大きさと存在感の、様々な大きさのむきだしの岩が無造作に積みあがったような世界が、だいたい1km四方くらいに広がっている。岩はみな一様に玄武岩に近い方の黒っぽい安山岩で、一回の噴火でいちどきにできた地形であることが見て取れる(元地学専攻並感)。期待していた通りの迫力だ。園外は後で生えた草木に覆われて目立たないが、このガラガラ岩ははるかに広い範囲(2×5km程度らしい)に広がっている。


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園内の看板地図。よーし、全部のルートを回るぞう!


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園内をゆっくりと回るが、お客さんは割とまばら。まあそのほうがいいんだけど(笑)。遊歩道脇にも浸食を受けた奇岩があちこちにあり見飽きない。岩の断面は割れたものや流れた溶岩がそのまま固まった感じのもの、風雪の浸食を受けて苔むしたものなど実に様々。


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途中、壮大なガレ場の真ん中にある休憩所でおやつ。草団子と地元の牛乳。うまい。


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天明の大噴火(1783年)は総体としては数か月に及ぶものだが、その最後、8月5日に起こった「鎌原火砕流」は麓のいくつかの集落を飲み込みながら流れ下り(その間わずか15分程度だったという話も)、さらに川を堰き止めて二次的に発生した土石流により千人を優に超える犠牲者を出したという。(この辺は昨日博物館でお勉強)。そりゃあこんだけの量の焼けただれた岩石やら溶岩やら火山灰やらが高温ガスと一緒に雪崩のようにやってくるんだから、襲われたらひとたまりもない。そしてその日の一連の火砕流中、最後のものがこの「鬼押出し」を作ったらしい。とにかくこれができるのに半日とかかっていないという事実には本当に驚かされる。

★そんなことを考えながら一時間半くらいじっくりと見て回り、記念に園内の食堂で山菜そばを食べて撤収。いや〜、ホント決心して来直してよかった。

★しかし早起きして来た分、まだ時間があるなあ…そうだ、途中の道路の案内板に「白糸の滝」ってのがあったなあ。よし、ナビの設定・操作練習も兼ねてちょっと寄っていこう。ええっと、「文字入力」で「しらいとのたき」ってやれば…ええっ、ここから800kmって!…なんや、それ山形県のヤツやんか!ちゃうねん。ワイが行きたい白糸の滝は…あ、この候補リストから選べばええんか…


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…などと、入力にちょっとばかり苦労したが、無事に設定できて、案内により無事到着。


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はえー、こんなところか。規模は小さいが、なかなかステキ。


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山肌の地層のあるきまった層からこうやって一直線に水が湧き出している。「透水層と不透水層の境目から水が出る」というのは確かに教科書通りだが、ホントにそうなってるのが面白い。この滝は水温が少し高く、冬でもしっかり流れているらしい。浅間山の地熱の影響なんだとか。

★夕方に切り上げて帰着。ルーチンの日用品買い出しとその他雑用の一部も無事片付ける。やれやれ。ちょいとばかり疲れたが、楽しい休日にはなったワイ。


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同僚へのおみやげ。自然公園の石を持って帰るのは法律違反なのだが、ご安心あれ。ラベルにあるように、これはクッキーなのであります。「鬼押出し園」内の売店で購入。手に取っても、全く石にしか見えない。味は未知数だが、ネタ系としては最高のおみやげだ(笑)。

★そして、休日を二日使って「鬼押出し」にこだわったワイに思わぬ朗報が。なんと10月5日の「ブラタモリ」は、この「鬼押出し」なんだそう。
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/1081/2009145/index.html
なんという俺得番組!ようし、録画して観るぞぅ!
(一部不正確な書き方してたので、翌日ちょっと修正しました。)
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