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2019年12月07日02:35

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「春の初めの悦び」

 現代では、新年と新春がほぼ同義に用いられていますが、元来、旧年中に春になっていて、年が改まって新たに迎える春、と言う事でした。それは陰暦(月の周期で決める)と陽暦(太陽の周期で決める)違いによることからですが、春は木に花が咲く様に、山に草が生える様に、春の初めは芽出度いので皆が喜びます。

 つまり、正月は蘇生の祭礼と言えます。蘇生とは生命の生き返りで、命を取り戻す事なのです。
生死には、刻々の生死、日々の生死、年々の生死、一生の生死、永遠の生死と言う5種類が有ります。正月は、勿論年々の生命の蘇りです。

 新年とは、いったん終わりを迎えた年々の生命が新たに始まる事であり、木に花が咲き、山に草萌ゆる生命の季節を迎えると言う事なのです。一年の生命が新たに蘇るのです。この、生まれ変わりながら命が続いて行く事を悦び、その事を寿ぐのが、正月=新春です。だからこそ悦ぶのです。

 今年、私は災難や不幸が有り、辛い思いをした様に、皆さんの中にもさらに辛い思いをした人も居ると思いますが、それは今年全て散り去り、新年と同時に、新しく生命が動き出します。それを信じ、一年を終わらせましょう。そして、刻々の日々を新たに生きようと思います。

 決して良い日々ばかりが続く訳は無いと思いますが、来春こそ、新しい芽を出し、花を咲かせましょう。きっと良い事も有る筈ですから・・・(^_^.)
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