最近YouTubeでウイスキーの紹介動画を見ています、
貼り付けているレイ【もふもふチャンネル】さんのをよく見ているのですが、
お手頃価格の銘柄からウン十万ほどする高額な銘柄まで、
幅広く解説をしていただいているので、
味や香りを説明する時に実によい参考になります、
この動画では初心者、ウイスキー入門に最適、と言う解説をよくされているのですが、
自分のウイスキーの飲み始めってどうだったかな、と、振り返ってみると、
たぶん最初に飲んだ銘柄はサントリー「オールド」ですね、いわゆるダルマと言う銘柄です、
次は同じくサントリーの「角瓶」ですね、白角の無かった時代ですから、黄色い方です、
この上記した2銘柄を飲んだ時点でウイスキーの印象は、
とにかくアルコールの刺激感がすごい、すごいと言うか酷いと言うか、
これが大人の嗜好品と言うやつなのかな、と言った印象で、
当時の心境から言えば、自分がいくつも銘柄を集めている事は想像できなかったと思います、
決してイイ印象ではなかったのです、
タバコに関しては良い印象が無いままで終焉を迎えましたが、
お酒に関しては、ちょっと違いました、
ある程度予算を割いて良いと思うものを飲んでみよう、と、
それでも印象が変わらなければ、それは縁がなかったと諦めよう、
当時20歳になったところくらいだったのですが、
なぜか大してお金もないのに予算を2万円ほどを上限に見積もり、
確か阪急百貨店に行きました、そして店員さんに言ったのが、
「初心者でもおいしいと思える銘柄を一本ください」
二十歳になったところなのに、年齢の確認もされない事に、
今ならややショックを受けるかも知れませんが、
1991〜92年くらいの時代ではさほど厳密ではなかったようです、
店員さんとの相談の末、選んだ銘柄はヘネシーのVSOPでした、
価格は当時7〜8000円だったと思います、
この銘柄が選ばれた理由は口当たりがやさしく、
甘い香りでストレートからトワイスアップ、水割り、
ソーダ割りでも楽しめると意図した選定だったのだと思います、
ただ当時の自分にはそうした意図までは理解できず、
予算と目的に沿う銘柄をお願いします、と言う要望に応えてくれた結果でした、
結果としてその銘柄の選定は実に悪意に満ちたものだったと思います、
酒量は知れていますがお酒の消費者を一人獲得できた選定になったのですから、
まぁそれは冗談として良い銘柄を紹介してもらえたと感謝しています、
今、ネットを通じた動画配信などで初心者で、
低予算の方が楽しめる銘柄を紹介する動画が何本もあります、
情報を獲得する、と言う点で言えば実にいい時代だと思いますよ、
レイさんの動画を何本か見れば自分の好みに沿う銘柄を、
比較的低予算で想定する事ができます、
スマホやPCで動画を見ているのですから、
ネット通販でそのまま紹介された銘柄を検索し購入する事もできます、
ネットが普及し使える事が当たり前になりつつある現代、
知らない、と言う事は大きなマイナス要素にならないのです、
調べ方によっては、かなり専門的な知識まで得ることが出来るので、
昔の言い方で言えば「耳年増」に皆がなる時代です、
ネット検索で全くの初心者でも、ある程度の知識をすぐ獲得できます、
お酒に関しては飲んでみないとわからない酔い方とかもあるので、
テキスト主体の情報には限界はありますが、
それでも例えば一つの銘柄、一つの蒸留所、醸造所に関して、
情報を蓄積した初心者に知識で抗するのは難しいと思います、
では現代において初心者とベテランと言うか長く嗜んだ人物の差は何処か?
その差をこれだ、と明言出来る程深くはなく、広くもない見識ですが、
あえて言うなら許容力の差と視点の広さ、
話し相手の立場で語れる人間力でしょうか、
そうそう相談相手になる機会もありませんが、
せっかく飲む習慣を持つようになったのであれば、
ネット検索以外の視点が持てる様になりたいものですよ、
情けは人の為ならず、と言う言葉がありますが、
知識も人の為ならず、だと思うのです、
他人の為に知識を得ることが自分の為の知識や見識視点にも繋がってゆく、
これは本来の意味で勉強の目的、いや目標なのではないだろうか、と、
ネットで情報を得られる昨今、自分の二十歳ころを思い起こしながら、
そのようにふと気がついた様な気がする今日この頃です、
長い日記になりましたが、最後まで読んでいただき感謝します。
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