mixiユーザー(id:19347649)

2019年09月12日11:30

343 view

特許・発明・アイディア売り込み隊

変な特許・発明を楽しむコミュコミュのテーマ「特許・発明・アイディア売り込み隊 Vol.1」のコメントについて、メモ(記録)と致します。

柱書:

特許・発明・アイディア売り込み隊 Vol.1


sun さんの書き込み内容

2012年12月07日 21:45


Vol.1と云う事で2.3・・と続く事を願います。売り込み専門のトピがない様なので作りました!!(既存であれば失礼!)

特許・発明・アイディア売り込みたい方を中心に、アイディアや事業をお探しの方等、発明に関したビジネスをこのトピで盛り上げて行きましょう!!

書き込みは自己責任でお願いを致します。




[10] futureeye さん

2019年09月12日 05:38


私も、いろんな出願済みの発明の売込みを100社ほど行いましたが、日本の企業(特に大企業)は、全て却下(不採用)でした。売込み後、3〜6年して、売込み先の企業から類似品が発売されることがしばしばありました。そのころになると、特許が成立しているために、ライセンスを求める警告書を郵送するのですが、ほとんど無視されます。

日本企業(特に大企業)が発明売込みを却下する理由は、担当者および担当部署の保身です。全ての企業がそうだとは申しませんが、社外から売り込まれた発明が素晴らしく有用な発明の場合には、決定権を持つ重役から「我が社でも当然同じような発明を出願しているのだろうな」と言われ、担当者および担当部署が問責されます。出願していないとなれば、「我が社の開発部は素人に負けるのか」と言われるため、担当者は死にもの狂いで売込み発明を貶します。技術が分からない重役は担当者の発言を真に受けるしかなく、不採用になります。

どうせ企業が採用してくれないのであれば、将来必ず企業が発売するであろう発明の特許を取るという作戦に変えました。5〜10年先の未来を予測し、その未来を特許で先取りする。後は、世の中が追い付いてきたころ、ライセンス料でマネタイズするというビジネスモデルです。

この作戦が功を奏し、シリコンバレーあたりの大手IT企業から特許ライセンス料としてビッグマネーが入ってきました。しかし、依然、日本企業は、特許権侵害しているにもかかわらずライセンス料を払おうとしません。特許権侵害裁判の訴状を作成して被疑侵害企業に送り付け、ライセンス交渉のテーブルに着くよう迫るのですが、非侵害の理由をこじつけて交渉しようとしません。よって、片っ端から裁判所に提訴することになります。

日本の企業は、なぜ特許権侵害のリスクを無視して被疑侵害品を製造販売し続けるのか? その答えは、日本では、特許権侵害裁判の敗訴で被るリスク額と新製品の研究開発コストとを比較して、前者の方が小さいリスクとなるためです。そうなると、どの経営者も自ら研究開発などしなくなりますよね。リスクを最小に抑えるのが、経営者の務めですから。その結果、日本は、ここ20年の間に侵害得の模倣大国に成り下がりました。「日本で特許を取得してもドブに金を捨てるようなものなので、日本にだけは特許出願しません」との声が出てきて、もう久しくなります。
日本の一人負け状態の原因は、ここらへんにありそうです。



イイネ!
返信
1人がイイネ!




[11] モリオバッハ

2019年09月12日 11:03



>>[10] futureeyeさん

おはようございます。

日米国に、特許30件を取得されたことは素晴らしい功績ですね!!

私は、1980年から2007年まで、日本軽金属とその子会社の新日軽の特許部で、多種多様な知的財産管理(発明の発掘から、出願・中間処理・権利化、特許・意匠・商標侵害訴訟事件処理に至るまで)、従事して参りました。

また、街の発明家から、1000件余りにわたる売り込み発明の対応(処理)をしてきました。

1000件余りの売り込み発明で、出願を検討するに当たる案件は2〜3件しかありませんでした。

当社並びに競合メーカーで出願した特許公報(公開・公開・登録)公報を技術・商品分類別に分けて、保有しており、売り込み発明の提案案件とこれらの公報を比較し、特許法第29条(公知・公用・文献公知、当業者容易発明)に沿って、判定してきた次第です。

大半の街の発明家の小父さんや小母さんの主張点は、世界で唯一とか、今までになかったとか、言っていましたね!!

自己満足に溢れる姿の発明家が、大半を占めていました。

私は、売り込み発明の提案(案件)と、当社並びに競合メーカーの公報と比較して、特許法第29条の規定で、大半の提案(案件)を拒絶してきた次第です。

特許庁の審査官や審判官と同様な手法で、判断(判定)してきました。

昭和時代の街の発明家による案件で、最大、2000万円を儲けた小母さんが最高峰に挙げられるよ!!と、日本特許協会(現在、日本知的財産協会)の特許セミナーで、聞いたことがありましたね。

小母さんが考案した、男子用パンツで、ホックやボタン式から前後自由自在(フリー)式に変更して、直ぐに用足しができる案件を、下着メーカーが買い込み、採用され、その小母さんが2000万円儲かったとの事案でした。

日本は戦後(1945年夏季以降)、米国の技術思想が導入され、米国の発明(技術思想)を物真似して、さらに、効率よく改良する手法がとられてきたのです。

改良に改良を重ね、中小企業では、小発明として、実用新案(考案)が持て囃されました。

基本特許は発明(特許)で抑え、その周辺は実用新案)(考案)で抑える、守備してきたわけです。

日本での特許出願は、50万件/年が続き、世界の特許出願の40〜50%を占めていました。

商品開発は、他社の物真似にはじまり、従事していた当時、松下電工を真似した電工とか、真似した産業と言っていた時代が懐かしいですよ!!

日本は、戦後、米国の物真似からはじまっているのですよ!!

特許、実用新案、意匠、商標は、他社に真似されないために、出願して、権利化しているのです。

大企業の出願は、実際に活用されるものは15%でした。

後の85%は、真似されないための防衛出願なのです。

所謂、この85%の特許が眠っている状況が延々と続いてきているのです。

最近のニュース報道を診ると、この眠っている特許を掘り起こして、分野・分野で、如何にリンクさせて、新規性のある発明を思いつくか、気づくかを積極的に鑑みているベンチャー企業の若いオーナーがいましたよ!!

特許出願の大半は、拒絶理由通知に対して、進歩性を主張して参りました。

新規性を指摘に値する案件は、少数でした。

どれだけ、進歩したかの反論ですよ!!

私は、しばしば、模型を持参して、特許庁の審査官に、面談審査に行きました。

特許庁の審査官も当業者ではないため、勘違いしていることが多く、模型を活用して、丁寧に説明(解説)すると、納得してくれました。

そう言うことかとうなずいてくれれば、特許(登録)査定通知が直ぐにきたものです。

街の発明家も、模型を持参して、説明にきた人も多くいましたね!!

私の指摘に対して、このように改善したとか、何回も何回も来てくれた発明家もいましたよ。

まあ、黙って、返すわけにもいかないので、改善点(改良点)を申し上げてきました。

また、折角の提案開示に対して、500円とか、1000円のテレフォンカードも添えて、丁寧に、拒絶理由を提示して、断ってきたわけです。

その街の発明家が、いつ会社のお客様になるかわからないので、柔らかく断ってきた次第です。

従って、発明家から警告書を戴いたことはありませんでしたよ!!

続きあり




[12] モリオバッハ

2019年09月12日 11:05


上記第11項目の続きです。



特許を重要視している代表取締役は極少です。

社長が、特許の必要性を重要視していない企業は、いずれ、潰れますよ!!

発明家よりも、もっと大変なのことは、特許管理に携わる人です。

如何に、審査官の拒絶理由を回避するために、理路整然とした反論(拒絶理由に対する意見書)をするかに、係っているのですから。

登録にするためには、発明者と特許管理者の共同発明と言っても過言ではないのです。

日本での特許侵害訴訟事件の85%が、和解であることをご存知でしょうか。

裁判長は、2〜3回目の答弁・審尋で、原告と被告の弁護士(弁理士)に対して、和解勧告をしてくるのです。

両者の弁護士(弁理士)にたいして、成功報酬謝金が入り、裁判長は判決書を書かなくて済むからなのです。

最低、一つの侵害訴訟事案で、着手金が50万円、成功報酬謝金が50万円です。

訴額によって、それ以上掛かることになります。

従って、弁護士(弁理士)費用をかけてまでも、損得勘定をして、どちらが得を見極めることが肝心です。

弁護士(弁理士)の90%は、やーさんですよ!!

兎に角、案件によって、原告にも、被告にもなり、反論理由をいつも考え、どちらが利益になるかを精査している人を多く診かけました。

還暦定年退職(2007年)時、大学発明も盛んで、企業とどう結びつけるかの特許流通を、7歳先輩の上司が出身校に戻り、尽力していました。

現在、基礎研究が疎かになり、国が投資していない状況です。

目先のことしか考えていない日本の政治・経済界、直ぐ儲けなければ、研究開発に取りつかない姿が、悲惨ですよね!!

21世紀は、本格的な知的財産権時代と言われてきていますが、政治経済界のトップ達のスタンスやポリシーが余りにも低すぎるので、発展していく見込みはないと言っても過言ではありません。

現代の若者が、今までの眠っている知的財産をどう活用したら、新技術・新商品開発につながるかを検討され、ベンチャとして、いち早く、実践・研鑽・精査して、役に立つ製品が生まれるかが問われているのではないかと推察しているのです。

どうぞ、一歩一歩出来るところから、チャレンジしてみてくださいね!!

感謝。





[13] モリオバッハ

2019年09月12日 11:24


追記:

街の発明家による売り込み発明で、既に特許が取得されているので、採用して欲しいとの事案も多数ありました。

発明家の皆様にヒアリングすると、豊沢先生が立ち上げた発明学会と称するところに出願して登録されたと言っていました。

皆様、騙されたことに気づいておらず、とったとったと喜んでいましたね!!

還暦定年退職後、豊沢先生がペテン師であったことが暴露され、裁判沙汰になったようですが。

皆々様、発明学会には、気をつけてくださいね!!

世の中は、どこも、嘘を嘘で固めた嘘の世界観を呈していますので。


感謝。



[15] futureeye さん

2019年09月12日 15:21


>>[13] モリオバッハさん
>売り込み発明の提案案件とこれらの公報を比較し、特許法第29条(公知・公用・文献公知、当業者容易発明)に沿って、判定してきた次第です。
→素晴らしい!
 大企業の担当者がモリオバッハ様のような人ばかりだと、私も苦労しなくてすんだのですが・・・
 実は小生、付記弁理士です。長年に亘り大手特許事務所で勤務弁理士をしていましたが、発明を考え出すのが好きで、8年ほど前に退職し、特許発明の生産販売を行う個人事業主となりました。3年ほど前に、特許ライセンス料が入って株式会社化しました。
 よって、「如何に、審査官の拒絶理由を回避するために、理路整然とした反論(拒絶理由に対する意見書)をするか」の苦労は、身に染みて分かっています。
 現在、特許権侵害裁判の本人訴訟(原告)の係争中で、前々回期日に、侵害である旨の心証開示がなされ、現在損害論の進行中です。
 私の長年の経験からして、街の発明家が現在の日本で発明による収入を得る方法としては、未来を先取りした特許に対し侵害している企業が出てきた段階で、その被疑侵害企業を特許権侵害で訴えて、裁判で損害賠償を勝ち取るしかないように思います。



[16] モリオバッハ

2019年09月13日 09:56


>>[15] futureeyeさん

おはようございます。

貴重なコメントを頂戴しありがとうございました。

貴殿は弁理士資格を取得され、素晴らしいです。



私は昭和末期に、弁理士試験を7回受験しましたが、頭脳が悪いため、第二次試験に合格出来ませんでした。

当時は、3500人受けて、70〜80人しか合格出来ませんでした。

なぜ、70〜80人しか弁理士になれないかを、弁理士協会の会長にヒアリングしたら、日本の弁理士事務所が3500所あり、年間、老齢の弁理士が70〜80人他界し、その補充に、相殺する意味合いで、70〜80人しか合格させないと応答してくれました。

なぜ、もっと多数の弁理士を合格させ、育成しないのかをヒアリングしたら、パイ(仕事量)が決まっているので、弁理士としての仕事量が減少し、弁理士事務所が消滅していくことを回避するためと応答してくれましたよ!!

このような思い出が残っています。



特許管理業務を28年間従事してきて、日本特許協会、日本デザイン保護協会、日本商標協会に、法人会員として、各研究部会に参加し、大企業の特許部長、中小企業の代表取締役(社長)と多々面会(面談)することが出来、特許を重要視している会社は極少であったことが判明した次第です。

社長が特許を重要視していた会社とも四半世紀付き合ってきましたが、特許部社員は弁理士事務所に出願業務を依頼せず、出願、中間処理、登録、異議申立、審判等々、全て自社で行っている様相も教えて貰えました。

それらの会社は、盆暮れに、審査官や審判官を虎ノ門にあった小料理屋に招き、登録率を向上させるために、ご馳走させている様相も教えて貰えました。

また、当社も競合メーカーの特許部と連携し、盆暮れに、審判官や審判官を銀座・日本橋地区の著名なレストランに招き、企業と特許庁の交流、親交を目的に、おもてなしをして参りました。

平成初期頃まで、このようなおもてなしは日常茶飯事でしたが、各省庁の役人は、受けるべからずとの警告が開示されてから、審査官、審判官は、一斉に、参加しなくなりました。

まあ、特許庁の審査官・審判官1200人中、建築・土木分野で、特許・実用新案・意匠・商標の審査官・審判官に、100人程、親交がとれ、面接審査に、しばしば出かけました。

審査官とお友達になれば、特許庁内の状況も把握出来、面接審査で、や〜さんが消音ピストルを持参して、面接に来て、本件を登録しなければ、殺してやると、ピストルを天井に撃って、怖い目にあったとか喋って貰えましたよ。

平成になってから、特許庁の出入り口に、警備員が立ち、本人確認が求められから、このような事件はなくなったとも話していましたね。

まあ、多数の審査官・審判官とも、有意義な親交が出来た時代を、懐かしく想っています。

そのおかげで、売り込み発明での対応で、審査官・審判官から、審査の具体的な判断基準を教えて貰うことも出来、役に立ちました。



また、金儲け主義の弁理士(私よりも20歳くらい若かった)とも5〜6年、付き合ってきましたが、クライアントから出願依頼を受けて、年間100件余り、1人で処理していた人は、早死にしましたよ。

お葬式にも参列しましたが、その弁理士の奥様に合うことが出来、主人は、家庭を全くかえりみない人で、金・金といつも喋っていたことを話してくれました。

100件/年/人 以上の出願は、過労死に相当し、しないこととの教訓に診得ました。



私が55歳時に、1案件の特許侵害訴訟事件でも大変なところ、同時に2案件が発生し、一方は東京地裁で、他方は東京高裁で、弁論・審尋が行われました。

この期間に、強いストレスで、目がまわり、倒れてしまい、はじめて救急車にお世話になり、はじめて病院で点滴を受けました。

通常、3か月の入院のところ、1週間一寸で退院しました。

ドクターに、3か月入院していたら、次の弁論に間に合わないため、自分の病気は自分で治すから、と言って、退院させて貰うことが出来ました。

1か月で完治し、次の弁論に間に合いました。




弁理士事務所を開業して、5年は儲からないと顧問弁理士がとく言っていましたよ。

出願して、登録への謝金が入るまでは、赤字続きと言っていました。

ライセンス料で、立ち上げされたのですね!!

おめでとうございました。


先取特許でライセンス料を得るには、予め種をまいて育成し、財産権維持費との兼ね合い(コスパ)を鑑みておくことが必要だと想います。



発明は無限にありますから、将来性のある有効的な発明を育成されてくださいね。


どうぞ、無理をされず、心身に気をつけて、仕事に励んでくださいね!!


今後のご活躍を祈っております。


感謝。








本件テーマ:https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=44134&id=72536644


3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年09月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930