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2019年08月06日17:33

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トルコ滞在 その1(アンタルヤ)

8月2日

トルコへ。
まずイスタンブールまで11時間以上のフライト(しょっぱなから離陸が1時間遅れた…)。そして国内線に乗り換えて、アンタルヤへ、さらに1時間半。
飛行機の中で映画6本半、観まくり。

現地時間、午前0時半に到着。空港にはバヌがお迎えに。バヌの友人サルハッ宅へ。イケメンだ。挨拶もそこそこに、就寝。


8月3日

朝食は、パンと玉子で軽く済ませ、バヌと3人で“デューデンの滝”を観光しに出かける。実はデューデンの滝は、二か所あって、河口で海に注ぐ滝ではない方へ。バスは田舎へと走る。
こんなとこで下車するのかと思うような場所で降り、角を曲がれば、いきなり家族連れなどでごった返し、アイスクリーム屋やお土産屋などが並び、観光地そのもの。

川の水が透きとおっていて、それほど高くない滝だが、轟音を立て流れ落ちる。かっこいい。

昼食は、滝公園内のレストランで、羊のケバブ(ひき肉を串に刺して焼いたものを串からはずして、野菜や挽割り小麦のケチャップ味のピラフ(ブルグル・ピラウ)などの付け合わせとともにお皿に盛られて出て来る)、ニラ入りのギョズレメ(クレープ風お好み焼き)、クイマル・ペイニルリ・ピデ(ひき肉とチーズのトルコ風ピザ)を食べる。飲み物はアイラン(甘くないヨーグルト)。
トルコ料理は、基本的に美味い。香辛料の匂いもあまりせず、ちょっと薄味な感じ。ケバブは柔らかく、アイランはモンゴルの馬乳酒(アイラク)を思わせた。

ビールを買い込み、一旦帰宅して一休み。やはり暑い。まかり間違うと熱中症になりかねない。

夕方、韓国語の堪能な女性ベギュムと、仕事帰り(警察官!)のサルハッと落ち合って、アンタルヤの旧市街、カレイチを散策。美しい塔のイヴリ・ミナーレやハドリアヌス門など、大昔の建物がそこら中に残っていて、見応え十分。

海に近いところは、レストランやバー立ち並び、いたるところから生演奏が響き渡る。ダラブッカの民謡からロックまで。路上で踊るお年寄りの方々や、「Knockin’ on the Heaven’s Door」をトルコ訛りの英語で歌っているバンドもいた。

街角には猫がいっぱい。尻尾長いなぁ。
驚いたのは犬。大型犬であっても、首輪やリードはなく、基本放し飼い。だが、もの凄く良くしつけされていて、行儀が滅茶苦茶良い。ペットに首輪なんてもってのほか、だそうだ。

しかし、夜になっても蒸し暑く、階段を上り下りしていたら、わしはまるでライヴ終了後の如く、水を被ったように汗だくになってしまった(昼間は強い日差しのため、どんどん乾燥するのだ)。

ドネルのチェーン店で、みんなで夕食。ドネルとは、ドネル・ケバブの略で、普通我々がケバブとして思い浮かぶ料理のこと。ケバブというと串焼肉を指すことが多いので、焼いた薄切り肉はドネルと区別して呼ぶのだとか。鶏肉をパン生地にくるむのが元来だったが、牛肉のミート・ドネルも人気が高く一般化したらしい。一品で、腹一杯の量。

その後、パブでビール。80年代の懐かしのロック・ナンバーが流れ、マスターはモーターヘッドのTシャツを着てた。トルコのクラフト・ビールを注文。PabloとFrederik。
最近は無宗教の人間が増えたのでお酒を飲む人口も多くなったらしい。トルコでIPAが飲めるとは! 「シェレフェ(乾杯)〜!」

11時を回ったところで、路面電車に乗って帰宅。バタンQ____。


8月4日

サルハッの奥さんが実家から戻って来て挨拶。イケメンの奥さんは可愛い人でありました。

ここでは珈琲よりも紅茶(チャイ)がメイン。濃く出したものをお湯で割って飲むのが一般的だが、濃いままがわしは好き。それを“ダム”というそうだ。

軽く朝食をとってからスィデへ向かう。トラムに乗り、高速バスに乗り、乗り合い送迎バスに乗り…2時間ぐらいかかって、スィデの遺跡へ。
日本語を喋るバヌの友人女性とも合流。アンカラに住んでいて、家族旅行でこっちに来たのだと。

古代劇場の大きさにおののき、博物館はローマ浴場跡を利用したもので、展示物もさることながら、お風呂そのものにも驚いた。

お土産通りを散策し、カフェ&バーで、夕食&一杯。檸檬エキスをビールで割って、ソルティドッグの如くコップのふちに塩を盛りつけたメキシコ・スタイル。流石にちょっとしょっぱいかな。
ラムチョップや、トルコ風肉野菜炒めのキレミット・ケバブを食す。

アポロン神殿跡を観てから、ビーチへ出陣。この時点で夜7時頃。夕陽の地中海で、今年初泳ぎだ!

ひと泳ぎしてから、アンタルヤへ。

夜10時近く、途中トラムに乗り換えるため、大きなショッピング・モールに立ち寄る。

『D&R』という、書籍&レコードのチェーン店で、物色。最近、トルコでも密かにアナログ・ブームが進行中で、トルコのミュージシャンの昔のLPが復刻されたり、新譜がアナログで発売されているとのこと(昨晩のパブのマスターから聞いた情報)。鞄式のポータブル・プレイヤーも売ってた。

残念ながら、Erkin Korayや、Barış Manço、Moğollar、それにZülfü Livaneliなどはなかったのだが、Selda Bağcanの2枚組ベスト、Zerrin Özer、Sezen Aksuといった女性シンガー、Ferdi Tayfur、Edip Akbayram、Orhan Gencebayなどの男性シンガーの再発LPをゲット。

帰宅すると、サルハッと奥さんがレコード並べて、写真撮ったりと大騒ぎ。サルハッが、Youtubeでいろいろ検索しては、みんなで鑑賞会。

最近のバンドで“Flört”というトリオ(その後4人組になったのだが、現在ドラムが脱退したとのこと)が、もの凄く良い。わし好みのオールド・タイプのロック。ノスタルジックな雰囲気で、真面目からギャグまで。無茶苦茶気に入った。そういう点、うちのバンドに似てるかも…。
で、結局、トルコ人3人は、部屋の中で踊り出し、一気にフィーバー状態。

帰りがけに近所のスーパーでビールも購入。本当は22時までしか販売してはいけないのだが、売ってもらった…(で、ちょうどそのとき、お客さんでお巡りさんが入店してきて慌てたわ)。
フィルター濾過されていないビール、ボモンティ・フィルトレシズ(Bomonti Filtresiz)、美味いね。

午前様、就寝。


8月5日

サルハッは今日はお休み。車を友人からレンタルして、みんなで小旅行。オリンポスへ向かう。

山中の川沿いの遺跡跡が、そのまま野外博物館として運営されていて、川を下って行くと、海(ビーチ)に出る。
川の水は冷たい。海は温かい。もちろん泳ぐ。良い気分。

レストランで、紅茶を飲み、チーズ入りのギョズレメを食す。

そして、次の場所、ファセリスへ向かう。ここも遺跡がいっぱい。再びビーチで海水浴。水は温かいし、波も穏やか。満喫満喫。

日暮れとともに、アンタルヤへ。

夕食は、ちょっと高級なレストラン『7 Mehmet』にて。
ラムのステーキを食べたが、焼き方も素晴らしく、もの凄く柔らかくて、大満足。付け合わせのライスも美味しくて、ウニも大喜び。

お酒は、トルコ独特の“ラク”で乾杯。水が混じると白濁する、アニス酒。で、ラクと一緒にチェイサーのようにして飲むといいという、真っ赤なジュース“シャルガム スユ”も出てきた。赤かぶ(ビート)ジュースだというが、醗酵飲料水で、まるで水キムチのような味がする! これは驚き。挽き割り麦酵母に黒人参、それに胡椒などが入っているのだと。

さらに、ペットの犬、連れ込み可能! 芝生に寝転んでいる! これまたビックリ。

隣のテーブルでは大人数家族らが。子供の誕生日を祝っていて、わしらも「イェーイ! Happy Birthday」って言ったら、ケーキのお裾分け。トルコはスィーツも有名。

帰りがけ、お店のマネージャーの人から、お店用の塩と胡椒(ミル付き)をお土産に頂いた。「この塩買いたいんだけど」と尋ねたら、プレゼントしてくれたのだった。

満腹で、帰宅。バタンQ______。



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