mixiユーザー(id:19500344)

2019年08月04日14:34

413 view

白山〜修行の越前禅定道から四塚山まで〜

山に行きたい!行きたい!!と思うのだが、どこに??
今自分が興味あるのは白山。
白山に登るすべての道を歩きたい。

ということで今回選んだのは地味そうな越前禅定道。
福井からの昔の登山道だ。
今は白山禅定道と呼ぶらしいが、私はやっぱり昔からの越前禅定道と言いたい。
市ノ瀬から歩くが、今はその先の別当出合まで車で行かれるのであえて市ノ瀬から歩く人は少ない。
いや、昔はもっと下から歩いたのだが、そこはパスする。
市ノ瀬から越前禅定道を歩き、別山からチブリ尾根を下山するという計画にした。

今回は2年ぶりにテント泊装備を背負っての山行。
15〜6キロくらいになったかな?

7月28日

土日は別当出合までマイカーが入れないので、市ノ瀬の駐車場は一杯だった。
4番の駐車場に案内された。
しばらく車道を登ってから登山口に着く。

六万山まではかなりの急登だった。
久しぶりの重いザックで息が上がる。

フォト


途中から雨が降ってくる。
木道は滑りやすい。

フォト


景色も見えない。
時々大きな杉かな?が出てくる。

フォト

フォト


出会う人も少ない。
修行の道だ。

別当出合からの道と合流するあたりでニッコウキスゲが迎えてくれた。
ササユリも数輪咲いていて元気をもらう。

フォト

フォト


天気は悪いのに蒸せて喉が渇く。
1.8リットルほどの水分を持ってきたが残り僅かになってしまった。
水場は黒ボコ岩の先までない。
殿ヶ池小屋でお昼にしようかと思ったが、食べると飲みたくなるだろうから我慢する。
何故かお腹もすいていない。

ガスが晴れてくる。
ありがたいはずなのだが、晴れたらもっと喉が渇くだろう。
そう思うと晴れる前に水場に着きたい。
まだ晴れるな!と思いながら登る。

フォト

フォト


黒ボコ岩に着いたときはほっとした。
少し下ると水が流れていた。
私にとっては命の水だった。

フォト


水を飲むと元気になった。
ここからはほとんど下りだ。

南竜ヶ馬場の小屋が見えてくる。
もう一息だ。

小屋で受け付けを済ませてからテントを張る。

フォト


すでにテントがそこそこ張ってあったが、4番のスペースは誰もいなかった。
果たしてこの後どんな人がテントを張るのかな?
取りあえずは昼に食べなかったます寿司を食べながらビールを飲む。

フォト

フォト


やがて隣には福井の敦賀の人、反対側には名古屋の人がテントを張った。
しばらくおしゃべりをしたが、7時近くに雨が降って来たのでテントに入って寝る。
雨は止んでくれるかな。

7月29日

晴れを期待したが、朝からガスがたちこめている。
ゆっくり仕度をして室堂に向かう。
まずは楽なエコーラインで室堂まで。
途中でガスが晴れてきて御前峰が見えてきたのでうれしくなる。

フォト


だが、すぐガスってしまう。

室堂に着いたがガスは晴れず寒いのでしばらくビジターセンターで休憩する。
ストーブがついていて温かい。
少しガスが晴れて来たので御前峰に向かう。
花が綺麗だ。

フォト

フォト

フォト

フォト

フォト

フォト


御前峰でも残念ながらガスがかかり、ある意味真っ白な白山になった。

フォト


しばらくすると時折青空がのぞいた。
そこからお池めぐりコースから大汝峰に向かう。
途端に人が少なくなる。
青空も少しずつ広がる。

フォト

フォト

フォト

フォト


大汝峰に着く。

フォト


さらに北に四塚山に行った。
四塚山の雰囲気が好きだ。

フォト

フォト

フォト

フォト

フォト

フォト

フォト


室堂に戻り、トンビ岩コースで南竜ヶ馬場に戻った。
この日は前日よりテントの数は少なかった。
隣のテントの女性も早く寝たので私も6時過ぎにシュラフに入った。

7月30日

朝はちょっと晴れて白山の上は青空のようだった。

フォト


だが、すぐにガスがかかった。
この日は別山に登ってチブリ尾根から下山予定だった。
だが、ガスが濃くなってきた。
また前日足の指が靴擦れになっていた。
別山は何度か登っているし、今回はそのまま下山することにした。

別当出合から市ノ瀬に行くバスの時間を調べていなかったが、以前11時のバスに乗ったことがあった。
もしかしたら9時頃のバスがあるかと思い急いで下った。
9時前に着いたが、残念ながらバスは11時が最初だった。

別当出合に着く直前から雨が降ってきた。
別当出合ににはこれから登る人がたくさんいた。
中にはあきらめて登らないで帰った人もいたようだったが、小雨になり皆さん登って行った。
トイレで濡れたシャツだけ着替えた。

2時間待ってバスに乗り、市ノ瀬に出て永井旅館の温泉に入り、帰路に着いた。

フォト


晴れ女を自認する私だが、今回は青空がちょっとのぞいただけでガス主体のお天気になってしまった。
こんなに雨に降られたのは多分4年前の南アルプスの仙塩尾根以来のようだ。

久しぶりの雨の山歩き、テントでも少し降られた。
特に1日目の越前禅定道での雨は荷物も重かったし、急な登りもあってきつかった。
だが、ちょっとでもガスが晴れて景色が見られると嬉しくなった。
ずっと晴れていたのでは味わえない感動だった。
日帰りならまず登らないお天気だが、翌日が晴れると思って登ったのだ。
数日の山行のお天気はなかなか読めない。
きつかったけれどいい経験ができた。
なんとかテント泊の荷物で初日7時間半歩けた。
テント泊の装備を担いでの山行は2年前の中央アルプス縦走以来だ。
3年前に南アルプスをテントを担いで縦走したのがもっと前のような気がした。
確実に体力が落ちたと実感した。
それでもやっぱりテント泊はいい。

只今63歳。
後何年テントを担いで登れるかなと考えた山行になった。
これからは今回のように同じキャンプ場で2泊して中1日は軽い荷物で散策するような山歩きもいいなと思った。

今回の白山はいろいろなことを教えてくれたようだ。
後は、石徹白道、北縦走路を歩いて白山に向かう登山道を全部歩いてみたい。

やっぱり白山が好き!!!
11 14

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する