川崎市民ミュージアムbad news

大きな出来事の一つは、、
まず、bad newsから。

私が今年の3月まで、
仕事に通った川崎市民ミュージアムが
19号の台風で浸水した。

このミュージアムと
私たちの２人展は同じ武蔵小杉にある。
（この画廊でやることになったのは
全くの偶然だったんだけど）

ちなみに画廊とその周辺は
全く大丈夫でした。

ミュージアムはさらにバスで10分くらい
多摩川沿いの等々力緑地にあって、

地下の電気室と9つの収蔵庫が
完全に水没したのである。

私は辞めてからも何人かの人とは
連絡を取っていたので
台風以来、自宅待機になってる
ことは知っていた。

私の2人展にも
ミュージアムの人たちは何人も来てくれたが
まだその時は詳細はわかってなかった。
しばらくしたら再開するだろうと
皆、漠然と思っていた。

地下駐車場が水没しても
収蔵庫の扉は分厚く頑丈に出来ているから
大丈夫なのでは？と楽観してたのである。

が、残念なことに中まで浸水していた。
ミュージアムの収蔵品はマンガや版画
など紙の作品がほとんどで
その修復が出来るのかどうかもわからないらしい。

結果、最後にスタッフ全員
制服とハンコを持って集められた。
懐中電灯とマスク持参だったと言う。

私は3月に辞めてはいたけど
１年間通っただけに
心痛む。。のよ。

他の皆はまだ働く気バリバリだったはず。
16年以上働いていた人は
本意ではなく突然に終わって
呆然としてる、と書いていた。

無期限の休館としていたが
2日前、川崎市は
この被害に保険は適用しないと発表した。
盗難や火災が対象で浸水被害は当たらない
と言うことだ。
多分、、、廃館になるのかも。。

ホントびっくりしたなあ。
30年前に建った頃、見物客として
行ったことのあるミュージアムに
唐突に最後の1年働いて、
そして終わりを見た。

私は横浜市の住民なんだけどさ。
なんか不思議な気がする。

写真は近所に住む友人が
台風の翌朝撮ったミュージアム前の
グラウンド。