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2019年05月06日20:35

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第6回【緋色のハザード】ゲームブックリプレイ

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※ここより先はゲームブック【緋色のハザード】のネタバレを含んでいます。ご注意ください。

ぜろです。
第一章では冗談で話していたゾンビ化ウイルスが現実のものに!
自らの感染の危険とヒロイン枠の和久井さんのために、和久井さんの血液サンプルを取って来なければなりません。
しかし和久井さんのいる緋川市民病院は、俺を見つけたら隔離しようとすることでしょう。
なんとかこっそり忍び込みたいところです。
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●アタック01-12 重要参考人 俺

まずは拠点として、ビジネスホテルに宿を確保した。
今日はとにかくよく動いた。もう夕暮れだ。
焦る気持ちはあるが、ここからの動きは明日だろう。

そういえば、和久井さんの件と自身の感染対応に追われていて、山荘の角田事件を警察に報告に行くのをすっかり忘れてたな。
そんなことを考えながらも、俺はがっつり寝落ちしてしまうのだった。

これがいけなかった。

朝のテレビでは早速、雪山の山荘で死体が発見されたというニュースをやっていた。
ちなみに死体が発見されたのは昨晩。誰か知らんが、なんだってあんな雪深い山荘を夜に訪れたんだ。
それだけではない、俺は雪山山荘事件の重要参考人として行方を探されているという。
緋川病院を訪れたこともすでに知れている。

完全に出遅れた。これが表に出る前に警察に行っておくべきだったんだ。
しかしこうなった今となっては、もうどうしようもない。
警察に行けば参考人としてしばし身柄は自由にならないだろう。その間に事態は進行してしまうに違いない。
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俺の方がより危険が増したからと更科医師に依頼するのは簡単だが、あの医師の当事者意識の低さは信頼に足らない。
やはり自分の命がかかっていることだけに、自分で動くしかない、か。

ここからは自由行動ができるようになる。
最初の目的は和久井さんの血液サンプルの入手。そしてその血液サンプルからワクチンを作ってもらうことだ。

ここには行先が示されていて、自由に選んで行くことができる。
まずは今日から3日分の行動ということで、3ヶ所を選んで動くことができるようだ。

今行ける場所は、以下の5つ。

・緋川市民病院
・緋川市警察署
・極東大学附属病院
・和久井のマンション
・更科秀雄博士の家

重要参考人になりたてのほやほやで警察署に行くのはさすがにどうかしている。
更科博士の家に行くのは血液サンプルを手にれてからだ。医師かと思っていたけど、博士だったのか。
そう考えると行先は3つに絞られるな。いきなり極東病院に行き直す意味はイマイチわからないが。

血液サンプルを手に入れるには市民病院にいる和久井さんのところに行かなければならない。しかしその前に、気になる和久井さん家を訪れておこう。何かヒントになるものがあるかもしれない。


●アタック01-13 血液サンプルを手に入れろ!

和久井さんのマンションは、カードキーと暗証番号がなければ入れない形式だった。
カードキーは持ち物の中にあるが、暗証番号がわからない。
それっぽい番号を試してみたがダメだった。
何かヒントをつかんだら、ここからパラグラフジャンプができるようだ。
また後で何かあるのかもしれない。

ちなみに向かいの敷地の入口に「国立防疫研究所」と書かれた表札が見えた。
わざわざ言及されるということは、きっと何かあるのだろうな。
防疫というところからして、いかにもウイルスやワクチンに関係する何かがありそうだ。
そしてそんな建物が和久井さんの家のすぐ向かいにあるという位置関係も気になる。

次に向かったのは緋川市民病院。メインの目的地だ。和久井さんはおそらくそのままここにいるはず。
普通に入れると思えないから、隙を見て救急入口から忍び込もう。

そして俺は迷いなく和久井さんの検査室へ。
検査室前には、制服警官が1人番をしていた。
警備員ではなく警官か。なぜだ。和久井さんも雪山山荘事件の重要参考人だからか?

俺は、警官が別の人物に呼ばれて持ち場を離れた隙に、検査室へ忍び込んだ。

そこに和久井さんは、いた。
全身に様々な検査器具や拘束具をつけられ、検査台に横たわっている。
意識はないようだ。

俺はすばやく注射器を取り出すと、血液を採取した。
あとはこれを更科博士の自宅に届けるだけだ。

まずはここから撤退だ。
すばやく扉から出るか、扉から顔を出し周囲の状況を確認するかの選択肢。
ここは慎重に行きたい。

状況を確かめようとドアから顔を出すと、警官と目があった。
やっば。

対象の部屋から出てくるところを目撃されたのだ。
これは言い逃れもできない。

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警察署に連れて行かれるかと思ったが、警官は俺を病院の奥の検査室に誘導した。
そこには和久井さんが隔離されていた部屋と同じ拘束具つきベッドがあった。
もう悪い予感しかしない。

そして後から入ってきた、防護服ガチガチの医師団。すばやく麻酔を打たれ、俺は意識を失った。


次回、どうやら詰んだっぽいけれどまだ続くの?
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■登場人物
和久井 ヒロイン枠。雪山山荘事件の生き残りでウイルス感染者。
更科博士 ゾンビ化ウイルスに関わっている極東大学附属病院の医師。
俺 俺1号。なし崩し的に始まったので名前はついていない。


ゲームブックリプレイ【緋色のハザード】目次
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