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2019年03月30日22:52

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バイクをカッコ良く撮る方法

ツーリング先などでカメラでバイクを撮っていると、

「いいカメラだから綺麗に撮れるね〜」

と言われる事があります。




結論から言うと、 ”その通り” です。

写真を撮る為だけの物ですからね、これ以上の物はありません。




しかし

「スマホだからダメだ〜」

みたいな声もよく聞きます。

正解でもあるけど、不正解でもあります。



カメラの強みは専門的な事を言うとセンサーの大きさです。

スマホにもセンサーありますよ、でも小さいんです。

あとは豊富なレンズです。

絞り、シャッタースピード、ISOを自由に設定できるのでテールランプの軌跡を撮ったり、星空を撮ったり、水滴が跳ねる一瞬を撮ったり出来るわけです。




でもね、今のスマホのカメラ性能は凄いです。

撮ってアプリで加工、SNSにアップしたりがすぐに出来てとても便利です。

カメラより全然速いし楽です。



カメラって基本的に十分な光があれば綺麗に撮れます。

夜になって光の量が減るとセンサーの大きさやレンズの性能で大きく差が出てきます。





フォト

フォト

この2枚、どちらかがスマホ、どちらかがカメラで撮りました。



明らかな差がありますか?

似たようなもんですよね。




スマホはダメじゃないんですよ。









ちなみに普段スマホで撮って思うのはもの凄い至近距離で撮れる事。

勝手にマクロモードになっているんですよね。

カメラって一定の距離を離れないとピントが合わない焦点距離というのがあります。

レンズによって違いますが40cmくらいだと思います。

それ以上寄って撮るにはマクロレンズという特殊なレンズを使います。

よく花とか宝石のドアップ写真とかあるでしょ?

ああいうのは普通のレンズでは撮れないんですよ。


でもスマホは撮れちゃうんですよ、凄いと思います。






昼間、ツーリングしに走って山の景色だったりランチを撮ったり、コンビニ休憩で仲間を撮ったりとスマホでもカメラでも変わらない画質で撮れると思います。



でっかい紙に印刷するとか、引き伸ばして大きくするとなると変わりますが、

スマホで見たりブログに載せる程度なら全然問題ないと思います。




綺麗さではほぼ変わらないので、どうカッコ良く撮るかは撮り手の腕しだいです。





その1 


駐輪スペースに停めて、降りてとりあえずスマホでパシャリ。

これじゃ〜ダメです。





フォト

バイクじゃなくて自転車で申し訳ないですが、降りてそのまま撮るって人はこんな感じだと思います。



フォト

たぶんこんな写真になります。




何がダメなんでしょう?


まず背景が地面というのが最悪です。

もの凄い圧迫感があり、見下ろしてる感じがもったいないです。







フォト

基本的に同じ目線か下からいつも撮っています。





フォト

同じ位置からなのに大分印象違いますよね。

空が入っているので開放感があります。

ココは住宅街なので家が見えちゃいますが、郊外ならもっと空が見えるはずです。




あとは撮る方向ですかね。

真正面、真後ろ、真横、斜め。

自分のバイクが一番良く見える角度を見つけておくとイイと思います。






この下から撮るというのはバイクだけじゃないんです。

小さい子供、ペットなんかもそうです。

親目線で撮ると必ず背景が地面になります。

地面に絵があるとか、よほど入れる必要がない限りはNGです。

必ず子供目線、ペット目線で撮りましょう。

これは鉄則だと思います。






その2

水平を意識すると綺麗な絵になります。

海を背景に入れる場合、水面が斜めになっているととても残念な写真になってしまいます。

意図的に斜めにしてる場合はいいんですが、ちょっと斜めってのが残念ですね。



フォト

フォト


わざと水平を変えて比べてみました。

水面というのは斜めになるはずがないんですよね。

必ず水平を維持しているものなので、斜めになっていると不自然になります。



これは下の方から撮っていません。

下からだと海が入らないからです。



撮る時にしゃがんだり立ったりして、カメラの位置で何が見えて何が隠れるのかを見つけながら撮るといいと思います。







フォト

これはあえて斜めにしました。


バイクって見せたい角度ってありますよね。

だいたい斜めとかが多くなるんですね。

背景にビルなどの真っすぐ建っている物がある場合、常識的にビルってまっすぐ建ってるのでビルの垂直を揃えようとしてしまいます。


あえて崩して撮るというのもアリだと自分では思っています。


何でもかんでも斜めにするのは単純に見ずらいのでやめたほうがいいと思います。





その3 

昼間、雲で隠れてない限り必ず日向と日陰が出来ます。

バイクの向こう側に太陽がある場合、つまり逆光の時。

バイクは影になり黒く潰れるか、暗くなってしまいます。





フォト

何もしないで撮るとこうなり、バイクは暗いですね。

バイクを明るくしようと露出を上げると今度は空が明るすぎて白く飛びます。







フォト

フラッシュを使ってあげるとバイクも明るくなります。

これはちょっと極端に明るいですけど、イメージとしてはこうです。

なので逆光の時はスマホのフラッシュを使うといいなじゃないかなと思います。

やった事ありませんが・・・w


ちなみのポートレートではこういう撮り方です。





では順光、カメラの背後で太陽があり、バイクを照らしてる状態ならどうか?



時間帯などで変わりますが、光が強すぎて反射しまくってギラギラしてしまうんじゃないかな〜と思います。



ポートレートでは順光では撮影しないと思います。

強烈な影が出来てしまい、美しくないからです。

なので逆光、もしくは斜めくらいで普通は撮ります。







その4

ボケ感


カメラ特有の背景がモヤモヤっとしてる事です。

これはF値、センサーの大きさ、画角で変わってきます。

F値というのは数字で表していて、小さい数字のほうがよりボケます。

大きいと被写体も背景もピントが合った写真が撮れます。


センサーが大きいほどよりボケるし、望遠レンズだとよりボケます。



スマホの画角は自分のエクスペリアで見たら24mmくらいでした。

人間の見てる視野でちゃんと見えてる範囲は50mmと言われています。

数字が少ないと広角、大きいと望遠になります。

スマホは何処もだいたい同じだと思うので広角よりのレンズ、センサーは小さい。


ボケに関してはほぼ無いでしょう。




フォト

スマホで撮ったハンドル、背景もよく写っていますね。







フォト

カメラですがスマホと同じくらいの24mmで撮りました。

スマホよりは背景がボケてますね。







フォト

カメラの70mmで撮りました。

だいぶボケてきました。





これが150mm、300mmとなっていくと背景の形がわからないくらいになっていきます。






また、カメラと被写体と背景の距離でボケ方もだいぶ違います。



基本的に被写体と背景の距離が遠いほどボケます。



遠ければいいってもんでもありません。

宇宙の星なんかは遠すぎてそもそも写りません。

写る範囲で遠い事です。






フォト

それらを利用するとこういう写真が撮れます。

遠くの灯りは丸い光になり幻想的な雰囲気になります。




このボケさせる理由は色々ありますが、一つは被写体を強調出来る事。

背景がボケてなんだかわからない事で被写体が浮き上がって立体的に見えます。







これはスマホでは絶対無理だと思っていたら・・・

CMで見た意図的に背景をボケさせる機能?アプリ?がありますね。


これはビックリですね。

なのでついにスマホでも背景ボカシが出来る時代になったんですね。







という訳で、スマホでも撮る位置、角度を決めて、逆光ならフラッシュ使ってみて、アプリやら機能をフル活用すればいい写真が撮れるんじゃないかな〜と思います。



カメラは高いだけあって色々特化してますが、昔のガラケーと違いスマホのレベルがどんどん上がってきています。


もっと凄い事が出来るようになるかもしれないですねわーい(嬉しい顔)

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