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2019年03月19日21:52

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仮名の発明は日本語文化の最大慶事

なぜ日本語には「ひらがな」と「カタカナ」があるのか?
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=5544342

 日本語の音節数が100ちょっとしかないことが幸いしました。そのおかげで50足らずの文字を創作することで日本語は音節をすべてカバーできました。何千という単位で音節があるといわれる中国語や英語ではそういうわけにはいきません。
 中国語や英語で”仮名”を作ろうとしたら大変複雑な字形も導入しなければまかなえません。そんな文字を作ったとしても子供達は覚えられません。日本の子供たちは世界中で最も幸せかもしれません。50個足らずの文字を覚えるだけでとりあえずは”書け”ますから。中国でも日本のような”仮名”を作ろうと研究したことがあったと聞きます。でもその計画は頓挫しました。例えば,3000個もある文字は作れないし,覚えられません。
 仮名もひらがな・カタカナと二つの表記があります。とちらか一つでもあれば困りはしなかったのにどうして日本人は二つの表記を残してきたのでしょう。そこに日本人の表記や言語に対するこだわりや愛着があるのかもしれません。
 考えてみれば表記は二種だけではありません。ひらがな・カタカナに加えて,漢字表記もアルファベット表記もあります。これらも合わせて並存保守してきています。四種もの文字表記を取り入れて成功させているのは日本人の大きな財産ではないでしょうか。
 明治の初期に日本語は非効率的だから国語をフランス語にしようと言った人たちがいます。当時有名な文学者や言語学者の人たちです。西欧文化にかぶれた文化人・知識人達ですが,そういった浅はかな言辞に惑わされなかった当時の一般大衆の見識にあっぱれと言わなければなりません。
 いつの時代もそうかもしれませんが,知識人の視野は狭いものです。そんな人たちの一点主張に従わなかった先人に感謝します。ひらがなも,カタカナも漢字もアルファベットもみんなあってよし,です。無駄はあるかもしれませんが,この豊かな日本語表記を守っていく意義はとてつもなく大きいと思います。
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