真理の玉手箱
マタイによる福音書 2（新約聖書）2019.02.27.& 08.09.& 10.09.
《欽定訳(KJV)対照付き預言者ジョセフ・スミス霊感訳(JST)＋α》
第二章
1(J3:1). さて、イエスが、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった時、見よ、＊東方の学識者たちがエルサレムにやって来て、
2(J3:2). こう言った。「ユダヤ人の救い主としてお生まれになった子供はどこにおられますか？私達は、東の方でその方の＊星《のように見える宇宙船》を目撃したので拝みに参りました。」
3(J3:3). その子供のことを聞いたヘロデ王は恐れ惑い、エルサレム中の人々も同様であった。
4(J3:4). そこで王は、民の祭司長、律法学者たちを皆集めて、「預言者達によって記されたキリストはどこに生まれるのか？」と問いただした。王は預言者達を信じてはいなかったが、そのことについて甚だ恐れたからである。
5(J3:5). 彼らは王に言った。「そのことですが、彼はユダヤのベツレヘムに生まれると、預言者達が書いています。このように言っています。
6(J3:6). 『主の言葉が我々に臨んで言う。「汝、ユダの地、ベツレヘムよ。汝の所に一人の王子がお生まれになるので、汝はユダの君主たちの中で決して一番小さくはない。汝から、私の民イスラエルを救うことになるメシアが出るからだ。」』」《イザヤ7:14；同9:6；ミカ5:2 他》
7(J3:7). そこでヘロデは、ひそかに学識者たちを呼んで、彼らから注意深く＊星【のように観えた宇宙船】の出現時間を突き止めた。
8(J3:8). そして、こう言って彼らをベツレヘムに送った。「行って、幼子のことを詳しく調べ、分かったら知らせてもらいたい。私も行って拝むから。」
9(J3:9). 彼らは王の言ったことを聞いて出かけた。すると見よ、東方で見た＊星【のように見える宇宙船】が彼らを先導して幼子のおられる所まで進んで行くと、ついにその真上にとどまった。
10(J3:10). それで、その＊星【のように見える宇宙船】を観た時の彼らの喜び方は、この上なく非常に大きな喜びようであった。
11(J3:11). そして、彼らはその家に入って母マリーと共におられる幼子を見、ひれ伏して拝んだ。また、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物としてささげた。
12(J3:12). それから、夢でヘロデの所へ戻ってはならないと言う神からの警告を受けたので、別の道を通って自分達の国へ帰って行った。
13(J3:13). 彼らが帰って行った時、見よ、主の使いが示現《ＫＪＶ：夢
》でヨセフに現れて言った。「起って、幼子とその母を連れてエジプトへ逃げなさい。ヘロデがこの幼子を捜し出して殺そうとしているので、私が呼び出すまでそこにとどまっていなさい。」
14(J3:14). そこでヨセフは起って、幼子とその母を連れ、夜のうちにエジプトへ旅立った。
15(J3:15). こうして、ヘロデが死ぬまでそこにいた。これは、主が預言者を通して、「私はエジプトから我が子を呼び出した。」と言われたことが成就することになった。《ホセア11:1》
16(J3:16). その後、ヘロデは学識者たちに裏切られたと分かって非常に怒り、人を遣わして、学識者たちから突き止めておいた時間から割り出したベツレヘムとその近辺の二歳以下の男の子を一人残らず殺させた。
17(J3:17). その時、預言者エレミヤによって言われたことが成就した。こうある、
18(J3:18). 「ラマで声が聞こえる。嘆き、涙し、激しく哀悼し、ラケルがその子らの為に泣いている。然し、子らがもういないのでラケルは慰められることを拒んだ。」《エレミヤ31:15》
19(J3:19). 然し、ヘロデが死ぬと、見よ、主の使いが示現《ＫＪＶ：夢》でエジプトに居るヨセフに現れて、
20(J3:20). 言った。「幼子の命を付け狙っていた人たちが死んだので、起って幼子とその母を連れてイスラエルの地に行きなさい。
21(J3:21). そこで彼は、起って幼子とその母を連れてイスラエルの地に入った。
22(J3:22). 然し、【亡き】父に代わってアケラウス（他称アケラオ）がユダヤを治めていると聞いたので、そこへ行ってとどまることを恐れた。然し、それでも尚、示現《ＫＪＶ：夢》で神から警告を受けたのでガリラヤ地方の東方に退いた。
23(J3:23). そして、ナザレと言う街に行って住んだ。これは、預言者達によって「このお方はナザレ人と呼ばれる」と言われたことが成就することになった。《Scriptures, Lost》
(J3:24). イエスは兄弟達と共に成長してたくましくなり、主に於ける御自分の務めが来る時を待たれた。
(J3:25). こうして、父親の元で働いておられたが、他の人々のように話さなかったし、教えられることもなかった。教える人を必要とされなかったのである。
(J3:26). それから何年も経って、御自分の務めの時が近づいた。
訳註：《1．東方の学識者：「メディア王国で宗教儀式を司っていたペルシア系祭司階級の呼称」との文献あり。》《 2・7・9・10. 星 the star： ここに最も身近で一般的な誰にでも分かる単語「星」が使われていることに神の知恵を証せざるを得ません。それは、時代が変わっても、民族が変わっても、言語が変わっても、場所が変わっても、また文明が変わっても、それが最も理解しやすい対象物だからであり、何処の言語に翻訳されたとしても、同じ「星」と翻訳されるからです。一般的な「流れ星」であれば、光の条痕は必ず消えるのに対して、この記録は、「東方で見た星が彼らを先導して幼子のおられる所まで進んで行くと、ついにその真上にとどまった。」であり、従って、この移動して自在に空中停止出来る飛行物体を現代語で言い換えると、「U.F.O.」「未確認飛行物体」「宇宙船」「Flying Saucer」でしかないことは明らかで、因みに、この超先進科学技術による宇宙船の類は旧約聖書の出エジプト記、民数記他に「雲」「雲の柱」「火の柱 pillar of fire」「夜は火のように見えた」などと言う表現で頻繁に登場しています。尚、これら飛行物体の見え方の参考としては、夜見える月は周囲が暗い為に光って観え、逆にその同じ月が日中は周囲が明るい為に灰白色に観えるのと同じく、見え方の違いを「光の柱」「雲」「星」と表現する理由は周囲の明るさとの対比であることが分かります。また夜空の星が小さく見えても、実際は大きな恒星であるように、宇宙船も大きさや距離によって見え方が異なると考えるべきです。尚、ヘブライ語には、男性名詞と女性名詞の雲があって、聖書で使用されている単語は全て男性名詞であり、原意として「雲のような物」を意味します。また他の超先進技術では、翻訳機・通信機としてのウリム・トゥミム、更に紅海、及びヨルダン川の水を分けた重力操作の技術、数百万人分の完全栄養食品マナを天空から40年間供給し続けた規模の大きさ、地球の回転を止めた技術等にも見られます。》
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