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2019年02月09日20:08

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All you need is kill

    All you need is kill
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」、観ました。
2014年のSF映画で、トム・クルーズ主演です。
英語バージョン、つまりオリジナルの映画のタイトルは、「 "Edge of Tomorrow"(エッジ・オブ・トゥモロー)」だそうです。
監督はダグ・リーマンで、脚本はダンテ・W・ハーパー、ジョビー・ハロルド(英語版)、クリストファー・マッカリー、ティム・クリング(英語版)、ジェズ・バターワース(英語版)、アレックス・カーツマンロベルト・オーチー 。
出演、トム・クルーズの他、エミリー・ブラント、ビル・パクストン、
ブレンダン・グリーソン等。
14の映画協会に、最優主演男優、女優賞を始めとした各部門で30くらいノミネートされ、7受賞してます。
売上総額3億7千万ドルちょっと、ということは400億円以上でしょうか?
大ヒットですね。

そして、なんと!
原作は桜坂洋さん。日本人です。
ライトノベル、という中高生向けの娯楽小説として、2004年に刊行されたものが、「2009年に英訳されてアメリカ合衆国で出版された際、校正段階の試し刷りを読んだプロデューサーの目に留まり、実写映画化の企画が立ち上がった」とWikiにあります。

・・・あの・・・
実は最近、ネットには多くの偽情報が載ってるから、もうネット検索を
止めた方がいい、という忠告を、二人の人から受けてます。
たまきは、ですね、ディカプリオの新作映画、「The Black Hand」のシナリオを、ネット検索による数多くの記事を基に執筆したのです。
オリジナルのノンフィクションの本も買ったけど、字が小さすぎて目が痛くなるので読まなかったの。
でもその後、電子バージョンなら字を拡大して読めることがわかり、それを再度購入して読むと、ネットの情報が嘘だらけだったことが判明!
書いたシナリオは徒労に終わった!・・というわけ。

話が逸れてしまいましたが、それでも家で無料で読めて、膨大な量の検索ができるネットは便利なので、それに頼って今回も書いてます。
間違ったこと書いてたら、ごめんなさい。

まあとにかく、日本のライトノベルが、ハリウッドの大作映画になる、
というのは初めてのことで、しかも世界的スターのトム・クルーズ主演で、というのは、日本側には大変な快挙だったそうです。
よかったね。
「日本原作、トム・クルーズ主演」と銘打って売り出してましたよ。

*桜坂によれば、本作の着想は、2000年のテレビゲーム『高機動幻想ガンパレード・マーチ』の、ゲームプレイヤーがWeb上に公開していたプレイ日記を読んだ経験から得たとしている

たまきの読んだ記事に、こう書いてあります。

ゲームです!
う〜む・・・やっぱり。と思った。
映画が始まって間もなく、「これって何だかゲームっぽいな」と感じてた。ビデオゲームの映画化じゃない?と。
当たらずとも遠からず。

トム・クルーズ扮するウィリアム・ケイジと、エミリー・ブラント扮するリタ・ヴラタスキ、及びその仲間たちは、宇宙からの侵略者、ギタイ
達と戦っている。
敵は何故か、こちら側の動きを前もって知っている。
そして待ち構えた敵に、ウィリアム達は全滅させらる・・・
その「負け戦」を、タイムループで際限なく繰り返す・・・
というストーリー。

あの。
きっぱりと告白しちゃいます。
たまきはゲームが苦手です。生まれてからずっと、ゲームが得意だったことがないんです。
知能が低いのかな・・・?
と思ったりもするのだけど、用は好き嫌いの問題なんだ、と最近わかってきました。
たまきの知ってる、とても知性的なヨーロッパの英語の先生も、ビデオゲームが嫌いで、一切やらないそうです。
苦手、とは言ってないけど。
たまきの場合は苦手なんですよ。
何のゲームでも負けるの。
従姉のなりちゃんなんか、「神経衰弱」とかめちゃ得意で、子供時代に大人たちとこれやって、いつも優勝してたもんね。
この子は、たまきの通ってた高校で、主席で卒業してるから、やっぱり
頭脳の差なんだ・・・と思ってしまったんですけど。

なのにたまきは、ビデオゲームのシナリオライターなんか目指したりしちゃって。自分ではやらないのに。
物語を作るのは得意なんですよ。
文章を書くのも昔から得意だったし、セリフを覚えるのも人より早かった。
でもとにかく、映画にしても何にしてもゲーム的な要素が嫌いで。
「殺し」を遊びとして扱うことが多いでしょ?
それを延々繰り返して喜ぶ人は異常なんだ、と思ってました。
たまきはもっと物語性のあるものの方が好きなんです。

それから、この映画はSFですね。
SFなら好きなんだけど、難しくて、よく理解できないことが多いんですよ。
SFって科学でしょ?
理数系苦手の文科系女子だったから。今も。
タイムループの話ですよ、これ。
ほんとに頭抱えるくらい難しいの、たまきにとっては。

例えば、同じ日の同じ出来事を、限りなく繰り返す・・・って、まあそれが24時間だった、として、1,000回繰り返したら、千回×24時間分、その人は年取ってるの?
それについては触れてないんですよね、映画でも、たぶん原作でも。
この映画では、記憶だけが時間を遡り、同じ場面を際限なく繰り返す、
という設定だけど、1回ワープするごとにこの主人公は成長していくのですよ。
1回目よりも2回目、3回目・・・と、闘いがうまくなって、強くなっていく。
ということは、記憶だけがその場面を繰り返す、ってどういうことかわからなくなるの。
実際に体が動いてなきゃ、以前の記憶を基に戦うこちらの動きに対する敵の反応もわからないでしょ?

「タイムループ」と、現実の時間の流れとの関係からして、理解できないもんね。
ただこれは、主人公ーー弱虫で怖がり、全然強くなかった一人の男性が
、宇宙からの侵略者と戦ううちに、最強の戦士へ、と成長していく物語になってる。
「全ての失敗は、次の成功へ、とつながる」という、とてもポジティブな姿勢に貫かれてる点が、好きですね。

単純な話で言うと、何かで気まずい思いやちょっとした失敗をした時、
後になって「ああすればよかった」「こう言えばよかった」なんて、後悔することってよくありますよね?
そんな時、この「ループ能力」があったらいいのに、と思う。
この願望を持ったことのない人は、一人もいないんじゃない?
一生に一度や二度、いや数えきれないくらい何度も、この思いってしてません?
「あの時に戻れたら」
「あそこの一瞬でもいいから」
「あの時代に戻れたら」
今度は失敗せずに、うまくやれる。できる。やってみせる・・・って。
タイムループは、全ての人が持っている大きな願望ーー隠れた願望なのだ、って気がする。
たまきの個人的なことでは、中学時代か高校、せめて20代に戻って、英語の勉強したいです。もっと早く英語の勉強に真面目に取り組めばよかった、と思ってる。
そして、もっと身になる本を、若いうちから読んでおくんだった・・・としょっちゅう思います。

せこい話で言うと、たまきの大好きだったボーイフレンドに夕食を作ってあげた時に、焼いた肉を先にあげよう、として、焦げてしまった肉を
お皿に盛ってあげたのです。
それから自分の分を焼いて、皿に盛ったら、そっちはうまく焼けて、量もちょっと多かったように思う。
その瞬間、彼が少し傷ついたようにうつむいたのを、しっかり見たのに、たまきはへらへら笑ってそのまま食べたの。

それが「最後の晩餐」になるとは夢にも思わずに。
彼はそれきり姿を現さなかったのかな?よく覚えてないけど。
何故かこの場面を繰り返し思い出しては、胸を痛める今日この頃。
さっとお皿を取り換えるだけで済んだのに、たまきは肉なんか多めに食べたかったわけじゃ、全然なかったのに。
彼が傷ついたことに気が付いてたのに。
ほんのひと手間ーー皿を取り換える、という行為をし損なったことを、一生後悔ーー繰り返し後悔してるのです。

誰にでもこういう、「あの瞬間をやり直したい」ってこと、あると思います。ここまでせこい話じゃなくても。

だけどこの映画(と、原作)の話は、戦場に、しかも自分たちが全滅する場面に繰り返し行き(と言うか放り込まれ)、その度に殺されるんだから、いやはや過酷ですよね。
たまきなら耐えられません。
人間て、同じ単純なことを際限なく繰り返すことに耐えられない動物なんですよね?
でもこれは単純じゃないからね。
頭を使わなくちゃ、そして体力も使わなくちゃだから、耐えられるのかな?ウィリアム・ケイジは。
この人、最初はずいぶん弱い、ダメ男に見えて、全然そうじゃないですよ、実際は。
大変な記憶力の持ち主で、1回経験するたびに得る情報を、ほぼ完璧に覚えてるもの。
そうじゃなかったら、次第に強力な戦士へ、と成長していく、なんてできないでしょうね。
気の弱い人なら、発狂していそう。殺される場面を際限なく繰り返すなんて。
この人は、この過酷な状況の中で、自分の置かれた状況と、敵について、冷静に観察、分析してるのですよ。
で、戦闘場面の一つ一つの動きを、前回の失敗を絶対繰り返さずに、着実にその分有利に戦う・・・・って。
これができる人は、そうそういないのじゃない?と思うけど。

あと、リタ・ヴラタスキって女性(原作では少女)は、伝説的な英雄で、この人にトレーニングしてもらって、彼は最強の戦士へ、と成長していくんですよ。
でも原作では、彼らはこのループから逃れる為には、どちらかが死なないとならない、というので、決闘して、彼女はウィリアム(原作ではキリヤ)に殺されちゃうの。
ひどいでしょ?
残ったキリヤはそのまま戦い続ける、という。

映画は違います。
二人で協力し合って、他の仲間を説得し、オメガ、というループの原因になってる敵の親分みたいなのをやっつける、という筋書き。
こっちの方が断然いい!
やっぱり美少女とは殺し合いなんかしないで、愛し合わなくちゃ、ですよ。
でもここで、またしても難しい科学の問題がたまきを悩ますのです。
話はこうです。

*彼女は、以前はループ能力を持っていたのだけど、途中で失ってしまった。
ループは、敵が闘いを有利にするために作っているもので、リタが言うには、そのループを逆手にとって利用し、敵を倒すしかない、と。
それで、彼女はループ能力を再び得る為に、ウィリアムの体液を浴びればいい、と考え、ありとあらゆることを試みた、が、失敗した、と言うのです。
ウィリアムは、「僕とセックスもした?」と聞く。
彼女は「もちろんそれも試したわよ」だってさ。

あの、ですね。
ここが難しいんだけど、彼女は自分のループ、という時間軸で戦場に何度も行くわけね。
ウィリアムも「彼の時間軸」でループを繰り返す、と。
なので、彼女が彼女自身の時間軸の中でウィリアムとセックスもした、と言っても(まだ彼女にループ能力が残ってた頃、ってことなのかな?
よくわかりませんでした)、ウィリアムの方はそれを知らないのです。
ほら!
もう何が何だか、さっぱりわからなくなるでしょ?
だからたまきはSFが苦手なの。好きだけど。
敵の作るループと、ウィリアムのループ、この両者は同じなのかな?
でもリタのループとは別な線?・・・パラレルワールドになってる?
すると、この仲間ももし、全員ループ能力を持ってしまうと、その人数分の違う話が出来上がるの?
すると、ウィリアム達が敵のオメガをやっつけても、別な人のループではまだオメガさん、生きてるの?

でもま、とにかくオメガをウィリアム達がやっつけた時点で、宇宙からの侵略はなかったことになってる。・・・だったかな?
あったものの、完全に制圧した、だったかも。
あ、ネタバレになっちゃいました?
だけど、それはウィリアムのループの中だけの話かもしれないでしょ?
別な次元では、侵略者に人類は滅ぼされてるかもしれない。
それとも、この時点ではまだだけど、直後に、映画の冒頭シーンみたいな、「宇宙からの侵略で、人類の危機」的な状況が来るのかも。

無限のパラレルワールドの中で、どれが本物?
と思ってしまうんですけど。

この映画、ビデオゲームに触発されて着想した話、というだけあって、
ゲーム好きな人には最高の映画じゃないかしら?
敵の攻撃パターンを覚えて闘い、得点していくゲームに似てるもの。

ーーここから一晩経ちましたーー
わかりましたよ!わかりました。やっとです。
こういうことです。

ウィリアム達は、タイムループ(それはそもそも、敵のオメガが作り出したもの)で戦場へ行き、そこでオメガを破壊することに成功した。
つまり、タイムループの本家本元・・・タイムループの元となる奴をやっつけたので、それまで繰り返していたタイムループ自体が消滅してしまう。
ウィリアムの分もリタの分も。
そして仮に彼らの仲間たちもタイムループができるようになった、としても、彼らの分も消滅する。
要するに、際限なく繰り返された混沌の世界ーータイムループ(パラレルワールド)は、ご本家のオメガの死と共に消滅・・・なかったことになるのだ!

だから、ウィリアムがオメガを殺した時点で、そして他のギタイたちも全滅した時点で、宇宙からの侵略は完全に食い止めることができた、ということになる。

”臭いにおいは元から絶たなきゃダメ”というわけですね。

う〜ん・・・たまきはこのストーリーを、正しく理解できてますか?
わかる人がいたら、教えてください。

流石にトム・クルーズですね。
ずいぶん多くの映画に出演してるけど、この人の演技で、「これはダメだった」ということは、今までのところ、ありません。
常に最高の演技をしてます。
実際、彼は優秀な兵士にも、指揮官にも、またスタントマンにだってなれそうです。
「ミッション・インポッシブル」の監督が、「彼はみんなが嫌がるような過酷な撮影も、まったく意に介さず積極的にやる。
こんな人は他にいない。
彼と組んで映画作成をすると、他の人とは組みたくなくなる」
というようなことを言ってたし、「ラスト・サムライ」の監督も、忍者との闘いの場面で、「撮影は大変だった。
トムは何度も怪我をして、でもその度にすぐ立ち上がってやる。
何度怪我してもすぐにまた始めるんだ。
こんな男は見たことがない」
と言ってました。

その熱心さ、タフさが、こういった、数々の面白い場面、そして映画を作るんですね。
あれだけ多くの撮影をこなしながら、ファンサービスも熱心に続けてるようで、よく様々な国のファンとの交感の場を目にします。
いつもとても元気そうで、屈託のないリラックスした表情、笑顔いっぱいの笑顔が、ほっとさせてくれる。
あのスリムな体のどこにあんなエネルギーがあるんだろう?
と不思議な気がするくらいです。

現在、「Top Gun: Maverick(トップガン:マーヴェリック)」
を制作中、ということで、たまきはこれのシナリオを書きたい、と思ったのだけど、戦闘機の話でしょ?
飛行機のメカニック面がさっぱりわからないので、無理、とあきらめました。
ストーリーはたまきが書いて、戦闘機に関する部分を他の人が書くのだったらできそうですけど。
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