mixiユーザー(id:26023533)

2019年02月01日19:07

73 view

性教育的なアレ

長男は小学五年生、無垢な少年時代もあと僅か。もうすぐ母親に対して「くそばばあ」とか暴言を吐き、無暗に先生に反抗し、私にも牙をむく思春期になるのだろう。楽しみだ。私に疑問をぶつけてきてほしい、色々ぶつかってきてほしい、全弾打ち返してやろう。
 当然「性」について悩み、悶え苦しむであろう。初めて訪れるリビドーにいかに苦しむであろうか、どう導こうか。
――今現在この地球において高度に発達した生命体を見よ。その悉くに雌雄がある、即ちオスとメスが存在するのだ。それは何故か? 生殖によって次世代が生まれる時に多様性と、選択的に強い固体の遺伝子だけが残るからだ。太古の海に生まれた生命、その生命の根源たる遺伝子の至上命題は自己保存であり、そのための最良の手段がオスとメスの生殖による遺伝子継承なのだ。種の保存はあらゆる個体における最優先事項とされており、それを司る遺伝子によって作用する。御馳走を前にすれば食べたくなり、夜になれば眠くなるのと同列の本能であり、恥ずべきことではなくミツバチが花に集まるのと同じ自然現象である。
 今までなぜはぐらかし、聞かれても応えなかったのか? 春になれば芽が出て夏に咲き誇りそして秋には実がなる。しかし間違えて冬に芽吹いてしまったらどうなる? 寒さで枯れてしまうだろう。物事にはしかるべきタイミングがあり、早すぎてはいけないのだ。蜂や蟻の雄はある時期一斉に巣立ち配偶者たるメスを探すが、これもタイミングが悪いとメスがいなくて孤独なまま死に絶えてしまうのだ。
 さて今己に体内でなにが起きているか? 考えてみよ。視床下部からホルモンが分泌されてまさに精巣が発達を開始、テストステロンの分泌が始まる。所謂男性ホルモンは、骨格筋肉を強化し、オスとしてのバージョンアップを促すのだ。なぜ母親が鬱陶しく感じるのか? それは近親相姦を避けるための遺伝子によるものだ。
 環境に適応できる自己複製を作る事を金科玉条として、多様性を求め劣性遺伝の発現を避けるために異性の親を嫌うように本能的に操られる……人呼んで利己的遺伝子によって、母親を疎ましく感じるのは所詮人間と言えども野生生物と大差ない獸に過ぎぬとは思わぬか?
 巷にはびこる性犯罪を見よ! 利己的遺伝子に操られて本能のままに人間の尊厳を放棄した愚者のなれの果てだ。人は何によって人となるのか? 知性と尊厳を忘れるな。煩悩に襲われたら、その煩悩の本質を解析して理解せよ。それが知性だ。さらに対策を考えて実行せよ。それが賢明さだ。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する