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2018年11月19日09:04

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2018東京インターナショナルオーディオショウ視察記

皆様、おはようございます。


昨日、午後、有楽町駅前の東京国際フォーラムで、16日から開催されている第36回インターナショナルオーディオショウの視察に、いつものように、半袖、半ズボン姿で、ママチャリに乗って行って参りました。


毎年、オーディオメーカーのステラ・ゼファンから招待状が届き、G409号室のブースで豪華な皮製のメモ帳とボールペンのプレゼント、並びに、青色のトートバッグ(カタログ入れ)を戴きました。


また、入場口で頂いたカード(コインで削って当たり外れが判明するカード)があたり、G610号室の(株)太陽インターナショナルのブースで、豪華な記念ボールペンを頂戴しました。





3時間かけて、全ブースを視察してきて、特に、関心を寄せたことは、本年、4月から、日本のオーディオメーカーの「タイムロード」が、イタリアのチャリオのスピーカーの販売を開始したことです。


今まで、20年余り、イタリアのチャリオのスピーカーは、還暦定年(2007年)後、お手伝いしたことのある「和光テクニカル」が日本の輸入総代理店として君臨していました。


和光テクニカルは、今年の3月下旬に、東京本社(世田谷区喜多見)と試聴室(渋谷区宮益坂中腹)を撤退し、兼ねてから工場所在地であった栃木県(芳賀郡)に本社(工場)として再開し、イタリアのチャリオは撤退されたと想われます。


タイムロードでは、「チャリオ」のスピーカーの導入に伴い、同じイタリア製の「パトス」の真空管アンプを導入し、組み合わせて販売することを考えているそうです。


イタリア製のCDプレーヤーやLPレコードプレーヤーの導入計画は予定していないようなので、欧州(EU)製の機器との組み合わせを考慮するしかありません。


和光テクニカルで販売されていたスピーカーの型番(型式)を引き継ぐものでなく、新たな型番で、より洗練された観のあるモデルが展示されていました。


チャリオとパトスのカタログを診ると、両者多数のモデルが掲載され、選択肢が広がりました。


チャリオのスピーカーとパトスの真空管を採用して、欧州製のプレーヤーと組み合わせ、イタリア製のLPレコードやCDの音楽ソフトとを限定すれば、本場のイタリア・オペラ(歌劇)やイタリアの民謡(カンツォーネ)の音楽の香気の再生が期待できます。


チャリオ製品に、明るい兆しが診得てきた観です。


タイムロードでは、引き合いはあるものの、まだ、チャリオのスピーカーは1台も売れていない状況が判明できました。





D503号室のユキムのブースでは、マイミクさんからの情報によれば、北欧の新製品が日本初登場するらしいことを伺いましたが、展示やカタログによる開示は診られませんでしたので、一寸、残念に想いました。


ユキムのブースの受付のテーブルには、ユキム/クラシック/LP/コレクション/300セット限定販売のカタログが置いてあり、担当者にドイツ製プレスであることを確認し、期待が持てました。


EMIやHMVの名演奏・名録音盤で、今までに定評のあった12種類がチョイスされていました。


しかし、私は、ユキムで販売されるLPレコードは、英国製やドイツ製のオリジナル盤を、既に、所有しているので、新たな購入は考えていません。


年金生活者となり、6000円/枚もするLPレコードを12枚購入する予算がないためです。


12枚中、特筆に値する名盤は、

(1)マーラーの「第9シンフォニー」で、クレンペラーとニュー・フィルハーモニア盤

(2)ブルックナーの「第9シンフォニー」で、シュリヒトとウィーンフィルハーモニー盤

です。


(1)は対抗配置で演奏され、(2)はストコフスキー配置で演奏されたものです。






G602号室のエソテリック(株)のブースでは、昨年、リニューアルされたタンノイの「アーディン」が華やかに展示されていましたが、今年は影を潜めていました。

担当者にヒアリングしたら、想うように売れなかったそうですよ!

相変わらず、昨年に引き続き、ドイツのアヴァンドギャル・アコーステックの大型ラッパ形状のスピーカーが鎮座していました。

これには、全く興味が湧きません。

日本間に適さず、エキセントリックな感じで、モデル・デザインに親しみが持てないから。





G610号室で展示されていたスイスのナグラは昔々から興味があり、デザインやディテールを観察して参りました。


スイスのナグラの製品は、どれも、超小型サイズで、デザインにも魅力を感じるので、ウッォチングしてきた次第です。


プレーヤーやアンプは、各100万円以上して、サラリーマン時代も年金生活者になっても、とても購入できる身分ではありませんが、オーディオの極意として、魅力を感じ続けてきました。


スイスのナグラのスピーカー構想はないようで、残念な想いを持ちますが、もし、ナグラの超小型サイズのスピーカーが登場したら、全て、ナグラのオーディオ機器に統一し、音楽ソフトもスイス製であれば、本格的な「スイス・サウンド」を味わうことが出来ると想っているのです。






G503号室のキソアコースティック(株)のスピーカーは、秋葉原のダイナミックオーディオの7階(川又店長)で、販売されており、まだ、いくらも売れていない様相です。


超小型の100万円/ペアーのスピーカーに、どれだけのオーディオマニアが魅力を感じるかです。





G410号室の(株)ロッキーインターナショナルでは、今まで扱っていたフランスのフォーカルをラックスマン(株)に移譲し、目玉商品がなくなってしまった観が強いです。

クオードのコンデンサースピーカー(2818)やCDプレーヤー付きアンプやパワーアンプは、まだまだ、健在で、展示されていましたが、他に注目する新商品がありませんでした。


まあ、昔々から、クォードファンとしては、存在しているだけでも、嬉しいです。







全フロアー(ブース)を巡回して、視察した結果、相変わらず、デモでの音響は、全て「ジャパニーズ・サウンド」でした。


舶来商品(欧米のオーディオ機器)の展示にも関わらず、再生される音響は「ジャパニーズ・サウンド」では、舶来品の展示としては、意味もないし、勿体ないことです。


展示(出展)されるメーカーの担当者や責任者、社長に、「ユーロピアン・サウンド」や「アメリカン・サウンド」の再生に、関心(意識)が全くないことが、半世紀余り前から判明しています。


インターナショナルオーディオショウとしての開催の価値観が診られないことが残念なのです。


感謝


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