仏教コミュのテーマ「般若心経」についてのコメントをメモ（記録）と致します。
柱書：
般若心経
ひら さんの記述内容
2018年11月09日 20:37
観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時
（観自在菩薩が、深く般若波羅蜜多を行じたまいしとき、）
照見五蘊皆空 度一切苦厄
（五蘊は皆空なりと照らし見て、一切の苦厄を度したもう。）
舎利子
（舎利子よ）
色不異空 空不異色 色即是空 空即是色
（色は空に異ならず、空は色に異ならず。色は即ちこれ空なり、空は即ちこれ色なり。）
受想行識亦復如是
（受想行識もまたかくの如し。）
舎利子
（舎利子よ）
是諸法空相 不生不滅 不垢不浄 不増不減
（この諸法は空相にして、生じず滅せず、垢つかず浄からず、増えず減らず。）
是故空中 無色 無受想行識
（このゆえに空中（空相）には、色なく、受想行識なく）
無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法
（眼耳鼻舌身意なく、色声香味触法なく、）
無眼界 乃至無意識界 無無明 亦無無明尽
（眼界なく、ないし意識界もなく、無明なく、また無明が尽きることもなく、）
乃至無老死 亦無老死尽
（ないし老死もなく、また老死が尽きることもなく、苦集滅道もなし。）
無苦集滅道 無智亦無得 以無所得故
（智なく、また得もない。得るところなきを以てのゆえに）
菩提薩埵 依般若波羅蜜多故
（菩提薩埵は、般若波羅蜜多によるがゆえに）
心無圭礙 無圭礙故 無有恐怖
（心に圭礙なく、圭礙なきがゆえに、恐怖の有ることもなし。）
遠離一切顛倒夢想 究竟涅槃
（一切の顛倒夢想を遠離して、涅槃を究竟す。）
三世諸仏 依般若波羅蜜多故
（三世の諸仏は、般若波羅蜜多に依るが故に、）
得阿耨多羅三藐三菩提
（阿耨多羅三藐三菩提を得たもう。）
故知般若波羅蜜多
（ゆえに知るべし。般若波羅蜜多は、）
是大神呪 是大明呪 是無上呪 是無等等呪
（これ大神呪なり。これ大明呪なり。これ無上呪なり。これ無等等呪なり。）
能除一切苦 真実不虚
（一切の苦を能く除き、真実にして虚ならず。）
故説般若波羅蜜多呪 即説呪曰
（ゆえに般若波羅蜜多の呪を説かん。即ち呪を説きて曰く）
羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶
（ぎゃーていぎゃーていはーらーぎゃてい はらそうぎゃてい ぼじそわか）
般若心経
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コメント(14)
[1] 殿下さん
2018年11月09日 21:34
http://m.ameba.jp/m/blogArticle.do?guid=ON&unm=nhn25bel32&articleId=11477241791
ぎゃーてい
ゲルマン系のオランダ語の「行く」は GAAN、その二人称および三人称単数現在は 「GAAT」。オランダ語のｇの発音は特殊だが GAATを「ガート」とすれば「GATE」と非常に近いことが分かる。
[2] ひら さん
2018年11月09日 22:03
>>[1] 殿下さん
ぎゃーてい（ガーテー）以下略は、GOじゃないくて、have been to
「はやく彼岸へ渡りなさい」「渡って居なさい」渡って居る状態です。ここで、菩薩行の決着がつくという事ですね。
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[3] 殿下さん
2018年11月10日 08:22
http://www.kongohin-kids.com/montheve/09.html
まさか早く死ねと言ってるわけではない？
[4] ７８９１０ さん
2018年11月10日 09:35
>>[3] 殿下さん
生きたり死んだり、また生まれ変わったり、また死んだりは、仏教では本来、此岸（輪廻）の話でしょう。
本当の彼岸は生死輪廻を超えたところの話だと思います。すなわち一切、つかまえられる対象、概念を抛擲(ほうてき)した所。
ただし、浄土教においてその辺をどうとらえているのかは僕は詳しく存じません。
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[5] ７８９１０ さん
2018年11月10日 09:52
極端な俗説の中には、「お経や真言の意味など詮索しないでいいんだ。わからなくったっていいんだ」というものもありますが、
仏教がインドから中国経由で漢文にされて日本に渡ってくると、中国特有の（あるいは漢文特有の）形而上学的風味がまとわり付いて、私たち日本人にはたいそう大仰に感じられたりしますね。
でも本来、仏教はシャカムニ・ブッダが、理解しがたい法を万民になるべく理解しやすいようにと説き始めたものなのだから、
「意味なんてわからないのが当たり前だ」とか「わからなくったっていいんだ」というのはちょっと違うのではないかと思います。
もちろん自分の未熟さゆえに今はよくわからない所があるとしても、わかろうという意志を持つことはとても大切なことだと思います。
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[6] 殿下 さん
2018年11月10日 10:46
まあわからないの利用してきたのが教会やら寺社自身なのかも知れない
だからドイツ語聖書作ったルターは破門された
漢訳経典から当時の日本語に翻訳もあまりされてもなく漢文がわかる公家や武家にしか広まらなかった
鎌倉時代以降和讃が出てきた
[7] 維摩 さん
2018年11月10日 11:40
大本「般若心経」全文現代語訳 河口慧海（かわぐちえかい）師訳
��
私はこのように聞きました。
ある時、み仏は王舎城の霊鷲山（りょうじゅせん）に、お弟子の比丘なる大僧侶と、菩薩の大僧侶たちと、一緒に居られました。
�△修了�、み仏は、実に深い法性を照らして見るという三味に、静かにお入りになりました。
��また、その時に聖観自在大菩薩（しょうかんじざいだいぼさつ）という方があって、最勝智に到るところの、深妙なる行道を完全に見られて、五蘊などの身と心に対して、それらは空であると完全に見られました。
�い修了�、仏の力に依りまして、長老である舎利子が、聖観自在大菩薩に問うて云いました。
もし善男子や善女人がありまして、最勝智の境地に到るところの、深妙なる行道を行いたいと願いますれば、
いかように学んでよろしいかといいました。
��
その時、聖観自在大菩薩は、長老舎利子に次のように答えられました。
��
舎利子よ、もし善男子善女人があって、最勝智の境地に到るところの深妙なる行道を行いたいと願うならば、五蘊などの身や心は皆自性に依って、空であると完全に照らして見るべきであります。
��
このように照見いたしまして、物はそのまま空であると同時に、空はそのまま物であります。
物を離れて空はない。空を離れて物はない。
それと同じく知覚と想像と意行と知識等も空であります。
?
��
舎利子よ、万法の自性は空であって相ではありませぬ。
生もなく、滅もなく、垢もなく、無垢もなく、
減もなく増もありませぬ。
��
舎利子よ、この理由に依って、空にも身もなく、知覚もなく、想像もなく、意行（いぎょう）もなく、知識もなく、眼もなく、耳もなく、鼻もなく、舌もなく、身もなく、意もなく、物もなく、聲（しょう）もなく、香もなく、味もなく、法もありませぬ。
��
それと同じく眼界もないことからして、意界（いかい）もなく、意識界に到るまでもありませぬ。
それと同じく、苦もなく、集もなく、滅もなく、道もなく、智もなく、得もなく、得ないこともありませぬ。
[8] 維摩 さん
2018年11月10日 11:43
��
舎利子よ、この理由によって、菩薩等は得るとことがないからして、それで最勝智（さいしょうち）の境地に到るところのこの法に安住しまして、心に障礙（しょうげ）もなければま亦（また）恐怖もなく、倒（てんどう）の心を遠く離れまして、煩悩を離れましたところの完全な境地に着きます。
��
確かに三世（さんぜ）にあらせられるみ仏たちは、最勝智の境地に到るこの法に依りまして、
無上正真円満（むじょうしょうしんえんまん）の菩提を成就して、
仏陀（ほとけ）となられました。
この所由で、最勝智の境地に到りまする真言、大明の真言、無上の真言、無等と等しい真言はいっさいの苦厄を全滅しうる真言であって、虚妄でないから、真実であるとしるべきであります。
��
故に最勝智の境地に到るところの真実を説きますると、
次の如くであります。
��
（をし） 掲帝（がて） 掲帝（がて） 波羅掲帝（はらがて）
波羅僧掲帝（はらそうがて） 菩提（ぼーぢひ）薩婆（すわー）訶（はー）
��
舎利子よ。大菩薩等は是（こ）のように最勝智の境地に到るところの、深妙の法を行なわねばなりませぬ。
��
その時、み仏は三昧からお起ちになりまして、聖観自在大菩薩に、善い事だ、と仰せられました。
善い事だ、善い事だ、その通りだ、その通りだ、お前の説いた通りに、最勝智の境地に到るところの、深妙の法を修行すべきである。
このようにしていっさいの如来も随喜（ずいき）せられるであろう。
と、このようにみ仏は仰せられました。
��
そうして長老舎利子と、聖観自在大菩薩と、
神と、人間と阿修羅と乾達婆（けんだっば）などの世界の者らが、
み仏のみ教を明らかに賛嘆いたしました。
[9] ７８９１０ さん
2018年11月10日 11:51
>>[8] 維摩さん
大本の「般若心経」については別トピックで取り上げられていますが、小本の「般若心経」として切り取られているものだけを読んだのではなかなかわからない全体の話の流れ・状況がよくわかるようになっていますね。
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[10] 維摩 さん
2018年11月10日 12:32
>>[009] ７８９１０さん
そうでしたか？f^_^;
おっしゃる通り大本を読んで知った上で小品を読んだら背景が判ると思って転載しました
[11] さんだるうっど さん
2018年11月10日 12:48
慧海さんの本は堺の図書館で借りられますので、いくつか読ませていただきました。
ご紹介ありがとうございます。
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[12] 殿下 さん
2018年11月11日 04:17
http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/208342/179901/50226481?page=4
サンスクリットからの直接訳の小本と大本の般若心経比較
[13] モリオバッハ
2018年11月11日 08:42
>>[2] ひらさん
おはようございます。
般若心経は仏教の教えとして、集約化されたエッセンスがまとめれています。
般若心経をはじめ、仏教の全ての経典は、「慈悲心」が表現されているのです。
経典のどこをカットしても、「慈悲心」が診得てくれば占めたものですね！！
経典のどこをカットしても、「金太郎あめ」構造・構成で出来上がっているのですから。
慈悲心が発見（気づく）出来なければ、般若心経をはじめ、仏教の全ての経典を学習（マスター）されても、意味がありません。
合掌・感謝
[14] 道を歩む者 さん
2018年11月11日 09:10
>>[1] 殿下さん
GATEって門、法門は佛道の入り口。素晴らしいですね。
本件テーマ：
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=5343&id=87672828
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