mixiユーザー(id:933656)

2018年11月13日09:55

83 view

スリー!フォー!G trio!

【↑まるでそれは楽しい音楽を伝えるために降臨されたが如く】

コバ・ジュンです。

先日の日曜日、上野恩賜公園まで出かけてまいりました。うはあ、今年何度目だろう。山手線の左側は良く行ってたとしても、なかなか右側には出かける用事がなかったこれまでの人生。しかしこの2〜3年でどれだけこちら側に来ているのか。というのも、ご存知の通りボクの大好きなアーティストであるチャラン・ポ・ランタン関連の皆様方が、この公園で大道芸をやることが多く、さらには公園内にある水上音楽堂においてライブをする事もあったりで、「上野はおいらの心の駅」になってしまっている数年でございます。

フォト


でです。

この日は、恩師公園内にある東京藝術大学、藝大ですよあの藝大、その藝大の「コモゴモ展」というのが開かれていて、在学している皆様の様々な展示(絵画や美術品)やパフォーマンスが行われるということ。そして音楽の披露もあるという。

話は少し遡ります。去る9/8、藝大の学祭である「藝祭」にて、チャランポのフリーライブが行われました。残念ながらボクは行けなかったのですが、皆様のツイートを羨みながら巡回していたところ、ある動画が目に耳に入ってきました。なんだか法被を着た子達が跳ね回って弦楽器を弾きまくっています。そのツイートのキャプションは「藝大の凄いところはこういうところ。今まで屋台で酒を売っていた子達が、いきなり楽器を弾き始めたら、それがめちゃくちゃ凄え」というもの。ほう〜、そうなんだ。じゃあちょっとだけ聞いてみようかな、なーんて軽く聞いてみたらもう一気にトリコ。

https://twitter.com/t_mas/status/1038714177852829696
(↑その時のtwitterでの動画。ぜひご覧ください)

それがボクと「G trio」さんの出会いでした。「G trio(ジートリオ)」、藝大のG、GirlsのG、そして元気のG。藝大在学中の女子大生三人組。なんかオジサンがこう書いてしまうと単なる助平な感じがしてしまいますが、本当に素敵で勢いのある、「また音楽聴き始めて良かった!」と思わせてくれる小娘たち(←敬称)なのでした。

調べたたらライブは割と頻繁にやっているみたいなのですが、今回初めて生で聴ける機会に巡り合い、そりゃ行きますよ行ってしまいますよねえ。というわけで「おいらの駅」である上野に辿り着きました。おっといけねえ、酒を買ってねえぞ。缶ビールぐびー。

場所はすぐに見つかり、その前にタバコをぷかぷかしたかったのですが、ああ上野よ、喫煙所がどれほど探してもないじゃないの。まぁそれは仕方ないので仕方なくはないのですが、そこは世の中のルールに従うことにしますよ、オジサン偉いから。
なんて喫煙所を探して彷徨っていたら、あああ!もうブース前には人だかりが!急いで空いているスペースを探して陣取ります。テント前のステージには、すでにG trioのお三方がおわしておりまして。大人気だなあ。

16:00から予定していたステージは、少し早めに始まりました。11月も半ば近く、気が付けばすぐに真っ暗になってしまいますものね。ああ、あの動画で見た三人が目の前にいる。しかも例のバイオリンとチェロを抱えてだ。

演奏が始まりました。へ?「G線上のアリア」?随分とクラシックで物静かな曲で始まったな…と思った矢先、そこからマイケル・ジャクソンの「スムースクリミナル」へ。「パン!茶!宿直!」ですね。

https://twitter.com/GtrioRMY/status/1061598553196253184
(↑その一曲目をtwitterから)

もうそこからは一気。あの聴いた曲、聴きたかった曲が繰り広げられます。何度も、何度も書いていますが、この三人の素晴らしいところは、とにかく「楽しそうに演奏」というところ。笑顔と元気な声、動きにやられてしまいます。

チェロの森下邑里杏さん、チェロって普通は座って弾くものと思うじゃないですか?でも立って走って動き回るのです。なんだこりゃ(笑)華奢で小さいお嬢さんなのに、そんなことが出来るなんて驚きました。高速低音のその格好よさと言ったら。

フォト


下手側のバイオリン、大島理紗子さん。今回ライブを初めて観て、声を掛けているのが彼女だということが分かりました。「ワン、ツー、スリッ、フォッ!」だったり「も一回!」だったり。そして観客に手拍子を促したり。いわばG trioの核弾頭。とにかく動く動く。でも演奏は見事なものであって。経歴を見て「あああ」と思いました。

フォト


上手側のバイオリン、吉本もえさん。残念ながら来年3月をもってG trioから抜けられるということですが、終演後に少しお話をさせて頂いた所、その大きな夢はぜひとも応援したいものでありました。その夢をぜひとも実現していってもらいたいものです。音楽素人のオジサンが聞いても「素晴らしい!」との技術を持ち合わせていらっしゃるのですから。

フォト



終演後のお三方。

フォト


さらにお疲れのところ、ご一緒に撮影させて頂きました。

フォト


短い間でしたが、アンコールも含め、十分にライブを堪能したのでありました。正直に言えばクラシックのバイオリンは知識を持ち合わせていないので全然分かりません。ボクの好みはクレズマーやバルカン、ジプシーの弦楽器。しかしながら、彼女らが繰り広げる演奏は、そういったジャンルを超越した「誰にでも楽しく伝わる音楽」であり、「ジャンル?ははは!そんな事いう前にまずは聞けよ!スリー、フォー!」と思わされた感じでした。
「音を楽しむ」と書いて音楽。なんてバンドに出会っちゃったんだろう。


上野でひとり、飲みました。その日のライブを思い出しながら。

フォト


フォト


帰り、上野駅のホームにて、外人さんに話しかけられました。

「Excuse me? Who is your favorite singer?」

そりゃもちろん、こう答えましたとも。

「Oh!! I like G trio!!」

(註:本当は「上野駅の中央出口はどこですか?」と聞かれたので「ああ、ここは不忍口の階段なので、もう少し向こうですよ」と返答し「おお、ありがとう」でした)


ではまた。


http://kobajun.webcrow.jp/
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年11月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930