沖縄県の翁長雄志知事が名護市辺野古の新基地建設で埋め立て承認撤回を表明してから一夜明けた28日午前、米軍キャンプ・シュワブ沖では護岸工事がこれまでと変わらず進められた。
K4護岸の南側は30メートルを残してつながっておらず、この日は護岸両端に汚濁防止膜を設置する様子が確認された。砕石投下の準備とみられる。
基地建設に反対する市民は12艇のカヌーを出して抗議の声を上げた。抗議船の船長(63)は、知事の行政指導に従わず工事を進める政府に「彼らは法治国家を繰り返すが、自分たちの都合に合わせているだけ。法の下の公平性や正当性が全く無い」と批判した。
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