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2018年06月17日18:54

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散らぬゆへ/短歌

黒漆の羅(うすもの)の汝(な)は猫抱(いだ)き凪にも揺れる雛罌粟の苑(その)に

歌姫のまとひし帯の凪の夜(よ)の義蘭(イラン)の星(ステラ) 白き躑躅は

異邦人(エトランゼ)汝(なれ)は白雨の 蝶(バタフライ)tie(タイ)をゆるめて抱(いだ)けば異朝(いてう)

散り椿毛氈如く正教のcathédraleの坂染めており

散らぬゆへ躑躅は未練に濡れながら京の禿(かむろ)のため息をきく

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