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2018年05月17日06:43

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シーンの終わらせ方(ふぃあ通2018年4月の「鈴吹太郎のGM講座」まとめ)

FEARが毎月配信しているWEBラジオ「ふぃあ通」(http://www.fear.co.jp/radio/fearradio.htm)に「鈴吹太郎のGM講座」というコーナーがある。
鈴吹社長が講師となり、きくたけ先生やゲストの方を交えてGM講座をするコーナーだ。

今回のテーマは「シーンの終わらせ方」。

いきなり最初から余談(笑)。
FEARのシナリオフォーマットがまだできてない頃、
天羅万象のSSSを出すときに「シナリオのフォーマットを決めよう」となり、
「シーンの結末」をシナリオに入れることになったそうだ。
天羅万象は、話せば話すほどゲーム的にも強くなって楽しくなるゲームなので、
なかなかシーンを終わらせるのが難しかった、らしい。

そんな経緯があってFEARのシナリオフォーマットになるぐらい重要な「シーンの終わらせ方」ですが……。

社長「適切な時間でシーンを終わらせることを意識する。これで8割おしまい」
社長「GMがちゃんとシーンを終わらせることを意識すれば、おおむねそれでいい」

でもそれじゃ面白くないので、具体的なテクニック論に。
今回のゲストは大竹みゆさんだったので、ネタ出しはなく生徒側に回っていた。
なので答えたのはきくたけ先生のみ。

きくたけ先生「魔法の五文字『ではそれで』」
きくたけ先生「そのシーンでやりたいことが終わったなーというタイミングでシーンプレイヤーが何か言ったら『ではそれで。じゃあ次のシーン行きます』と言う」
きくたけ先生「大枠で言うとシーンプレイヤーの意見を求めるってことかな」
社長「俺は『じゃあそれで』かなー」
社長「『ではそれで』ってのは、GMが支配力がある環境、尊敬されてたりするときに使いやすいよね」

社長「必ずいける必殺の台詞『ちょっと長くなったんで、いったん切りましょう』」
社長「この台詞を言って『いやだ!』という人はほとんどいない(笑)」
大竹さん「メタ台詞ってありなんですね。もっとかっこいい台詞とか言わないといけないのかと」
社長「オープニングとエンディングはそう。でもミドルはあっさり切ってしまってもよい」

社長「もう少し抒情的なものもある。でも毎回は使えない」
社長「GMは、無意識に『自分が喋ってシーンを終えようとしてしまう』」
社長「GMは、PCが話したらそれに返事をしないと思っている。これは当然」
社長「だから、このテクニックは意識的に行わないといけない」
社長「つまりPCが何か台詞を言ったところで『と言ったところで、シーンは終わります』と言う」
社長「主人公はシーンプレイヤーなので、『かっこいい台詞ですね。そう言ったところで、シーンは終わります』でも可」

最後におまけ。

社長「エンディングで必ず締まるのは『と言ったところで、カメラがパンして青空が映ります』(笑)」
社長「NOVAとかだと、『カメラがパンして街の全景が映ります』とか」

ざっくりまとめは以上。
いつになく具体的な台詞が多いが、よく聞いてみるとあまり中身のない内容(笑)。
社長が最初に言った「終わらせることを意識すればほぼ問題ない」ってのがその通りだと思う。
「これをやったらこのシーンはもういつでも終わらせてよい」って条件をGMがちゃんと意識するのが一番重要。

多用すると白けちゃうテクニックではあるけれど、
フィロスはシーンを始めるときに「このシーンは○○をするシーンだから」と言って始めたりすることもある。
参加者全員で「シーンを終わらせる条件」を共有することで進行を楽にできたりする。
(これ前回書いたな。。。)


あとテクニックではないからまとめから漏れたのだけれど、大竹さんが
「PLの方がベテランだと、自分がいいと思うタイミングでシーンを切っていいのか迷う」
「この素敵なやりとりをもっと聞いていたい。もしかしたらもっといいロールプレイがこの後されるかもしれない」
と言っていた。
聞きながら「あるある〜」と思った(笑)。
別にPLがGMの言うことを聞かないとかではなく、「今自分がいいと思ったタイミングが正解かどうかわからない」ということはとてもよくある。
そのセッションにおいては「必ずGMが正解」なのだけれど、そんなことはわかってる上で、自信が持てないことはよくある。

最近フィロスも比較的TRPG歴が長い方になってきたので、
自分がシーンプレイヤーだったら、上記テクニックを使って
「(自分の台詞の後に)じゃあ、これでシーンを終わらせてくれると嬉しいです」
「(自分の台詞の後に)といってシーンから退場しようとします」
ていう感じで、PL側からシーンを終わらせたいという要望を伝えるようにしようかな。

自分がシーンプレイヤーじゃないときはさすがにできないけど(苦笑)。
でも終わらせ方がスマートだったら、みんな真似してくれるかもしれないよね!

え、そもそもそのシーンでやりたいことが終わったかどうかわかるのかって?
GMに「もうシーン終わってもいい?」って一言聞けばいいんじゃないかな(笑)。


ということでシーン進行するうえでとても重要な「シーンの終わらせ方」の話でした。
これは仲間のGM経験者とも語り合ってみたいテーマだなぁ。

次回は「シーンプレイヤーの扱い」。

テーマがアバウトすぎて何話すのか想像できないけれど……。
「シーンプレイヤーから登場させる(またはその逆にシーンプレイヤーを最後に登場させる)」とか
「シーンを終わるときはシーンプレイヤーの言動で終わらせる」とかかなぁ?
あとありそうなのは
「ミドルフェイズのシーンプレイヤーの回数はPC番号が違っても同じぐらいにする(PC1にはストーリー的なシーン、ボスの情報とかはPC2以降に渡して均等にする)」
とかかしら。

ちょっと想像できないので、次回も楽しみですね!
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