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2018年05月01日01:13

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第11回【混沌の迷宮】ゲームブックリプレイ

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※ここより先はゲームブック【混沌の迷宮】のネタバレを含んでいます。ご注意ください。

ぜろです。
ゴブリン商人ボグウェストの店。ありったけの情報を得ようとしましたが、途中でビリビリの赤子捕獲に向かったところ、情報収集はそこでストップしてしまいました。
情報不足を感じながらも、危険なカオス・マスターの部屋を避けたつもりが、入った先は魔術師の書斎。
この部屋のことはまだ聞けていませんでした。暗い闇の底に危険な罠が待つのでしょうか。

【シルス 技術点10 体力点17 運点14】


●アタック02-8 魔術師の書斎
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ここは魔術師の書斎。
役立ちそうなものも多くあるかもしれないが、同時にどんな仕掛けがあったものかわかったものじゃない。
慎重に調査を進めよう。

本棚がある。机がある。床には紙やら本やらが散らばっている。
どこから調べるかと聞かれたら、そりゃあまずは床に散らばったものからだな。
最も最近調べられたものに違いないし、そこに罠を仕掛けるということもなさそうだ。

散らばっていたものは、なんと魔法の巻物だった!
異国魔法という。
ここには5つの巻物があり、意外とかさばるため2つまで持っていくことができる。
<動物操り><怪力><助言><障壁><見せかけの老い>の5つだ。
巻物を開くことで効果を発揮するが、1回しか使うことができない。

実は異国魔法というのは、別作品【水上都市の祭日】【闇の森を抜けて】に登場する魔法である。
48種類の魔法が3文字のアルファベットで示されている。これを聞くとピンとくるかもしれない。
そう、ソーサリーの魔法システムのオマージュなのだ。
ここの巻物は3文字のアルファベット表記にはなっておらず、名前が示されるのみである。少し確認すると、確かに対応する魔法があるようだ。

俺はじっくりと吟味し、地味に役立ちそうな<助言>と、面白い展開が期待できそうな<見せかけの老い>を持っていくことにした。

次は机の引き出しを調べる。
鍵がかかっていたため、開けるには技術チェックが必要だ。
サイコロ2個を振った結果は10。ギリギリぴったり成功だ。
さあ、技術チェックをさせてまで開けた引き出しだ。いいものが入っているに違いない!

かくして中には、炎の巻物、癒し薬、金貨2枚が入っていた。
あまりの実入りに逆に怖くなってくるな。

ここまできたら、最後に本棚も調べておくか!
魔術師の書斎なだけにどこに危険が潜んでいるかわからないと言いつつも、結局全部調べる俺であった。

本棚を探ると、運だめしを求められた。しまった罠か!
やはり一ヶ所は罠が隠されていたのか。
しかしここはとってもラッキーマンな俺の本領発揮。俺の運点は14点!
どうがんばっても失敗できない!
しかもこんな時に限ってサイコロ2個の出目は2。もうどうしていいかわからんほどの大成功だ。

結果、本棚に罠などはなく、興味深い本を見つけた。
「肉兵士製造室における操作手順書」。

これを見れば、肉兵士製造室の装置の動かし方がわかる。そして持っているビリビリの赤子を使えば、電源を入れることができる。
つまり、俺にも肉兵士を作ることが可能になる。

【ミラー・ドール】に続いて、命をもてあそぶ側に立ってしまいそうな嫌な予感はぬぐえないな。

結局、罠はなにひとつなく、役立ちそうなものばかりが大量に手に入った。
俺は魔術師の書斎をあとにしたのだった。


●アタック02-9 オークの受難

奥に部屋が続いていたようだ。
次の部屋ではオーク兵が部屋の隅でふるえている。
オークであれば、友情の証、オークの指輪の出番だ。くらえ! トモダチ光線!!
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オークは安堵の表情を浮かべ、俺の手を取る。

「た、助かったべ。英雄がやられて、オラもうどうしたらいいだか……」

このオークの名はグルルフ。オークの英雄グレードンとともに行動していた。
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城塞を探索中に、大食らい虫という巨大な怪物に襲われ、英雄は右腕を食いちぎられてしまったという。
グルルフは必至に逃走し、恐ろしい肉の塊がいる浴場に出たという。

「それが、隣の部屋、おっがねえだ」

どうやらここからも、カオス・マスターの浴室に通じているようだな。

それにしてもオークの英雄グレードンのことは気になるな。
おそらく彼が名刀『桜吹雪』を持っているはずだ。
大食らい虫に腕を持ってかれたとなると、『桜吹雪』は、大食らい虫の体内にある可能性がある。
これは覚えておく価値はありそうだ。

オーク、グルルフは俺と行動をともにする元気はなさそうだ。
特に、カオス・マスターの部屋に行くなんぞと言った日には絶対ついて来ることはないだろう。
俺は食料を少しわけてやり、彼と別れた。

さて。
カオス・マスターの部屋に行くか、別の扉を開けるかの選択ができる。
いずれ行かねばならぬとわかっているカオス・マスターだが、今回は準備不足感が否めない。
必要以上におそれすぎだろうか。しかしこれまでさんざん恐ろしさをあおられすぎて、行くのが怖くなっちゃってるのだ。

そして俺は、別の扉の方を選んだのだった。
まず他の道を選んでおいて、いろいろ準備を整えた後に戻って来れるかもしれないし、ね。

次回、氷柱に閉じ込められたエルフを救おうとしたら無残なことに。

【シルス 技術点10 体力点17 運点14→13】


■登場人物
サルス 最初の挑戦者。ロリコン疑惑。白の魔法使いとの因縁に決着をつけるため旅をしている。
シルス 新たな挑戦者。運点が14点もあるとっても! ラッキーマン。
フキ 地下城塞の脅威の目撃者で依頼人。ひたむきではかなげでけなげな少女。
白の魔法使い 原初の時代から生きながらえた混沌の魔術師。魂をコントロールする力を持つ。
カオス・マスター 白の魔法使いの最高傑作。変幻自在。白の魔法使いの弱点を知っている。
グルルフ 便宜上命名したオーク兵。元ネタがモンスターメーカーとわかったあなたはかなりの通。
グレードン 同様に便宜上命名したオークの英雄。名刀『桜吹雪』の所持者。


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ゲームブックリプレイ【混沌の迷宮】目次
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