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2018年03月14日22:16

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捜索登山?の法師山

3月13日

前日に相方が日帰りで法師山〜大塔山の縦走に行った。
だが、帰って来なかった。
携帯は圏外で繋がらない。
一応非常用にエマージェンシーシートや非常食は持って行ったが・・・
滑落?道迷い?
もしかしたら林道でタイヤがパンクしてそのまま車中泊したのかもしれない。それならまだいいが・・・

何か連絡があったら・・・と思い、飲まないでいる。
明日早朝に登山口まで行ってみよう。
タイヤがパンクとか、鍵が無くなって・・・なんてことならいいけど・・・
どこかでビバークになっているかな。
朝方は冷え込みそうだ。
と、ぬくぬくのストーブがついた部屋でコタツに入って考える。

しかし眠れない。
結局ウィスキーのお湯割りを飲んで10時半に布団に入った。
あ〜〜〜、今年初の禁酒日にはならなかった。

うつらうつら眠ったが、目が開くと1時48分。
ここで時間計算をする。
うちから登山口まで3時間。コンビニなどに寄ると3時間半。
今の時期6時には明るくなる。
よし、起きよう!

本来なら私はこの日藤原岳の孫太尾根にセリバオウレンとセツブンソウを見に行く予定でザックはパッキングしてあった。
途中コンビニに寄ったり、道路が通行止めで迂回路を使ったりして、登山口には6時半過ぎに着いた。
相方の車があり、中を見るとザックはなくまだ下山していないようだった。

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相方は法師山から登り、時間によっては大塔山を登らないで下山する予定だったので、下山するほうの大塔山に登るほうから行くことにした。
まずは大塔山の登山口まで林道を行って、場合によっては登らず、遭難救助を要請しようかとも思った。

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登山口まで行くと、やっぱり稜線まで登ってみようと思った。
かなりの急登だが、気がせくので必死に登る。
途中何度も「ヤッホー」と大声を出す。
稜線に出る。

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ガイドブックの下りで1時間の所を1時間で登った。

多分大塔山には登っていないだろう。
何かあったとしたら法師山への稜線上ではないだろうか。
一度歩いたことがあるが痩せ尾根だった。
ここで初めてスマホのヤマレコのGPSを使ってみることにした。
スマホは先月末に買ったばかりで使い方がイマイチわからなかった。
電池が減るといけないと思いここまでは電源を切っていたのだ。

縦走路に入って少し行くとすぐに急な下り、そして登りが出てきた。
古いロープはあるができるだけ使わずに木の根をつかんで登った。
ここで落ちたら大変だ。
もしかしてここから滑落したのだろうか?
下を見、声を上げるが姿も見えないし声もしなかった。
私より相方のほうがこういうところは得意だから落ちることはないだろう。
その後も大声を出したり、下の方を見たりしながら歩いた。

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法師山まで半分くらいになったところでスマホを見ると、相方からのメールが来ていた。
昨日道を間違えビバークをし、今大塔山にいるとのこと。
ほっとする。
では、大塔山に登る途中でビバークしたのだろうか?大塔山に登らず縦走路に入ったから会わなかったのだろうか?
ビバークするくらいなら大塔山に登らず下山すればいいのに・・・と思う。
だが、安心した!
それからは普通の登山気分になった。
法師山に向かうことをメールする。

法師山の登りで安川林道から登って来た男性と会った。
平日で誰にも会わないと思ったのでびっくりした。

法師山からの展望は素晴らしかった。
近くに大塔山、そこからの歩いて来た縦走路が見える。
やはりアップダウンの多い道だ。

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先の男性と少し話をする。
彼は神奈川から仕事で新宮まで来たので、ネットで検索して法師山に登ったそうだ。
いつもはクライミングが主で普通の登山は久しぶりだそうだ。
で、どうして法師山にしたかと言うと・・・

法師山山頂には以前大きな反射板があった。今は撤去されたが、その跡の大きなコンクリートの壁が残っている。
グーグルマップでこれを見た男性は岩壁かと思って登ろうと思ったらしい。

その人に私がここに来た理由を話した。
相方が無事だということを知って喜んでくれた。
人と話したことで私の緊張感も緩んだ。

ということで写真を撮ってもらえた。

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下山中にバイカオウレンが咲いている場所があった。
登っている時は写真を撮る余裕もなかった。

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下山すると相方の車がまだあった。

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詳しく聞くと大塔山への稜線のあの大きなギャップのあたりで、巻き道に見えるトレースがあったらしい。
それであの急登は登らず巻くのかと思い下ってしまったらしい。
沢近くまで下ってしまいビバークし、今朝から別の尾根から大塔山に登ったそうだ。
かなりの急な登りもあったらしい。
本来ならすぐに気づいて戻るべきだっただろう。

家族が山に行って予定になっても帰らない場合、普通はどうするのだろうか。
すぐに捜索願を出すのだろうか。
もう一日待つのだろうか。
探しに行くにしても誰かと一緒に行ったほうが良かっただろうか。
じっと待つのが苦手でせっかちな性分なのですぐに行ってしまったが。
最初は車を確認してから通報しようかとも思ったが結局登ってしまった。
無事だったので問題なかったが・・・
いろいろ考えた。

紀伊半島の低山は侮れない山が多い。
入る人も少ないし。
今回初めてスマホでヤマレコのGPSを使ってみたが、やはり安心だと思った。
GPSと地図の両方で確認しながら歩いた。
GPSオンリーはどうかと思うが、地図と併用して安全な登山を続けたいと思った。

ということでホワイトデーの今日、チョコにワインがプラスされていました。

う〜〜〜ん、これだけじゃ済ませないぞ!!!

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