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2018年03月09日19:37

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無暖房・無冷房・無結露 究極断熱の家を作る 山本順三2012

http://unohideoblog2013.seesaa.net/article/368344459.html

これは 今日読んだ本への「反論」を書いてるページ。

「無暖房・無冷房・無結露 究極断熱の家を作る」
さくら舎 山本順三 2012年 8月発行

セルローズファイバーは、新聞紙にホウ酸を7%混ぜて作った断熱材。
吹き込み式で詰めるので隙間が出来ない。

断熱材としては 非常に重いのが特徴で、
家全体が重くなり、防音性能が高く、強風に強いそうだ。

山本氏が請け合うのは、西日本の範囲内の話。
北海道こそ この断熱材が向いているのだが、
さすが、北海道だとストーブ1つ位は要るということか?


冷暖房が わずかで済むという家は 以前2つくらい聞いた。

1つは、暮しの手帖に載った 確か北海道の家で、
床下に蓄熱層であるプールを作り、夏の間に温めて
冬に放熱する方式だったと思う。
(20年前くらいの話)
窓は南側だけに大きいのを作る。

2つ目は、無垢材の板を落とし込む壁で作る方式。
板は乾燥して縮むので、何年か経ったら補てんする。


暮しの手帖は、カーテンの断熱を高めるために、
上部にはカーテンボックス、裾は接地すること。
カーテンの厚みは余り関係無いと指摘。
とにかく、空気の動く隙間を作らないこと。

これは、山本氏も力説していて、カーテンボックスは高価だから
上部に共布を垂らすだけでも良いと書いている。

何でも、アメリカには、毛布みたいに厚い生地もあるそうだ。


そして、何と、アメリカにはアルミサッシを禁止している州が
24もあるという。

アルミサッシであっても、日本の標準である「引き戸」は隙間が多い。
欧米の開き戸方式は、密閉度が はるかに高い。


本の後半には、防音の話が出てくるが、
渡辺昇一氏が ずっと、同居人のラジオに悩まされた話が出てきて、
いたく共感した。(父親、寮の学生)

最近は、図書館でも子供の声に悩まされる頻度が増えて、
騒音公害の話が身につまされる。

ここ5年ほどは、渡辺氏の父上のように耳の遠い親のテレビの音に
苦しんだから、いやはやもう何だか、悟りの境地。

漱石も、大学では図書館の係り員の話し声、
授業中は、犬の鳴き声、家では、隣家の学生の音読の声に悩んだ。

山本氏は、イビキ、トイレの水洗の音、二階の足音などが
聞こえる家は落第だという。
私は、こういう音の全くしない生活は、
何だか、居るのかいないのか、生きてるのか分からないので
不安になる気がする。


うちも、以前住んでた家はグラスウール、今の家はミラフォームと、
いろいろ後悔する断熱材を使っている。
グラスウールは、添加される接着剤が難点で、
発泡スチレン系は、低温発火時に青酸ガスが出るそうだ。

グラスウールは切断する時にチクチクする繊維が不快だったし、
(これは、夫と私で施行。40代で若かった)
板の形状の断熱材は、隙間なく充填することが難しい。

また、皮膚に接触した時に感じる体感温度は計り様がないらしい。
それで、無垢材と他の材との比較は し難い。
材自体の温度は 全く同じでも 触れた時の温度は全く違う。
ま、密度の違いと言えば そうだけど。

外断熱の箇所が よく分からなかったので、もう一回読もうか。
あまり黴臭さに悩まされたことは無いので ピンと来ないのかな?
(うちは、床のコンクリートの一部が結露して黒カビが生えるが)

過乾燥も 高湿度も良くない。
うちは、湿度が問題かな?
窓の結露は ほとんど無いのだが、梅雨時は、エアコンを使ってしまう。

山本氏は、外が0度でも、朝、無暖房で家の中は15度あるべきだと力説。

うちは、8度〜10度くらいかな?2階は、6度くらいだ。
カーテンもいい加減だし、壁をいじくる前に やる事があるな。
プチプチは、外の景色が見えなくなるのが欠点。


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