mixiユーザー(id:19500344)

2018年02月25日22:28

166 view

出会いに感謝の釈迦ヶ岳

まだどこか雪山に行きたいなあ〜〜〜
行こうと思っていた高見山は雪も霧氷も期待できそうにない。
大峰の釈迦ヶ岳は雪は減っただろうか。
最近のレコはない。
去年は2月初めに雪は多かったけれど一緒に登ったマイミクさんのおかげで山頂に立てた。
今回は一人、無理のない所まで登ろう。
早朝から歩きたいから車中泊にしよう。

2月24日

小仲坊に着く。
下山するころには五鬼助さんもいらしているだろう。

フォト


いつもよりワクワクする。
雪はどのくらいあるだろう。
山頂に立てるかな。

フォト

フォト

フォト

フォト


二つ岩に着く。

フォト


今日2本目のバナナでパワーチャージ!!

フォト


二つ岩を過ぎると段々雪が多くなる。
このコースはトラバースが多いんだよね。
嫌なんだよねえ〜〜〜
トレースはあるようなないような・・・
下のほうには嫌って言うほどテープがあるのに、上に行くとあんまりないのよね。
無雪期なら問題ないけど。
欲しい所に無い!試されているのかな。

フォト

フォト


ここはまだトラバースのはずだ。
登る所ではないけど・・・

あっ、向こうに階段がある!
でもあそこに行くにはこの急斜面っぽい所を下らないといけない。
嫌だなあ〜〜〜
もうちょっと行きやすいルートがあるんじゃないかな?

フォト

フォト


下にはちょっとトレースがある。
下りてみよう。
トレースは5歩分くらいが残っているだけだった。

ああだこうだと考えながら登ったり下ったり。
これって下るときに迷うんじゃないの?
迷走トレース一杯つけちゃったよ!

やっぱりここからあの階段に行こう!
何だ、大したことないじゃない。
無駄にトレース付けて、疲れちゃったよねえ〜〜〜
階段に着くとちょっとほっとする。

フォト


標識がある!
間違いないね!!

フォト


はあ、もう11時。
4時間以上たったなあ〜〜〜
疲れたよねえ〜〜〜
どうしよう。
稜線の太古の辻までは行きたいと思ったけど、ここから先が急できついのよね。
で、登って下って・・・
下りで私の迷走トレースに迷わないかしら?
下山を考えたらもう下ったほうがいいんじゃないかな。

うん、戻ろう!

10分くらい戻ると・・・
あらっ!登って来る人がいる!
「お〜〜〜い!」声をかける。
嬉しかった!!!ほっとする。

「とりあえず太古の辻までは行こうと思います。」
「じゃあ、私も!!」

一人じゃ嫌だけど行く人がいるなら行こう!!

「いやあ、もっと人が入っていると思ったんですよ。トレースもしっかりあると思っていました。あなたのトレースがなかったらここまでも来ませんでしたよ。」
奈良から来たというその方は冬の釈迦ヶ岳は初めてだそうだ。

フォト


その方のトレースを使ったり自分で新たなトレースを付けたり。
人と一緒になったことで気持ちに余裕ができた。
急斜面は中々登れない。
上がらない足を必死に上げる。
2本のストックを横に揃えて上の雪を押さえる。
去年の赤坂山、釈迦ヶ岳、銀杏峯などでの雪山経験を思い出す。

後少し。
青空に向かって登って行く姿を追う。

フォト


太古の辻に着く。
やった!!!
ここまで来られた!

フォト

フォト


風が強い。
ここはいつもそう。
雪はほとんどない。

12時を回っている。
私はここまで。
奈良の方もここまでにすると言う。

太古の辻の下には美しい雪面が広がっている。
「ここまで来ないと見られない景色ですね!」

フォト

フォト

フォト

フォト


急な斜面はシリセードで下る。そんな余裕も人がいるからこそ。

フォト


「一人の雪山は不安になりますね。」その方が言う。
「そうですよねえ〜〜〜。」
出会えてよかった!!出会いに感謝!!!

小仲坊に着く。
奈良の方はそのまま下山する。
私は行者堂に無事の下山を報告、感謝の般若心経を唱える。

小仲坊に声をかける。
「おっ、あのお嬢さんだよ。」声がする。
五鬼助さんが出てくる。
しばらくお話する。
ジン君はかなりのおじいさんになっていて全然吠えないのがちょっと寂しい。
前はいつも吠えられたのにね。

フォト

フォト


車止めゲートに戻る。
奈良の方がまだいらした。
お互いにお礼を言って別れる。

ありがとうございました。
二人共一人だったら太古の辻まで行けなかっただろうな。
これがご縁ですね。

まだ雪があるときにお釈迦様に会いに来ます!

19 16

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する