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2018年01月24日17:46

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三遊亭兼好 三遊亭萬橘二人会 “おかしなふたり”

三遊亭兼好 三遊亭萬橘二人会 “おかしなふたり”
新宿文化センター小ホール

行ってきましたー!

東京は大雪の夜。
大雪警報が出て、職場も16時退社を呼びかけられる中、
主催のツイッターで確認すると「雪になんてまけるか!」。
予約制だったら中止だったかもしれないけど、発券してる会ですしね。
同僚には「落語会?中止じゃないの?噓でしょ?」と言われつつ、
定時まで仕事をして、
混み合う電車を1本やりすごし無事会場へ。
旦那Tは休日で、混雑と逆なので、問題なく到着。

とはいえ、19時開始予定が10分遅れで始まりました。
雪で到着が遅れている方がいるためとのこと。
たしかに前の席が空席でした。
帰りを考えて来ない方も多いでしょう。

三遊亭まん坊「転失気」
挙動不審な目線と口調。
まる顔で若々しい容姿が小坊主然として噺にぴったり。

三遊亭萬橘「らくだ」
だらっと出てきた。メガネかけてる。
マクラ中にメガネ拭いてる。ははは。
兼好さんがまだ来ていない。
「明治神宮前です。間に合わないかも。今日は独演会でよろしく」
みたいなメールがきたと。そこで一部拍手が起こりましたが
「かたくなに拍手をしない方もいらっしゃる。
 いや、来ますよ、きっと。すごいのを兼好さんにやってもらいましょう」。
兼好さんに憧れて普段から着物を着ているけど今日は雪の中大変だった。
愛知のとよかわの生まれだけど、笑いなんてないところ。
でもふぐの肝の件で、店長が「肝に命じます」って言ったのを聞いて
シャレがわかるやつが愛知にいるんだと見直した。
千駄木に住んでて、なじみの居酒屋のボタンの話。
自分は飲めないけど、酒呑みはおもしろい、すきなんです、って話から。
「らくだー、らくだ。らくだー、いねえのかぃ」
まじか!
わーい、らくだだー。
「ちょうのめ」を「ちょうざめ」といい間違い笑う萬橘さん。
しかしそれをずっと活かして「ちょうざめのぱんじー」になってた。
わはは。
屑屋がらくだを背負わされるところで、ひやっとした感触が伝わった。
変な液が垂れてるのも。
最初は「死んだら仏です」みたいなこと言ってた屑屋も、
3杯目でがくっと酔っぱらって、
「ひどいめにあった」とけなしまくる。
ほんで、大家が煮しめ届けにきて、
「だいたい、こんな煮しめで、酒が呑めるか。
 魚屋へ行って、まぐろの刺身でもあつらえろ。よこさなかったら、
 死人のカンカンノウだ!!」

約70分

仲入り

「みなさん、間に合いました!」とアナウンスがあり、拍手喝采。

三遊亭兼好「干物箱」
ぱっと明るく。
マクラでは今日の顛末。
町屋から乗車してすぐ止まる仕草がおもしろい。
で、池に、美しく氷が張ってゆく描写からの、娘の目。わはは。
父に世間話をしようと言われ、
花魁との世間話を妄想する若旦那、おもろいー。
それでもう若旦那がどういう人かそっくりわかりました。
各々がくっきり分かれていて、仕草も楽しく、
本人が楽しんでやっているように見えるところがまたおもしろかった。

21時10分終了

ほんとは
それぞれ二席ずつ、って謳ってたのですが、
事情が事情で一席ずつに。

20代30代2割、
50代以上7割、ってとこでしょうか。
こんな日に集まったってことで、なんとなくアットホームな雰囲気。

小さめの体育館とか舞踏会場のようなところに
椅子がずらっと並べてあります。指定席。
高座中は、客席の照明が少し落ちました。
そのせいか、高座にいる人の表情がくっきり見えた。
2列目中央だったこともあり、見る、という意味でも楽しめました。

萬橘さん。
おもろいわー。
爆笑なら兼好さんに軍配が上がる。
けど、なんかなー、おもろいなー。
最初の「らくだー、らくだー」って声の張り方が、とても耳に残ってる。
らくだやってるときはメガネはずしてたな。
汗もいっぱいかいてたな。
後半がどんどんよかった。
そんなに笑いどころがある噺とは思えないのですが、
笑いも多く、飽きさせない。
旦那Tは「うまい。おもしろい。毒舌っていい。らくだ聞けてうれしい」
とご満悦で何より。

帰りはふかふかの雪を踏みしめ、
人も車もとてつもなく少ない新宿を歩き、
コートは吹雪で真っ白になりつつ、
水浸し状態ですかすかの電車に乗車。
最寄り駅の居酒屋はどこも開いていたので、
熱燗と、鶏のあぶり、カレー南蛮など食べて(ふぐはなかった)、
酔っぱらう前に帰りました。


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