mixiユーザー(id:1433863)

2018年02月04日13:15

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後々トラブルの匂いしかしない、

最近よく見るCMで、リバースモーゲージ、と言うのがある、
個々の商品?名称はわからないのだが、
要は住んでいる住居を担保に入れ、
借入金をし、支払うのは利息分のみで元本の返済はしない、
借入人が死亡した際、担保となっている住居を差し出す事で返済完了とする、
と言う商売なのだが、

このCMを見る度、将来のトラブルの匂いがして仕方ない、

この商売の利用者側のメリットは住みなれた家に住み続けられること、
通常の借金と違い元本を返さないので支払い額そのものは少なくて済むこと、
日々の生活費の不足分などを補てんする目的に合致する要素があり、
年金生活者などには善い、と思う点があるのはわかるのだが、

今、日本は長かったデフレがようやく終わりをむかえ、
これから地価が上がる可能性が出てきたと思うこのタイミングで、この商法、

そもそも担保に入れて元本を返してなければ、
死亡時、金融機関が担保を差し押さえるにしても、
いったいいくら借りていたら差し押さえるのだろうか、

仮に5000万の物件があり、それを担保に入れて契約したなら、
極度額はいくらになるのか?
借り入れている金額が不動産の価格に遠く及ばない金額で、
死亡した場合も差し押さえるのであれば、
この商売は実においしいと言える、

地価が上がり担保の金額が増えたとしても、
借り入れられる極度額が締結後、増額はしないだろう、
つまり地価が上がれば上がるほど取り分が増える商売だ、

しかも貸し出す金額は極度額を上限にすればよく、
金利分のみの返済とは言え、その金利は通常の不動産ローンと違い、
借り換えなどの対処が難しく、金利は金融機関の裁量が大きい、

ウチが一番疑問を持っているのは、
借入金が評価額に遠く及ばない段階で死亡した場合、
遺族と不動産の相続でもめる可能性が高い、
仮に差し押さえる権利が金融機関にあったならば、
極度額との差額はどう補完するのだろう、
その金額を差し押さえる捕捉に支払うとしても、
評価額の査定は金融機関に委ねばならず、
利用者側の利する可能性は低く思えてならない、

ウチがこの商売を知って思うのは、
金融機関の知識層はこれから地価が上がる、と見ているな、と、
地価上昇の期待を込めて、住居を抑えておきたい、
そのための貸し出しであり、一括して返済が出来ないようにするための金利分だけの返済、
そう考えると実にしっくりくる、

このサービスを検討されている方には耳触りな日記だと思うが、
不動産の取得や売却を検討はしていないが、
ウチとしては取得するのは善く、売却は益が少なくなる可能性が高いと思う、

ま、取得するだけの資金ないんですけどね。
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